車検整備-I 様 日産 エクストレイル(NT31) ATF交換やTAS学習など | フリークのブログ

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自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

車検をご用命頂きありがとうございました<(_ _)>


車検整備の内容を、写真付きで解りやすく紹介しております。
整備の内容だけでなく、同時にお車の状況を把握する事も出来ると思いますので、
ぜひ、最後までお付き合い下さい(^^)


◆◆お願い◆◆


本文中に専門用語なども出てまいります。
理解しにくい内容になってしまうかも知れませんが、
解説付きのだらだらと長い文章になる事を避ける為、
専門用語の使用についてはご理解下さい。
なるべく解りやすくお伝え出来る様、努めてまいります<(_ _)>


◆◆◆◆◆◆◆


それでは説明に移らせて頂きます。





まずはリフトで上げてタイヤを取り外し、各所点検を行います。




 
信号待ちなどでブレーキを踏んで停まっている時に、
アイドリング回転が不安定になるとの事でしたので、
お客様と相談の上、スロットルバルブクリーナーを施工させて頂きました。

写真は施工前。

スロットルバルブの周辺にカーボン汚れが見えます。



 
WAKO’Sのスロットルバルブクリーナーを使って、
スロットルバルブ&スロットルボディーを掃除します。

エアダクトを外しての作業となりますので、エンジンチェックランプが点灯しますが、
その対策は下の方で。

他の作業を次々進めて行きます。




 
CVTフルードの交換もご依頼頂きました。
まずはCVTフルードの抜き取り。
合わせて、CVTフルードストレーナーの交換もお勧めし、快諾頂きました。

CVTフルードは黄色みがかった感じの色で
新品のエンジンオイルの様な飴色です。




 
CVTフルードのフルードパン(オイルパン)を取り外します。




 
CVTフルードパンです。
発生してしまう鉄粉を吸着する為に、
強力な磁石が2個、貼り付けられています。




 
鉄粉がびっしりと引っ付いています。




 
フルードパンも磁石も綺麗に掃除。




 
ドレンプラグも取り外して、パッキンを新品に交換。





取り外したCVTフルードストレーナーです。
内部のフィルター部分に鉄粉が見えます。

こちらが下向きに装着されています。



 
CVTフルードストレーナーを上から覗いた所。
こちらのフィルターにもゴミが。





 
新品のストレーナーに交換です。




 
バルブボディーも出来る限り掃除をしておきます。





 
充填するのは純正のCVTフルードです。

余談ですが、

『 フルード 』 とは、それぞれの性能を持たされて、合成して作られた液体です。
つまり、オイル(油)ではありません。

「ATF」も、
オートマオイル
ではなく、
「オートマチック・トランスミッション・フルード」 です。

「ブレーキオイル」も、
正確には
「ブレーキフルード」です。

通称名の方が通っているので、
お客様への内容説明の際に「オイル」と言わせて頂く事もありますが・・・。




 
CVTフルード交換が終わったら、
次は、交換をご依頼頂いていたデフオイルの交換です。

こちらは、「オイル」です(笑)





排出プラグを取り外し、古いデフオイルを抜き取ります。





 
こちらも機械的に鉄粉が出てしまう構造の為、
排出プラグの先端に磁石が装着されています。

磁石に付いた鉄粉を綺麗に掃除しておきます。




 
新しいデフオイルは、一段上にある注入口から注入。
溢れてきたら、規定量充填済みという事です。




 
ドライブベルトから、チュルチュルと音が出ていました。
著しい劣化までは確認出来ませんでしたが、
ベルト裏面は錆が付着して茶色く変色。
ベルトの山部分の先端も、小さなヒビが入りつつあります。
新品に交換させて頂きます。




 
新品のドライブベルトに交換です。




 
オートテンショナーにて、適度な張りが与えられます。




 
さて、エンジン始動。
エンジンチェックランプが点灯したままになっています。



 
診断機を接続。
エアフロの信号が小さすぎるらしいです。
そりゃまぁ、
取り外していた訳ですから(^_^;)





その他に異常が無い事を確認して、
フォルトメモリーを消去します。





スロットルボディーの洗浄を行っているので、
TAS学習をしなくてはいけません。

スロットルバルブの全閉状態などをコンピューターに再学習させて、
アイドリングの安定を図ります。

秒数をきちんと守らなければ、学習モードには入ってくれませんが、
慣れれば簡単です(^^)




 


最後に。

右のテールレンズの一部(最下部)がボディーと若干の干渉を起こし、
ボディーの塗装が小さく削られていました。

左右の取付位置を確認しても、
右の方が少し奥に入っている様でしたので、
右側テールレンズの、一番下の爪の先端にのみ、
写真の様な厚めのOリングを装着しました。
(当初、1ミリ弱のスペーサーを付けてみましたが、
 左側と比べて明らかに浮いてしまった為、Oリングに変更です)

これで様子を見てみて下さい。


上記交換部品も含め、今回の車検で交換した部品や作業した箇所は、


 ・エンジンオイル交換
 ・オイルドレンパッキン交換
 ・オイルエレメント交換
 ・ブレーキフルード交換
 ・ドライブベルト交換
 ・スロットルバルブクリーナー
 ・TAS学習
 ・CVTフルード交換
 ・CVTフルードストレーナー交換
 ・CVTフルードパンパッキン交換
 ・リアディファレンシャルオイル交換
 ・シャーシブラック塗装


以上となります。


交換を必要としなかった部品につきましても、
各所点検・調整・清掃・グリースアップなど行っております。


今回の車検ご請求額は ¥ 136,000- です。 
   (内、諸費用は 74,480円です)

 

ありがとうございました<(_ _)>

 
 <参考データ:車両走行距離  45,850km>

 

 

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