Shinsekai Market, Naniwa Ward, Osaka City
さてさて、ワタクシは大阪市浪速区の新世界にやって来て、新世界市場という古びた市場にやってまいりました。
昨日のブログに書いたように、ワタクシはここで「笑撃の光景」に出くわしたのでありました。
新世界市場は今年で101年目を迎える古い商店街でありまして、写真を見ればわかるように、寂れた商店街であります。
昨今はどこの商店街も大型店舗に圧され、多くのお店がシャッターを下ろしたままで人通りも少なくなっています。
そんな商店街に活気を取り戻そうと、100周年だった昨年、電通の若手クリエイター達が各店舗のポスターを制作し、それが店舗の前に掲げてあるんですよ。
ではでは、笑っていただきましょう。
お茶のお店には「おっ茶ん」の文字が…。
大阪の男性は「おっちゃん」という言葉を好み、「あのなぁ、おっちゃんは若い時は男前やってん」というように、おっちゃんは主語にも使われます。
でも、「おっさん」と呼ぶとオッチャンは怒髪天をついて怒るのです。
鶏肉やのポスターは鶏肉を食べた「魚がギョ、ギョ、ギョ」でありました。
歯が吹っ飛んだ魚の絵がリアルですなぁ。
新世界といえば串カツの「ソースの二度漬け禁止」ですが、洗濯道具を売るお店のポスターは「パンツの二度履き禁止」でした。
この言葉も「ソースの二度漬け禁止」のように、広く流布するのでしょうか。するわけないがな!
老舗の洋菓子屋さんはバースデーケーキの宣伝に「ろうそく90本もってこい!」でした。
90本のろうそくの火を、このおじいちゃんが吹いて消したら卒倒しそうですなぁ。
同じ洋菓子屋さんですが「若い頃の嫁 このぐらいの感触やったわ」と書かれてありました。
ワタクシにはこれが真実かどうか、確かめるすべはありません。
布団屋さんのポスターはちょっと切なく、哀愁を帯びたものになっておりました。
「お客さんは神様やっていうけど うちの常連さん 半分ぐらいは仏様になってもうたなあ」。
笑いつつも切なく涙が流れてきそう…これぞ藤山寛美の芸に通ずる、大阪の笑いの王道ですがな。
今回見たポスターの中で、ワタクシ一番のおすすめはこれです。
「半分閉まってる? 半分開いてるからええやないか!」ですよ。
シャッター通りとなった商店街の開き直り? いえいえ違います。このポジティブシンキングこそが大阪人なのです。
ちなみにこの商店街の合言葉は「買わんでええから 見に来てや」なんですよ。
新世界に行く機会があれば、ちょっと覗いてみてください。
蛇足ですが、商店街のオッチャン、オバチャンは、みんな超フレンドリーなコテコテの大阪人でありました。
使用したカメラ:FUJIFILM X-E1
何も知らずに入った商店街で、こんな面白いものに出会えるとは思いもしませんでした。
私が大好きな大阪弁に「いちびり」という言葉があります。
「ふざける人」「調子に乗る人」というようなニュアンスなのですが、そこには「憎めない」「どこか可愛い」という意味も含まれます。
ここの商店街のポスターなどは、まさに「いちびり精神」そのものです。
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さてさて、ワタクシは大阪市浪速区の新世界にやって来て、新世界市場という古びた市場にやってまいりました。
昨日のブログに書いたように、ワタクシはここで「笑撃の光景」に出くわしたのでありました。
新世界市場は今年で101年目を迎える古い商店街でありまして、写真を見ればわかるように、寂れた商店街であります。
昨今はどこの商店街も大型店舗に圧され、多くのお店がシャッターを下ろしたままで人通りも少なくなっています。
そんな商店街に活気を取り戻そうと、100周年だった昨年、電通の若手クリエイター達が各店舗のポスターを制作し、それが店舗の前に掲げてあるんですよ。
ではでは、笑っていただきましょう。
お茶のお店には「おっ茶ん」の文字が…。
大阪の男性は「おっちゃん」という言葉を好み、「あのなぁ、おっちゃんは若い時は男前やってん」というように、おっちゃんは主語にも使われます。
でも、「おっさん」と呼ぶとオッチャンは怒髪天をついて怒るのです。
鶏肉やのポスターは鶏肉を食べた「魚がギョ、ギョ、ギョ」でありました。
歯が吹っ飛んだ魚の絵がリアルですなぁ。
新世界といえば串カツの「ソースの二度漬け禁止」ですが、洗濯道具を売るお店のポスターは「パンツの二度履き禁止」でした。
この言葉も「ソースの二度漬け禁止」のように、広く流布するのでしょうか。するわけないがな!
