車検整備-K様 トヨタ セルシオ(UCF21) 色々な添加剤使っています  | フリークのブログ

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自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

車検をご用命頂きありがとうございました<(_ _)>


車検整備の内容を、写真付きで解りやすく紹介しております。
整備の内容だけでなく、同時にお車の状況を把握する事も出来ると思いますので、
ぜひ、最後までお付き合い下さい(^^)


◆◆お願い◆◆


本文中に専門用語なども出てまいります。
理解しにくい内容になってしまうかも知れませんが、
解説付きのだらだらと長い文章になる事を避ける為、
専門用語の使用についてはご理解下さい。
なるべく解りやすくお伝え出来る様、努めてまいります<(_ _)>


◆◆◆◆◆◆◆


今回は、久しぶりの「車検」ブログです(笑)

もちろん、日々車検整備がどんどん入ってきているのですが、
それよりも、故障・トラブル修理や一般整備がひじょ~に多い(^^;)

ブログを見て頂いている方々にも、よくご来店頂いていまして、
新しい出会いがどんどん出来ています(^^)


「いつもブログ見てますよ!」って言って頂けるので、
時間作ってブログ書かなきゃ~って思っています(^^)

撮りたまっている写真、たっくさんありますので(^^;)
頑張ってアップしていきますね!!


それでは、久しぶりの「車検」ブログ説明に移らせて頂きます。

ちなみに、写真枚数、50枚を超えております・・・(^^;)



 
20のセルシオです。
今回のお預かりに際して、
お客様より、各種添加剤の使用もご依頼いただきましたので、
そちらも併せて作業を進めていきます。




 
まずは後ろのブレーキパッドから。
取り外しましたら、もうペラペラになっていました。

 

 
パッドの摩耗もそうなんですが、
ブレーキパッドセンサーのハーネスも酷い事になっています。

おそらく前回ブレーキパッドを交換された方が、
ハーネスをきちんと取り付けていなかった為、
走行中にハーネスが暴れて、ホイールやタイヤにこすれて摩耗したようです。





古いパッドから、センサーを取り外します。


 

 
センサー先端は大丈夫なので、再利用。
削れていたハーネスも、表皮部分のみでしたので良かったです。



 
 
新しいブレーキパッドに装着し、
ハーネスをきちんと固定。
回転軸への干渉が無い事を確認しています。





続いては、スタビライザーのリンクロッドです。
お客様からの交換ご依頼を頂いています。
前後とも交換いたします。

 


 
リンクロッドのダストブーツには深いヒビが入っています。
お客様、よく見られています!!!

  
 

 
 新旧比較。




  
新しいリンクロッドを装着。
左右とも作業しています。



 
こちらはフロントの、スタビリンクロッド。




 
フロントも左右とも交換しております。

 



お次はラックブーツです。


 

 
広げてみると、ぱっくりと破れているのが分かります。
車検には通りません。




 
専用のモンキーを使って、タイロットを取り外していきます。




 
新品に交換。
こちらも、左右ともに作業しています。

 

 
 
スパークプラグの交換に移ります。
V8エンジンですので、左右それぞれ4本ずつセットされています。




 
右バンクは少しだけ部品を取り外すと見えます。



 
左バンクは丸見え。




 
取り外したスパークプラグです。




 
新しく装着するスパークプラグ。




 
エンジンの熱で、コイルに差し込まれているカプラーがボロボロになっていました。
ちょっと触ると、パリパリと砕けていきます(^^;)

元々いくつかのカプラーは差し込まれているだけの状態でしたが、
私も2個、とどめをさせてしまいました(-_-;)

差し込んでいるだけでも抜ける事はありませんが、
念の為、タイラップで更なる抜け防止策を施しておきました。

 



 
左バンクは2個、ダメになっていました。
同じ様に処置しています。




 
ラジエータのアッパータンク、色が非常に悪い・・・。
お客様からのご指摘です。

経年劣化で耐久性が落ちてきたタンクは、こんな色になってきます。
突然割れるので、お出かけ途中で大変なことになります。



 
取り外しました。




 
新しいラジエータです。
純正ではありませんが、新品です。
近所のラジエータ専門店さんから供給してもらいました。
保証も1年付いています。




 
新品を装着。






 
セルシオの冷却水注入口は、スロットルボディの上にある小さな穴からです。




 
エンジンオイルを排出。



 
オイルエレメントも交換です。




 
エンジンオイルには、WAKO’SのCORE502を添加します。
これ、1本がなんと12,000円(しかも税別で!)もする添加剤です。
私が知りうる限り、一番高級な添加剤かと(^^;)

