おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

なに、なさってんですか126 畦直し 私の代で農業は終わり

2014年04月15日 00時00分00秒 | 農業

写真1 手にスコップ、足は畦の男性農業者。春、日曜日


写真2 モグラ穴多い畦 これを写真1の男性農業者が修復


写真3 新住宅建設が続く、都市圏農村。写真右に写真1の男性農業者


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 本日2014年03月16日は春の日曜日。
 兼業農家が田や畑に出ると思われる。

 予想どおり、田にトラクターや人が出ている。
 その一人、耕土を畦に上げる男性、手にスコップ(写真1)。

 現場に着き、なに、なさってんですか。
 次のようにご教示。
   そろそろ、田んぼに水を入れるので、畦を直している
   特にモグラの穴が多く、上から踏み塞いでいる。
   (見ると、畦にモグラ穴が多い。写真2)
   穴は隣なり田んぼの畦へ続いている。

   水は井戸でなく、用水路の水をポンプでひき入れる。

   (耕すのは息子さんですか、と筆者が質問)
   (少々強い口調で)息子はしませんよ、私です、
   私の代で終わり、農業は。
   (ご本人は1946年・昭和21年生まれ)

 すなわち、農業後継者のいない兼業水稲農家、これが宅地化進行農村(写真3)の現実。
 原因は何か、かつての地租改正・地主小作制・農地改革・連合国占領政策・食管制度・高度経済成長などの光と影を思う筆者。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年03月16日 撮影地:埼玉県幸手市


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