毛穴レスローションを塗ると、塗った手がポカポカします:毛穴縮小、美白、リフトアップ実現します | 青山ヒフ科クリニック院長Dr.亀山のオフィシャルブログ

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表参道にある青山ヒフ科クリニック 院長 亀山孝一郎のブログです。

潤いのなる引き締まった毛穴とアンチエンジンエイジング作用を発揮するローションを作ろう

そう思い開発したのが、毛穴レスローションです。

 

ビタミンCをイオン導入すると瞬時に毛穴が閉じる ひとがいるくらいです。

僕はビタミンCを含むカクテルビタミンの注射で毛穴が閉じます。

実はビタミンCがなぜ毛穴が閉じるのか?まだよくわかっていないのです。

日本語だけでなく、世界中の英語の論文を検索しましたが、確固たる論文はないのです。

 

ただメカニズムは推定できます。

ビタミンCはインターロイキン1α(IL1α)どの炎症を起こす

サイトカインの基礎レベルや紫外線照射後の分泌を抑えることは報告されています。

実は皮脂分泌に伴い毛穴の出口ではIL1αの分泌を伴う

自覚症状のない炎症が正常人でも常に起きています。

毛穴の出口でない部分でも、メラニン産生に伴いIL1αが分泌され、

シワ、タルミなど顔全体の全体の炎症老化が起こることは僕がすでに報告しました。

 

そして炎症は皮脂の分泌を促進することが報告されています。

すなわちビタミンCは炎症を抑えることで皮脂分泌を抑えている可能性が推定されます。

また、皮脂分泌が低下するとそれを餌とするアクネ菌が低下します。

その結果アクネ菌が産生するリパーゼという皮脂を分解して炎症を起こす酵素も低下し、

益々炎症反応は低下し皮脂分泌も低下します。

 

皮脂腺細胞はゼロから、皮脂を合成するのではなく、血液中の中性脂肪をとりこんで、

皮脂としてエネルギーをあまり使用せずに皮脂を合成するのです。

ビタミンCは食事でとりこんだ血液中の中性脂肪をミトトンドリアに取り込んでATPとして

僕らが生きていく上でのエネルギーとしています。

ですからビタミンCは皮脂の原料である血液中の中性脂肪を燃焼させてしまい

皮脂を減らしている可能性もあります。

 

ここから毛穴レスローションの話です。

ビタミンB群は、ミトコンドリア内で脂肪を分解する反応を円滑に進行させます。

ですから毛穴レスローションを開発するにあたり、ビタミンC、ビタミンB群

そして、リコカルコンAという植物エキスを配合しました。

この成分は、皮脂分泌を抑えて、アクネ菌を殺菌し、リパーゼをも抑制して

細胞膜の成分であるリン脂質を分解して炎症を起こすフォスフォリパーゼを抑制します。

 

また眼に見えない皮膚の炎症を抑え、皮脂分泌だけでなく炎症老化を抑制するオリゴノール、アーティチョークなどの

抗炎症作用を発揮する植物エキスや炎症を起こす蛋白分解酵素を抑制する物質も配合しました。

一度使用すると、毛穴感がなくなり肌がすべすべになるのにびっくりすると思います。

 

僕は夜寝る前に外用するのですが、顔にたっぷり塗ったとき、手のひらや指にも当然ローションがつきます。

その結果、ベッドの上に横になると、手のひらと指がポカポカするのです。

ポカポカは10から20分程度継続します。

この状態が数週間継続しています。

気のせいかと思い、夜間眼が覚めたときに、顔、手に塗ると再び手のひらがポカポカします。

手を見ると、手が赤くなっています。

 

強力な血流増加作用、代謝促進を持つように設計しましたが、これほどの効果を持つとは

自分でもびっくりです。

塗り始めた当初は手の平や指がポカポカすることはありませんでした。

どうも集中カクテルコースを受けてからこのポカポカが出てきたようです。

顔は塗り始めた当初、ポカポカというより血流が増加している感じ、代謝が促進している感じがありました。

今は、ポカポカより、瞬時に肌のハリの増加を感じます。

あとビタミンB3を内服を開始した時、数日間、ピリピリ感を伴う肌の赤みが生じました。

これは皮膚のランゲルハンス細胞がビタミンB3受容体を持ち

プロスタグランジンが放出されるためといわれています。

いわゆるナイアシンフラッシュと呼ばれるものです。

上の図はナイアシンフラッシュが出たときのものです。

 

現在ナイアシンフラッシュは出ませんが、内服後は

全身の血流が軽度増加するのが実感できます。

診療中も全身がポカポカして、肩こり、腰痛もありません。

視界が明るくなった気がします。

長い時間論文を読んでも頭が、ボーっとすることも少なくなりました。