どんなにすごい添加剤か気になる方は、こちらをどうぞ → 和光ケミカル

東名パワードでのベンチテスト結果なども報告されています。




 
まるでピッコロの血の様な(笑)
濃い緑色の液体です。




 
まずはオイルジョッキに入れまして、




 
少しだけとろみのある、黒に近い緑色の液体。




 
ここにエンジンオイルを入れて、撹拌していきます。

まずは3リットル入れて混ぜてみましたが、
エンジンオイルの本来の色は消え、まだまだ緑色が全面に出てきています。

この状態で一度エンジンに注入。

オイルジョッキ内に少しも残らないように、
ここから1リットルずつジョッキに注いでは、よく振ってからエンジンに。

これを繰り返して、添加剤を残すことなく充填しております。


 
 

 
エンジンが終わったので今度はATへ。
ATFフィルターの交換もご依頼いただいていますので、
まずはオイルパンの取り外しに。

ミッションマウントなどが邪魔になりますので取り外し、
マフラーサポートステーも取り外します。

セルシオのATオイルパンは液状ガスケットが使われていますので、
取り外すのには一苦労(^^;)

薄いカッターの様な鉄板を少しずつ叩き込みながら、
ゆっくりゆっくりはがしていきます。





外れました~





 
液状ガスケットは、ここからも大変です(^^;)
古く硬化している液状ガスケットを、綺麗に除去します。




 
おおまかにはガスケットをはがすスクレーパを使い、
残ったガスケットは(殆ど残っていますが・・・)、
少し柔らかめのワイヤーブラシを使って、
ゴシゴシ、ゴシゴシ・・・・



 
AT内で出る鉄粉を吸着する磁石です。
真っ黒に汚れています。



 
液状ガスケットは、当然本体側にもついていますので、
こちらもゴシゴシ、ゴシゴシ・・・・






古いATFフィルターを取り外します。


 

 
あらわになったバルブボディは、パーツクリーナーを使って洗浄。




 
新しいATFフィルターです。
これからは、この子が頑張って汚れを吸着してくれます。




 
フィルターを装着。


 

  
オイルパンも綺麗になりました。


 

 
新しい液状ガスケットを塗布し、
慎重に貼り合わせていきます。




 
取り外していたマウントや保護カバーを元に戻して、


 
 

 
ATにはWAKO’Sの「ATプラス」を充填。
トルク伝達効率を向上してくれたり、汚れを拡散して詰まりを防止してくれます。
メーカーの説明はこちら → 和光ケミカル
 
充填したATFはWAKO’SのHYPER-Sです。




 
パワステフルードは、吸引器で吸い取れるだけ吸い取り、
こちらにもWAKO’Sの添加剤を注入しておきました。

この添加剤充填により、パワステポンプの唸り音が止まった方も
当社のお客様におられます。
 漏れを防止する効果だけでなく、
泡の発生も抑えてくれますので、長く乗っている車には是非試して頂きたい1本です。




 
ブレーキフルードもしっかりと全量交換。


 

 
エンジントップカバーの取付部が一部ダメになっていましたので、
交換してきちんと固定します。

それにしても、、、

ステーに、何故かリレーが付いてくるんですね。
一体だとかで・・・(^^;)


 

 
こちらもご依頼いただきました、エアコンのフリクションロスを低減する
パワーエアコンRを充填しています。


フロントタイヤの内側だけが摩耗するという事でしたので、
四輪ホイールアライメントを調整。

前後ともに狂いが生じていましたので、きちんと調整して完了としています。


上記交換部品も含め、今回の車検で交換した部品や作業した箇所は、


 ・エンジンオイル(プロステージ 10W-40)交換
 ・オイルドレンパッキン交換
 ・オイルエレメント交換
 ・ブレーキフルード交換
 ・ロングライフクーラント(冷却水)交換
 ・フロントワイパーラバー左右交換
 ・WAKO’S PS&ATシールコート添加
 ・WAKO’S パワーエアコンレボリューション添加
 ・ATFフィルター交換
 ・ATオイルパンパッキン貼り替え
 ・WAKO’S HYPER-S充填
 ・WAKO’S AT-プラス 添加
 ・スパークプラグ 8本交換
 ・ステアリングラックブーツ左右交換
 ・フロントスタビライザーリンクロッド左右交換
 ・リアスタビライザーリンクロッド左右交換
 ・リアブレーキディスクパッド交換
 ・ラジエータ本体交換
 ・エンジントップカバーブラケット交換
 ・エンジントップカバーブラケットナット交換


以上となります。


交換を必要としなかった部品につきましても、
各所点検・調整・清掃・グリースアップなど行っております。


今回の車検ご請求額は ¥ 320,000- です。 
   (内、諸費用は 99,840円です)

 

ありがとうございました<(_ _)>

 
 <参考データ:車両走行距離 114,370 km>

 

 

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