車検整備-N様 トヨタ エスティマ(ACR40W) | フリークのブログ

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自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

車検をご用命頂きありがとうございました<(_ _)>


車検整備の内容を、写真付きで解りやすく紹介しております。
整備の内容だけでなく、同時にお車の状況を把握する事も出来ると思いますので、
ぜひ、最後までお付き合い下さい(^^)


◆◆お願い◆◆


本文中に専門用語なども出てまいります。
理解しにくい内容になってしまうかも知れませんが、
解説付きのだらだらと長い文章になる事を避ける為、
専門用語の使用についてはご理解下さい。
なるべく解りやすくお伝え出来る様、努めてまいります<(_ _)>


◆◆◆◆◆◆◆


いつも、わざわざ愛媛県までお越し頂き、ありがとうございます(^^)


それでは説明に移らせて頂きます。




まずはリフトで上げてタイヤを取り外し、各所点検を行います。




 
後ろのブレーキパッドです。
残量が殆どありません。




 
新品に交換させて頂きました。




 
ブレーキキャリパーの動きをスムーズにするために、
同時にメンテナンスしておきます。

スライドピンを取り外し、




 
綺麗に掃除をして、グリースを塗布しておきました。
汚れ防止で装着されているラバーブーツを侵さないグリースです。




 
リアにはワイドドレッドスペーサーが装着されています。
これを取り外して、サイドブレーキの調整を行います。





取り外せば、その裏から、調整用の穴が出て来ます。



 
サイドブレーキシューのクリアランスを調整しております。




 
スパークプラグです。
装着されていたのは、イリジウムタフです。
が、電極がかなり摩耗しています。

ネジ山部分に錆も発生しています。



 
新品のスパークプラグです。




 
ネジ山には錆付防止の為、
WAKO’Sのスレッドコンパウンドを塗布しておきました。




 
ダイレクトコイルを固定している細いボルトです。
こちらには白錆が浮いています。




 
ワイヤーブラシで軽く掃除をして、
こちらにもスレッドコンパウンドを塗布しておきました。



 
エンジンオイルの交換です。




 
冷却水も交換しております。
サブタンクはかなり汚れていて、中の液量の確認がしにくい状態でした。



 
綺麗に掃除をして、新しい冷却水をこちらにも充填しております。




 
ATFの交換も行います。
新しく充填したオイルは、WAKO’SのHYPER-Sです。

 

 
リアのドライブシャフト、内側のブーツが破れています。
車検には通りません。
中に充填されているグリースも、周りに飛散しています。



 
右側は破れるまではありませんが、
深いヒビが無数に入っています。

左右共に交換させて頂きます。




リアデフから、ドライブシャフトを切り離します。



ドライブシャフトのインナージョイントを取り外し、





ドライブシャフトを綺麗にします。





取り外したジョイントも綺麗に掃除します。




 
ブーツは純正しか対応する物がありません。
等速ジョイントグリースも同梱されています。




 
左右共に交換して組み付けます。




 
ショートストロークのショックに交換をしてから、
フロントタイヤの肩ベリが激しくなりましたので、
アライメントを測定して調整します。




 
左右それぞれがインに向いています。
メーカーの発表している基準値は 0mmです。
許容範囲は±2ミリとなっています。



 
左右を独立して数値を0に近付けて、
最終的にトータルトゥを0に調整しました。

その後走行テストをして、ハンドルのセンター調整も行っております。





 
フロントセンターテーブルが、若干運転席側に傾いている件です。




 
テーブルの支柱です。




 
一度取り外して、




 
傾斜を修正できる様にと、スペーサーを入れてみました。




 
2ミリの高さを稼いでみたのですが・・・

再度取り付けてみると、アームの角度が変わってしまったせいで、
折りたたむと干渉してしまい、
綺麗に収納が出来ません。

この方法はやめました(^^;)


それから色々と見てみたのですが・・・。




 
貫通させているボルトを精一杯出してきても、




 
これだけしか頭が出ません。





テーブルのステーを取り付けて、締め付けていきますと、
赤い矢印のシートレールと干渉して、
シートの前後調整がしにくくなってきます。




 
少し締めこんだ状態でも、シートレールにしっかり干渉しています。
しかも、締め付けていきますと、
今度はシートと干渉が始まって、
テーブルの傾斜がどんどん大きくなっていきます。



 
 
時間が無かったので試せていませんが、
シートの台座と、テーブルのステーの間に、
ボルトより一回り大きな鉄管を切ってスペーサー代わりにすると、
しっかりクリアランスを保ちつつ、テーブルの傾斜を抑えつつ、
シートレールとも干渉しない様にできるかも知れません。

目測ですが、前側は1cm程度、後ろ側はcm程度のスペーサーを用意すると
いいかも知れません。
そこまで対応出来なくてすみません。


上記交換部品も含め、今回の車検で交換した部品や作業した箇所は、


 ・エンジンオイル交換
 ・オイルドレンパッキン交換
 ・オイルエレメント交換
 ・ブレーキフルード交換
 ・ロングライフクーラント(冷却水)交換
 ・リアブレーキディスクパッド交換
 ・リアドライブシャフトインナーブーツ左右交換
 ・スパークプラグ交換
 ・オートマチックトランスミッションフルード交換
 ・タイヤ(部品持込)交換
 ・タイヤエアバルブ交換
 ・アライメント調整
 ・フロントワイパーラバー左右交換


以上となります。


交換を必要としなかった部品につきましても、
各所点検・調整・清掃・グリースアップなど行っております。


今回の車検ご請求額は ¥ 201,000- です。 
   (内、諸費用は 98,760円です)

 

ありがとうございました<(_ _)>

 
 <参考データ:車両走行距離 160,400km>

 

 

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