予測と現実 | ミッチーの有限の中の無限

徳島県の太陽光発電所が売電開始してから3年。

大分県の太陽光発電所が売電開始してから2年半。


ここで、

購入前の当初の収支予測と現実で

どの程度乖離があったか

過去2年分の情報をシェアします。

とりあえず

発電量の経年劣化によるシミュレーション値は無視しますが。


法人の決算月が6月なので

6月で区切りますが、

まずは徳島県の発電所。

年間予想発電量、30,713kwhに対して・・・


2015.07~2016.06までの発電量は

26,385kwh(85.9%)。

2016.07~2017.06までの発電量は

31094kwh(101.2%)。


大分県の発電所は

年間予想発電量、56,743kwhに対して・・・


2015.07~2016.06までの発電量は

54,872kwh(96.7%)。

2016.07~2017.06までの発電量は

57,553kwh(101.4%)。


徳島の発電所の2015.07~2016.06までで区切ると

-14%とだいぶ乖離してますが、

それ以外は

だいたい予測に近い発電量になりました。


太陽光発電は

日照時間のデータや実例も豊富なので

収支予測やリスクの予測もしやすいですが、

風力発電はなかなかそうはいきません。


太陽光の場合、

日陰がない事を前提に

高低差による日照時間の影響もないし、

設置場所の距離が数km変わっても

太陽の照る時間はさほど変わりません。


しかし風の場合は

距離が近くても地形や周囲の環境によって

だいぶ風速が変わる。





風況のデータも確実性が低いし

予測の難しさが難点。

ピンポイントの予測や計測も困難。

環境省の風況マップ、NEDO、3TIER、MASCOTなど

それぞれの風況マップでだいぶ風速が異なります。

この中ではMASCOTが一番信頼性高いとの事ですが。


業者さんの選定も難しい。

各社の風況データ元の違い、

機種の違い、メンテナンスの違い

シミュレーションの違いなどで

比較が困難。

単純にシステム価格と利回りだけでは

比較検討できません。


小型風力発電については

業者さんのセミナーで勉強、ヒアリングしたり、

同じ参加者の方と情報交換したり、

書籍読んだり、ネットで情報収集したり、

前向きには検討している段階なのですが、

なんせ実例がまだ非常に少ないため、

不確実性要素が多いのが現実です。


今年は小型風力発電、

もっと活発になると思ってたのですが、

現段階では開発&販売業者さんでさえ

まだ探り探りの状態ですし、

案件も少ないです。


小型風力発電の先発組として

積極的に導入したい気持ちはあるのですが、

情報の乏しさや

予測より大きく乖離する事があるのを前提に、

事業として、どこまでリスクとれるかに尽きるのかなぁ。


その前に、

融資が受けられなけば

そもそも導入できないのですが。


あ~誰か

3700万円貸してくれないかなぁ?(^^)


一応ダメ元で

ノンバンクに融資の仮申込しましたが、

審査通る確率限りなく低い。


これまで多額の融資実績もありますし

返済実績も積み重ねてきましたし

もちろん金融事故も一度もありません。


金融機関から見たら

今のところ

僕は金貸せば必ず返す優良者です(^^)


ただ、

実例の少ない風力発電の案件というのと、

単純に融資金額の大きさ、

僕の事業規模の小ささや年収や自己資金の低さ、

残債など総合的に判断して

あきらかに通る自信ないのですが(^_^;)