車検をご用命頂きありがとうございました<(_ _)>
車検整備の内容を、写真付きで解りやすく紹介しております。
整備の内容だけでなく、同時にお車の状況を把握する事も出来ると思いますので、
ぜひ、最後までお付き合い下さい(^^)
◆◆お願い◆◆
本文中に専門用語なども出てまいります。
理解しにくい内容になってしまうかも知れませんが、
解説付きのだらだらと長い文章になる事を避ける為、
専門用語の使用についてはご理解下さい。
なるべく解りやすくお伝え出来る様、努めてまいります<(_ _)>
◆◆◆◆◆◆◆
今回は、久しぶりの「車検」ブログです(笑)
もちろん、日々車検整備がどんどん入ってきているのですが、
それよりも、故障・トラブル修理や一般整備がひじょ~に多い(^^;)
ブログを見て頂いている方々にも、よくご来店頂いていまして、
新しい出会いがどんどん出来ています(^^)
「いつもブログ見てますよ!」って言って頂けるので、
時間作ってブログ書かなきゃ~って思っています(^^)
撮りたまっている写真、たっくさんありますので(^^;)
頑張ってアップしていきますね!!
それでは、久しぶりの「車検」ブログ説明に移らせて頂きます。
ちなみに、写真枚数、50枚を超えております・・・(^^;)
20のセルシオです。
今回のお預かりに際して、
お客様より、各種添加剤の使用もご依頼いただきましたので、
そちらも併せて作業を進めていきます。
まずは後ろのブレーキパッドから。
取り外しましたら、もうペラペラになっていました。
パッドの摩耗もそうなんですが、
ブレーキパッドセンサーのハーネスも酷い事になっています。
おそらく前回ブレーキパッドを交換された方が、
ハーネスをきちんと取り付けていなかった為、
走行中にハーネスが暴れて、ホイールやタイヤにこすれて摩耗したようです。
古いパッドから、センサーを取り外します。
センサー先端は大丈夫なので、再利用。
削れていたハーネスも、表皮部分のみでしたので良かったです。
新しいブレーキパッドに装着し、
ハーネスをきちんと固定。
回転軸への干渉が無い事を確認しています。
続いては、スタビライザーのリンクロッドです。
お客様からの交換ご依頼を頂いています。
前後とも交換いたします。
リンクロッドのダストブーツには深いヒビが入っています。
お客様、よく見られています!!!
新旧比較。
新しいリンクロッドを装着。
左右とも作業しています。
こちらはフロントの、スタビリンクロッド。
フロントも左右とも交換しております。
お次はラックブーツです。
広げてみると、ぱっくりと破れているのが分かります。
車検には通りません。
専用のモンキーを使って、タイロットを取り外していきます。
新品に交換。
こちらも、左右ともに作業しています。
スパークプラグの交換に移ります。
V8エンジンですので、左右それぞれ4本ずつセットされています。
右バンクは少しだけ部品を取り外すと見えます。
左バンクは丸見え。
取り外したスパークプラグです。
新しく装着するスパークプラグ。
エンジンの熱で、コイルに差し込まれているカプラーがボロボロになっていました。
ちょっと触ると、パリパリと砕けていきます(^^;)
元々いくつかのカプラーは差し込まれているだけの状態でしたが、
私も2個、とどめをさせてしまいました(-_-;)
差し込んでいるだけでも抜ける事はありませんが、
念の為、タイラップで更なる抜け防止策を施しておきました。
左バンクは2個、ダメになっていました。
同じ様に処置しています。
ラジエータのアッパータンク、色が非常に悪い・・・。
お客様からのご指摘です。
経年劣化で耐久性が落ちてきたタンクは、こんな色になってきます。
突然割れるので、お出かけ途中で大変なことになります。
取り外しました。
新しいラジエータです。
純正ではありませんが、新品です。
近所のラジエータ専門店さんから供給してもらいました。
保証も1年付いています。
新品を装着。
セルシオの冷却水注入口は、スロットルボディの上にある小さな穴からです。
エンジンオイルを排出。
オイルエレメントも交換です。
エンジンオイルには、WAKO’SのCORE502を添加します。
これ、1本がなんと12,000円(しかも税別で!)もする添加剤です。
私が知りうる限り、一番高級な添加剤かと(^^;)
どんなにすごい添加剤か気になる方は、こちらをどうぞ → 和光ケミカル
東名パワードでのベンチテスト結果なども報告されています。
まるでピッコロの血の様な(笑)
