Naramachi Town, Nara City, Nara Pref.
さてさて、4月に入って雨天や曇天が多いのですが、先週末の土曜日は久しぶりに晴天の週末となりました。
ワタクシ、この日は三重県の伊賀上野に行こうと思い、西名阪自動車道を東へと向かっておりました。
ところが、高速道路に入って15分もしなうちに大渋滞になりました。法隆寺ICの先で自動車事故があったようで、車が前に進みません。
これでは伊賀上野に行くのは大幅に遅れそうになるので、急遽予定を変更しまして奈良県奈良市へと向かうことにいたしました。
興福寺と猿沢池…This is 奈良ともいうべき光景ですが、やはりこの光景を見ないわけにはいきませぬ。
4月になってから週末はいつも雨か曇りでした。休日に久々に青空を見た気がします。
ではでは、気持ちのいい青空の下、奈良の町を歩くとしましょうかね。
猿沢池から南へ向かいます。モノクロやセピア色が似合う古い町並みを歩いて行きます。
猿沢池から5分ほども歩けば、今回の目的地に到着いたします。
この界隈が奈良町と呼ばれるエリアで、今日は予定を変更して奈良町を歩くことにいたしました。
奈良町というのは、奈良市の中心市街地南部に位置する、歴史的町並みが残る地域の通称でありまして「奈良町」という行政地名はないんですよ。
奈良町を歩くと多くの民家に「身代わり猿」が吊るしてあります。何度かこのブログに書いたのですが、やはり身代わり猿の説明をせずにはいられません。
身代わり猿は庚申(こうしん)信仰に由来しています。庚申信仰は、江戸時代に民間信仰として庶民にひろがりました。
言い伝えによると、人の体の中に三尸(さんし)の虫がいて、庚申の日の夜に人が寝ているあいだに体から抜けだして、
天帝にその人の悪事を告げにいき その報告により寿命が決まるというんですよ。
そこで、人々は六十日に一度回ってくる庚申の日は、寝ずに「庚申さん」を供養して悪事が伝えられないようにしたんですな。
今では徹夜の風習はなくなったのですが、庚申さんのお使いの猿をかたどったお守りを身代わり猿として軒先に吊るし、
家の中に災難が入ってこないようにしているんです。家によって釣り下がっている猿の数が違うのは、その家の家族構成で数が決まるからなんです。
よく飛騨高山などの「さるぼぼ」と間違える人がいますが、さるぼぼは「猿の赤ちゃん」という意味で、 災いが去る猿)、家内円(猿)満になるなど、
縁起の良い物とされ、お守りとしても使われているんです。身代わり猿とは全然別モノなんですよね。
ではでは、奈良町を歩くとしましょうか。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T1
庚申信仰は江戸時代に全国各地に広まるのですが、これは信仰が広まったというよりも
60日に一回、大っぴらに夜更かしして飲食が出来るということが庶民にとって大きな喜びだったのでしょう。
農民なんて酒を飲むことも、贅沢な食事をすることも禁じられていたのですから、60日に一度の庚申の日はさぞかし楽しみだったはずですね。
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さてさて、4月に入って雨天や曇天が多いのですが、先週末の土曜日は久しぶりに晴天の週末となりました。
ワタクシ、この日は三重県の伊賀上野に行こうと思い、西名阪自動車道を東へと向かっておりました。
ところが、高速道路に入って15分もしなうちに大渋滞になりました。法隆寺ICの先で自動車事故があったようで、車が前に進みません。
これでは伊賀上野に行くのは大幅に遅れそうになるので、急遽予定を変更しまして奈良県奈良市へと向かうことにいたしました。
興福寺と猿沢池…This is 奈良ともいうべき光景ですが、やはりこの光景を見ないわけにはいきませぬ。
4月になってから週末はいつも雨か曇りでした。休日に久々に青空を見た気がします。
ではでは、気持ちのいい青空の下、奈良の町を歩くとしましょうかね。
猿沢池から南へ向かいます。モノクロやセピア色が似合う古い町並みを歩いて行きます。
猿沢池から5分ほども歩けば、今回の目的地に到着いたします。
この界隈が奈良町と呼ばれるエリアで、今日は予定を変更して奈良町を歩くことにいたしました。
