連休2日目...。予報では午前中あまり良い天気ではなかったはずだが、なんと大きく青空が広がり爽やかな秋空...。この天気で家に燻ってるわけにいかないだろうと、イベント情報から「上ノ国八幡宮例大祭“御徒士(おかち)行列”」を見つけ、「よし!! これだ!!...」と急ぎ車を走らせる...。
“御徒士行列”は、「松前藩が、始祖の地である上ノ国の人々に敬意を表し、祭りの時だけ住民に裃(かみしも)を身につけ武士の格好になることを許したことに由来するもの」とある。この情報だけを頼りに、上ノ国八幡宮に到着すると既に境内には行列に参加する人たちが羽織袴姿で出発を待っている...。
彼らは「やきたり隊」といい参加者は20人ほど。打ち合わせを聞いていると、隊長からの訓辞は「今年は一人の脱落者もなく神社まで戻ること...」だという。聞くと、行列は町内一巡で12,3kmほどを約5時間かけて歩く...。なんか聞いているだけでどんな行列なんだろうとワクワク感がこみ上げてくる...。
午後1時、神職のお祓いを受け、御神酒をいただいていよいよ出発...。天狗姿の猿田彦命に付き従い、陣笠を被り、刀を下げた隊長を先頭に2列で「やあー!!」「来たりー!!」と勇壮な掛け声を発しながら、上ノ国の先人たちの誇りを思い起こさせるように一歩ずつ左右の足を高く上げ進んでいく...。
独特の足裁きだが、意外に揃って格好がいい...。「練習したの?...」と訪ねると、「新人も何人かいるが、境内を出るまでには前の人のやり方を見ていればわかるんだ...」といっていたが、そうなのかも知れない。
行列は、町内をくまなく練り歩くが、途中で住民の方々は沿道にテーブルを出しお酒と料理を用意して待っている...。飲み物は、お酒やビールに缶酎ハイ、料理はイカめしやサンドイッチ、煮染めにスイカなどの果物ほか、「やりきた隊」にちなんでか「やきとり」も用意されており、これがまた人気がある...。
一軒一軒立ち寄りお酒を飲み干す「やきたり隊」...。1時間ほど行列に付き合わせてもらったが、その時点で既に酔っぱらい「もう酒はいらない!!...」と根を上げ、足下もおぼつかない感じだが、隊長の「まだまだ、これからだぞう!!...」の声に立ち上がり“御徒士行列”は進む...。
ここで、最初に隊長からの訓辞「今年は一人の脱落者もなく神社まで戻ること...」の意味がわかった...。神社に戻るのは午後6時頃、「やあー!!」「来たりー!!」の掛け声を聞き飛び出してくる住民の方から「お疲れさん!!」「ありがとう」の声援を受けながらも、神社に戻るまで足はあがるかなあ...、「がんばれ、やりきた隊!!」と一声かけて後にした...。
ところで、この伝統行事“御徒士行列”は昭和40年代に一時途絶えたそうだが、昭和55年頃に氏子さん達の熱意で復活、それ以降伝統をつないでいるという。道南地方にはこんな珍しい伝統行事が沢山あるが人口の減少に伴って継承が難しく、特に祭りは子ども達が主役、その子ども達が少なくなって祭りが盛り上がらないという話を各地で聞く...。
今日のお祭りも、“御徒士行列”のあとに御神輿を引く子ども達、また町内会が用意した華やかな「蛭子山」「信廣山」の2台の山車を引く子ども達はお祭りを楽しんでいるように見える。ただ「昔は、こんなもんでなかったんだあ...」との住民の方の声も耳にした...。
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“御徒士行列”は、「松前藩が、始祖の地である上ノ国の人々に敬意を表し、祭りの時だけ住民に裃(かみしも)を身につけ武士の格好になることを許したことに由来するもの」とある。この情報だけを頼りに、上ノ国八幡宮に到着すると既に境内には行列に参加する人たちが羽織袴姿で出発を待っている...。
彼らは「やきたり隊」といい参加者は20人ほど。打ち合わせを聞いていると、隊長からの訓辞は「今年は一人の脱落者もなく神社まで戻ること...」だという。聞くと、行列は町内一巡で12,3kmほどを約5時間かけて歩く...。なんか聞いているだけでどんな行列なんだろうとワクワク感がこみ上げてくる...。
午後1時、神職のお祓いを受け、御神酒をいただいていよいよ出発...。天狗姿の猿田彦命に付き従い、陣笠を被り、刀を下げた隊長を先頭に2列で「やあー!!」「来たりー!!」と勇壮な掛け声を発しながら、上ノ国の先人たちの誇りを思い起こさせるように一歩ずつ左右の足を高く上げ進んでいく...。
独特の足裁きだが、意外に揃って格好がいい...。「練習したの?...」と訪ねると、「新人も何人かいるが、境内を出るまでには前の人のやり方を見ていればわかるんだ...」といっていたが、そうなのかも知れない。
行列は、町内をくまなく練り歩くが、途中で住民の方々は沿道にテーブルを出しお酒と料理を用意して待っている...。飲み物は、お酒やビールに缶酎ハイ、料理はイカめしやサンドイッチ、煮染めにスイカなどの果物ほか、「やりきた隊」にちなんでか「やきとり」も用意されており、これがまた人気がある...。
一軒一軒立ち寄りお酒を飲み干す「やきたり隊」...。1時間ほど行列に付き合わせてもらったが、その時点で既に酔っぱらい「もう酒はいらない!!...」と根を上げ、足下もおぼつかない感じだが、隊長の「まだまだ、これからだぞう!!...」の声に立ち上がり“御徒士行列”は進む...。
ここで、最初に隊長からの訓辞「今年は一人の脱落者もなく神社まで戻ること...」の意味がわかった...。神社に戻るのは午後6時頃、「やあー!!」「来たりー!!」の掛け声を聞き飛び出してくる住民の方から「お疲れさん!!」「ありがとう」の声援を受けながらも、神社に戻るまで足はあがるかなあ...、「がんばれ、やりきた隊!!」と一声かけて後にした...。
ところで、この伝統行事“御徒士行列”は昭和40年代に一時途絶えたそうだが、昭和55年頃に氏子さん達の熱意で復活、それ以降伝統をつないでいるという。道南地方にはこんな珍しい伝統行事が沢山あるが人口の減少に伴って継承が難しく、特に祭りは子ども達が主役、その子ども達が少なくなって祭りが盛り上がらないという話を各地で聞く...。
今日のお祭りも、“御徒士行列”のあとに御神輿を引く子ども達、また町内会が用意した華やかな「蛭子山」「信廣山」の2台の山車を引く子ども達はお祭りを楽しんでいるように見える。ただ「昔は、こんなもんでなかったんだあ...」との住民の方の声も耳にした...。
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