世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

オコゼ・オニオコゼ

2014年08月23日 08時09分40秒 | Weblog
オコゼ(オニオコゼ)

【語源】
オコゼの呼び方は「痴ずく(おこずく)」からきている。
「痴ずく」とはズキズキ痛むと言う意味。オニオコゼは
背びれのとげの間の皮膜に猛毒があり、刺されると激痛
を感じる。



【旬】
旬は夏。夏から晩秋にかけても美味い。


         オコゼの唐揚げ

【うんちく】
オコゼ類で唯一食用とされているのはオニオコゼ。
姿の悪さはすさまじく、「御伽草子」では好物のオコゼを見
て、我が身をなぐさめる「醜女(しこめ)」の山の神も登場
する。



また、300年以上前に書かれた「本朝食鑑」には、時化(しけ)
で漁ができない時は山の神が好物とされるこのオコゼを供え、
「風が穏やかに、波が静かで、釣網の便あらめしたまえ」と祈
れば時化がおさまると記されている。

姿は醜いが非常に美味しい魚と言うのは、今も昔も変らぬ様。
また、漢字では「虎魚」(おこぜ)とも書く。

「夏のフグ」とも言われ、関西では代用品として夏場に食される。

水深200mよりも浅い砂泥底に住み、甲殻類や小魚を食べる。
産卵期は初夏。




【ブランド・産地】
ブランド化はされていない。本州中部から東シナ海沿岸まで
生息している為、特別な産地もない。九州・瀬戸内産が多く
流通しているようである。


        オコゼの姿造り

【産地ならではの漁師料理】
見た目は悪いが味が非常に良い。主に、刺身・唐揚げ・天ぷら、
煮物などで賞味されるが、漁師さんは一味違う。

まず、身は刺身で食べ、頭とキモを大事に取っておきます。
頭をダシに味噌汁をつくります。(この時、身を少し入れると
尚、美味しい。)
キモはかるく塩をし、10分程おいた後、ちょっと火で炙(あぶ)
ってから味噌汁へ・・・・。炙ったキモの風味が味噌とよく合う。

お酒の後に最高です。



【栄養と効果・健康】
超低脂肪・低エネルギーの白身魚。たんぱく質が豊富なので
さっぱりとしている割に濃厚な旨味がある。

ミネラルでは、血圧を下げるカリウム・活性酸素を分解する
マンガンを多めに含んでいる。

ビタミンでは、貧血を防ぐビタミンB12が多め。



    オコゼの天ぷら



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       オコゼの潮汁







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