パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

勝負の予想

2018年02月16日 08時17分01秒 | 徒然なるままに

「(オリンピック)なかなか金がとれませんねえ」
ある人が言った
「日本人だけが努力してるわけじゃないし、それぞれに背負ってるものもあるし
挫折を乗り越えてるだろうから、神様のさじ加減ひとつだね、きっと」
「ほんと、そうだよね、風があったりなかったり」

こんな会話をしてたら不意に「柔」という歌の歌詞を思い出した
「勝つと思うな 思えば負けよ 負けてもともと、、、」
昔から変な歌詞だと思っていた
奥ゆかしいかもしれないが、勝負事にこんな態度で臨むのは良くないのではないかと
今の感覚からすれば、勝負は勝つことを自ら信じて気合を入れて臨むというところ
大相撲での仕切りをしている間に集中の度合い・気合がたかまっていくのがよく分かるし
たいがい集中しきったほうが良い結果を引き寄せる
多分外国でも、勝つことを念頭において勝負に望むことは多いだろう
やる前はみんな、勝つ!と言い切る

昔、ラジオで中日ドラゴンズ対読売ジャイアンツの試合の勝敗の予想を聞いたインタビューがあった
答えた人はドラゴンズを応援する人、、でも答えは「きっと巨人」
この様に答えた人は、少なくなかったと記憶している
勝つと信じていて負けるとショックが多いので、その時のために淡い希望しか持たないようにしている
それが精神衛生上に良いと思っているのだろうと勝手に想像した
そして中部地区の人はこういうタイプの人が多いのだろうと

ところが、これを阪神ファンの人に聞いたらどう答えるだろうかと考えた
実際にそうしたインタビューはあったかもしれない
「巨人と阪神と、今回の試合どちらが勝つ?」
毎年Bクラス、優勝の夢などはゴールデン・ウィークであっという間に消え去ったような弱い阪神の時代でも
「そりゃあ、勝つのは阪神に決まってる」
たしかそのような答えが多かったような記憶があるし、なんとなく彼らならそう言いそうなイメージがある
関西人は、中部地区の人のような弱気なことは言わない
実際は地区で人の性格が分かれているなんてことはなく、個々の性格の違いなんだろうが
イメージとしてはこう思い込んでいる方が面白い(本当かどうかは別にして)

さてテレビを見ながら応援してるひと
どんな予想をしながら見てることやら
(自分は人間ドラマを過剰に演出するテレビには辟易するので結果だけ見てる)

 

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