正月行事のひとつで古いお札や縁起物、正月飾りなどをたき上げ、無病息災を祈る“どんど焼き”(焼納祭)...。今日、函館市内の各神社で行われた。
我が家の〆飾りや一年間お世話になったお守りなどを袋に詰めて、氏神様の亀田八幡宮に持ち込み、境内の一角に設けられた「忌床(いみどこ)」の燃え上がる炎の中に投げ入れ、無病息災を願い手を合わせた...。
“どんど焼き”の風習は全国各地で行われているようだが名前もそれぞれ、時期は15日の小正月が一般的のようだが、なぜか道南地方は松飾りの飾る最後の日7日に行われている。“どんど焼き”の煙を身体に浴びると1年間病気になりにくいとの言い伝えもあって、煙の方向に行き手を合わせる姿も見られる...。
ところで、境内では氏子さんから度々「どんど焼きは一年間お守り頂いたお札お守りや〆縄を焼納する行事です。日本の伝統行事を守り伝えるためビニールやプラスチック類ははずして焼納頂きますようご協力を...」とマイクで呼びかけていた。
にもかかわらず、大きな袋の中には古い年賀状やお供え、人形などを持ち込み係の方に窘められる人も見受けられ、挙げ句の果てにビニール袋を捨てていく人もいたが、“どんど焼き”は日本にとって昔ながらの伝統行事、キチッとルールやマナーを守っていつまでも続けてほしいもの...。