四国中央市にお住いのお客様、
たまたま松山に来られていたタイミングでのトラブル発生(^^;)
そのままお預かりさせて頂きました。
余談ですが、
偶然にも、当社のお客様で別のパンダオーナー様が、
「コンビニでレッカー車に積み込まれていたパンダを見かけたんですが、
もしかしてフリークに運ばれて来てないですか??」と。
パンダ乗りは、どのパンダの健康も気になるんですね(^^)
このブログで紹介するのは、コンビニで積み込まれていたそのパンダです(笑)
まず現状を確認します。
電動ファンが全く動いていません。
このパンダの電動ファンへは、常に電気が来ています。
エアコンのスイッチを入れたり、
エンジンの温度が一定以上に上がったりすると、
流れてきている電気を、ボディーにマイナスとして落としてやる事により、
初めて電気が流れだして、電動ファンが回るという仕組みです。
電動ファンを取り外して、直接テストを行います。
電動ファンのカプラーにバッテリーから直接電気を流すと、
ガラ・・ゴロ・・ガラ・・ゴロ・・・・と、すごい音を出しながらどうにか回り出しました。
こりゃ、ダメですね(^^;)
モーターを注文しようとメーカーに問い合わせると、
もう生産終了だそうです(・_・;)
そうなると、中古を探すしかありません。
色々と探しまして、
程度のいい電動ファンに巡り合いました。
ファンシュラウドも装着されているタイプの電動ファンです。
これ、冷却効率も上がりますね!!
ただ、取付場所が違うため、まともには付いてくれません。
ステーを買ってきて加工し、仮付け。
スイッチオン!!!
・・・・・・・しーーーーん
どうやら、他にも原因がある様子。
上手くアースに落ちていない可能性が高いので、
配線をたどっていきますと・・・。
ファンリレーを取り外すと、リレーボックスが溶けていました。
リレーの溶け方がこれまたすごい・・・。
これでは上手く働く訳もないでしょう(^^;)
新品のリレーを入手出来たので早速装着。
・・・・でも、やはりファンは動かず・・・
リレーボックスを取り外して、リレーに入っている配線を点検。
青錆が発生している配線もあり、
上から強い熱も伝わっているせいか、
状態はあまり良くないので、
配線を作り直してリレー本体を、リレーボックスの外に引き出し、
そこで動作させる作戦を取ります。
配線を引き出す流れで、新しく加工して作り直した配線を使ってテストを。
この「87」番に来ている電気を、「30」番を通じてアースに落とすと、
電動ファンが回り出すはず。
テストの結果、直結するとすごい勢いで電動ファンが回りだしました。
よしよし!
電動ファンOK!
配線OK!
全ての配線をリレーに接続し、エンジンを始動。
エアコンを入れて、正常に動作する事を確認。
水温が一定以上上がった際にも、
正常に動作する事を確認しました。
水が掛かり難い場所に設置して、作業終了。
電動ファンは、ファンシュラウドが軽くロアホースに接触していたので、
接触を避けるために若干だけ上にオフセットして、
その後試運転を繰り返し、経過良好の為、今回の修理は完了とします!
今回のトラブル修理では、上記内容も含め以下の作業を行っております。
・ラジエータファンモーター交換
・ラジエータファン制御リレー交換
・リレー配線加工
今回の修理ご請求額は、 ¥ 36,500- となっております。
ご用命、ありがとうございました<(_ _)>
<参考データ:車両走行距離 179,770 km>
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