奈良町というのは、奈良市の中心市街地南部に位置する、歴史的町並みが残る地域の通称でありまして「奈良町」という行政地名はないんですよ。
奈良町を歩くと多くの民家に「身代わり猿」が吊るしてあります。何度かこのブログに書いたのですが、やはり身代わり猿の説明をせずにはいられません。
身代わり猿は庚申(こうしん)信仰に由来しています。庚申信仰は、江戸時代に民間信仰として庶民にひろがりました。
言い伝えによると、人の体の中に三尸(さんし)の虫がいて、庚申の日の夜に人が寝ているあいだに体から抜けだして、
天帝にその人の悪事を告げにいき その報告により寿命が決まるというんですよ。
そこで、人々は六十日に一度回ってくる庚申の日は、寝ずに「庚申さん」を供養して悪事が伝えられないようにしたんですな。
今では徹夜の風習はなくなったのですが、庚申さんのお使いの猿をかたどったお守りを身代わり猿として軒先に吊るし、
家の中に災難が入ってこないようにしているんです。家によって釣り下がっている猿の数が違うのは、その家の家族構成で数が決まるからなんです。
よく飛騨高山などの「さるぼぼ」と間違える人がいますが、さるぼぼは「猿の赤ちゃん」という意味で、 災いが去る猿)、家内円(猿)満になるなど、
縁起の良い物とされ、お守りとしても使われているんです。身代わり猿とは全然別モノなんですよね。
ではでは、奈良町を歩くとしましょうか。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T1
庚申信仰は江戸時代に全国各地に広まるのですが、これは信仰が広まったというよりも
60日に一回、大っぴらに夜更かしして飲食が出来るということが庶民にとって大きな喜びだったのでしょう。
農民なんて酒を飲むことも、贅沢な食事をすることも禁じられていたのですから、60日に一度の庚申の日はさぞかし楽しみだったはずですね。
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奈良市内もレトロで素敵な街並みですね。
「身代わり猿」、聞いたことありましたがお写真で見るのは初めてです♪
P☆
奈良の代表的な風景ですね。
この石段で小学6年生の時の
修学旅行の写真を撮りました。
今でも持っていますよ。
ポチ♪
そして「吊るし雛」も遠目に似た形をしていますね
どの信仰にも無縁な育ちですが
地方の信仰を興味深く感じております
60日に一度の祭りなら周期が短くていいですね
62歳 独身の甥です ビックリです
明日から再開します
宜しくお願いしますね ポチ(*^^*)
今年は週末になるとお天気が崩れてましたもんね~♪
身代り猿、初めて聞きました。
そんな由来があったんですね。
★
新緑がキレイな季節になりましたね。
身代わり猿の風習、今でも続いているのも
趣きがありますね。
☆~
深大寺に限らずこちらではワンコと一緒に
お参りできる神社やお寺は多々あります。
皆さん、マナーを守っているからこそ
家族として受け入れてもらえるのでしょうね。
三宮から阪神電車で直通で70分!ができてから
奈良は行きやすくなりました。
近鉄奈良駅に着くと、まず興福寺、猿沢の池、そしてならまちで食事をし、ぶらつき。。。がお定まりのコースになりつつあり(^^ゞ
西国巡礼ではまた違った奈良にも出会えましたが・・・
水面に映る景色のゆらぎの美しさに目と心が釘づけになりました。
セピア、モノクロとならまちはぴったりですね。
>よく飛騨高山などの「さるぼぼ」と間違える人がいますが
はい、間違っていました(^^ゞ
さるぼぼは家にぶら下げていますが、
奈良のもさるぼぼと同じだと思っていました。
(身代わり猿)なのですか~
改めて、(さるぼぼ)を見ると、全く違うものなのに
どうして同じものと思っていたのでしょうか
素晴らしい景観ですね~。
映り込みも、綺麗です♪
身代わり猿には、そんな意味があるんですね。
ふむふむ・・・と、じっくり読ませていただきました。
勉強になります♪ 凸
農民の人達はこの夜は飲んで騒いで
日頃の苦労を忘れる楽しい日だったのでしょうね。
この人形も可愛い形をしていますね。
猿沢の池・・懐かしいです。
奈良町いいですね。
すごく好きですよ。
前回の奈良行、奈良ホテルに泊まったので、このへん、毎日歩いてました。
☆P