30分位走ると、エンジンオイルの警告灯が点灯するという事でお預かりしました。
エンジンオイルは規定量入っていますので、
オイルプレッシャースイッチが怪しそう・・・。
早速見てみます。
プレッシャースイッチは、オイルエレメントの少し上に付いています。
オイル漏れの原因となりやすい部品でもあります。
実際、周辺に少しばかり、オイルの滲みが見られます。
オイルプレッシャースイッチを取り外そうとカバーを引き上げますと、
中からオイルが漏れてきました。
<少し余談です>
オイルプレッシャースイッチは、その名の通りオイルの圧力を検出している部品です。
その先端にかかる圧力が規定値以下になると、
メーター内の警告灯を点灯してお知らせしてくれます。
エンジンオイル量が減ってくると圧が下がりますので、
多くは、油量減少を教えてくれるという役割を担っています。
ちなみに、多くの日本車の場合、このランプが点灯した時点で残っているエンジンオイルは、
だいたい0.5リットル~1リットル程度です。
オイルレベルゲージの先端にも付かないレベルの量ですので、
エンジンに与えるダメージは大きい上に、
少なくなったエンジンオイルは、急速に劣化していきます。
日頃の点検が大切ってことですね(^^)
<余談、終わりです>
取り外したプレッシャースイッチは中心部に沿ってヒビが入っていて、
そのヒビを伝ってオイルが上に抜け、カバーの中にオイルが溜まり、
そこから溢れたオイルが周辺に滲みを作っていました。
新しい、オイルプレッシャースイッチです。
パッキンはアルミタイプを使用します。
交換時期を迎えていましたので、エンジンオイルとオイルエレメントも交換します。
スマートには、エンジンオイル排出ドレンがありませんので、
古いオイルは吸引器で吸い取っての交換です。
ちなみに、いかにも低粘度のオイルを好みそうなスマートですが、
メーカー指定粘度は10W-40という、少々粘度高めがお好みです。
今回使用したオイルは、MOTULの100%化学合成オイル、
粘度は5W-40の 『8100 X-CESS』 です。
メルセデスベンツのアプルーバルも取得しています。
オイルフィラー部分から、中のタイミングチェーンが見えます。
オイル管理が良く、内部が綺麗なのが分かります(^^)
今回のトラブル修理では、上記内容も含め以下の作業を行っております。
・オイルプレッシャースイッチ交換
・エンジンオイル交換
・オイルエレメント交換
今回の修理ご請求額は、 ¥ 16,400- となっております。
ご用命、ありがとうございました<(_ _)>
<参考データ:車両走行距離 67,860km>
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