老舗の洋菓子屋さんはバースデーケーキの宣伝に「ろうそく90本もってこい!」でした。
90本のろうそくの火を、このおじいちゃんが吹いて消したら卒倒しそうですなぁ。
同じ洋菓子屋さんですが「若い頃の嫁 このぐらいの感触やったわ」と書かれてありました。
ワタクシにはこれが真実かどうか、確かめるすべはありません。
布団屋さんのポスターはちょっと切なく、哀愁を帯びたものになっておりました。
「お客さんは神様やっていうけど うちの常連さん 半分ぐらいは仏様になってもうたなあ」。
笑いつつも切なく涙が流れてきそう…これぞ藤山寛美の芸に通ずる、大阪の笑いの王道ですがな。
今回見たポスターの中で、ワタクシ一番のおすすめはこれです。
「半分閉まってる? 半分開いてるからええやないか!」ですよ。
シャッター通りとなった商店街の開き直り? いえいえ違います。このポジティブシンキングこそが大阪人なのです。
ちなみにこの商店街の合言葉は「買わんでええから 見に来てや」なんですよ。
新世界に行く機会があれば、ちょっと覗いてみてください。
蛇足ですが、商店街のオッチャン、オバチャンは、みんな超フレンドリーなコテコテの大阪人でありました。
使用したカメラ:FUJIFILM X-E1
何も知らずに入った商店街で、こんな面白いものに出会えるとは思いもしませんでした。
私が大好きな大阪弁に「いちびり」という言葉があります。
「ふざける人」「調子に乗る人」というようなニュアンスなのですが、そこには「憎めない」「どこか可愛い」という意味も含まれます。
ここの商店街のポスターなどは、まさに「いちびり精神」そのものです。
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でも、半分空いてるからええやないかがやっぱり一番かな
。
大阪と東京と、同じ日本でもずいぶん違いますね。
☆P
大阪らしさが表現されている
楽しいポスターですね(*^_^*)
応援です☆~
気質は大阪人のままのようです
未だに神戸の言葉を話しませんし、いちびりが大好きです
逆境の時こそ、
ユーモアを忘れたくありませんね
全部のお店に入るわけじゃなし・・・
そうよね~・・・
おはようございます!
>電通の若手クリエイター達が各店舗のポスターを制作し、それが店舗の前に掲げてあるんですよ。
「おっ茶ん。」はいいですよね~。
それにしてもさすがは大阪だけのことはある言葉がならんでいて思わず微笑んでしまいます(^^)
ポチッ!
いろんなお店ごとに個性があって楽しめますね(*^_^*)
今日は忙しいので
申し訳ありません
応援のみで失礼します
ですよね。
でも商店街は最近寂びれていますね。
沢山のギャクにウフ・・・
ですが90歳のお爺さんの意気込み凄いですね。
楽しい商店街ですね。このポスターの素敵なこと。
デパートなんかじゃ味わえない、「人」がここに
いますね。いってみたいです!ポチ
それにしても、あの新世界までが、シャッター街になってしまいそうだとは・・・寂しいですねえ。
でも、紹介して頂いた各店舗のポスターは、大阪的センスで、ユニークで素晴らしいです!
思わず、頑張って!と、応援したくなります。