濃い緑色の液体です。
まずはオイルジョッキに入れまして、
少しだけとろみのある、黒に近い緑色の液体。
ここにエンジンオイルを入れて、撹拌していきます。
まずは3リットル入れて混ぜてみましたが、
エンジンオイルの本来の色は消え、まだまだ緑色が全面に出てきています。
この状態で一度エンジンに注入。
オイルジョッキ内に少しも残らないように、
ここから1リットルずつジョッキに注いでは、よく振ってからエンジンに。
これを繰り返して、添加剤を残すことなく充填しております。
エンジンが終わったので今度はATへ。
ATFフィルターの交換もご依頼いただいていますので、
まずはオイルパンの取り外しに。
ミッションマウントなどが邪魔になりますので取り外し、
マフラーサポートステーも取り外します。
セルシオのATオイルパンは液状ガスケットが使われていますので、
取り外すのには一苦労(^^;)
薄いカッターの様な鉄板を少しずつ叩き込みながら、
ゆっくりゆっくりはがしていきます。
外れました~
液状ガスケットは、ここからも大変です(^^;)
古く硬化している液状ガスケットを、綺麗に除去します。
おおまかにはガスケットをはがすスクレーパを使い、
残ったガスケットは(殆ど残っていますが・・・)、
少し柔らかめのワイヤーブラシを使って、
ゴシゴシ、ゴシゴシ・・・・
AT内で出る鉄粉を吸着する磁石です。
真っ黒に汚れています。
液状ガスケットは、当然本体側にもついていますので、
こちらもゴシゴシ、ゴシゴシ・・・・
古いATFフィルターを取り外します。
あらわになったバルブボディは、パーツクリーナーを使って洗浄。
新しいATFフィルターです。
これからは、この子が頑張って汚れを吸着してくれます。
フィルターを装着。
オイルパンも綺麗になりました。
新しい液状ガスケットを塗布し、
慎重に貼り合わせていきます。
取り外していたマウントや保護カバーを元に戻して、
ATにはWAKO’Sの「ATプラス」を充填。
トルク伝達効率を向上してくれたり、汚れを拡散して詰まりを防止してくれます。
メーカーの説明はこちら → 和光ケミカル
充填したATFはWAKO’SのHYPER-Sです。
パワステフルードは、吸引器で吸い取れるだけ吸い取り、
こちらにもWAKO’Sの添加剤を注入しておきました。
この添加剤充填により、パワステポンプの唸り音が止まった方も
当社のお客様におられます。
漏れを防止する効果だけでなく、
泡の発生も抑えてくれますので、長く乗っている車には是非試して頂きたい1本です。
ブレーキフルードもしっかりと全量交換。
エンジントップカバーの取付部が一部ダメになっていましたので、
交換してきちんと固定します。
それにしても、、、
ステーに、何故かリレーが付いてくるんですね。
一体だとかで・・・(^^;)
こちらもご依頼いただきました、エアコンのフリクションロスを低減する
パワーエアコンRを充填しています。
フロントタイヤの内側だけが摩耗するという事でしたので、
四輪ホイールアライメントを調整。
前後ともに狂いが生じていましたので、きちんと調整して完了としています。
上記交換部品も含め、今回の車検で交換した部品や作業した箇所は、
・エンジンオイル(プロステージ 10W-40)交換
・オイルドレンパッキン交換
・オイルエレメント交換
・ブレーキフルード交換
・ロングライフクーラント(冷却水)交換
・フロントワイパーラバー左右交換
・WAKO’S PS&ATシールコート添加
・WAKO’S パワーエアコンレボリューション添加
・ATFフィルター交換
・ATオイルパンパッキン貼り替え
・WAKO’S HYPER-S充填
・WAKO’S AT-プラス 添加
・スパークプラグ 8本交換
・ステアリングラックブーツ左右交換
・フロントスタビライザーリンクロッド左右交換
・リアスタビライザーリンクロッド左右交換
・リアブレーキディスクパッド交換
・ラジエータ本体交換
・エンジントップカバーブラケット交換
・エンジントップカバーブラケットナット交換
以上となります。
交換を必要としなかった部品につきましても、
各所点検・調整・清掃・グリースアップなど行っております。
今回の車検ご請求額は ¥ 320,000- です。
(内、諸費用は 99,840円です)
ありがとうございました<(_ _)>
<参考データ:車両走行距離 114,370 km>
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