トラブル修理-クライスラー クロスファイア(ZH32)ATF漏れ修理 / EGSカプラー交換他 | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

車庫にATFのシミが付いているという事で、
漏れ修理でご入庫頂きました。





 
かなり珍しい車(^^)
クライスラーのクロスファイアです。





 
ヒップがこれまたセクシィです(^^)







実は、中身はメルセデスです。

定番のEGSカプラーからのオイル漏れです。
ATコネクタースリーブと言ったりもします。

一通り掃除をしてエンジンをかけて放置。
EGSカプラーからの漏れが酷いですが、
ATオイルパンガスケットも、じっとりと湿ってきています。




 

 
触媒のすぐ横にあるので、エンジンが冷えてからでないと危険ですね(^^;





 
 
オイルパンガスケットも交換しますので、
ATFを抜き取ります。


 

 
容器に溜めて、抜けた量を計測。



 

 
オイルパン取り外しに伴い、
周辺に付いているブラケット類を取り外し、
ソケットを抜いて、EGSカプラーを取り外します。






 
漏れの原因となったEGSカプラーです。
組み込まれているOリングはペッチャンコになっています。







新しい物と比べると分かり易いですね。



 
 

 
交換する部品たち。


  


 
新品を装着し、ソケットを刺し込み。






 
取り外したオイルパンは、



 

 
綺麗に掃除をしてガスケットも交換。





 
バルブボディも掃除をして、






 
オイルパン装着。





 
ATFの充填はこのキャップ部からです。



 


 
ロックピンを取り外すとスポッと抜けます。






 
ドレンプラグと、取り外したオイルパン内に残っていたATF、
合計3.3リットル抜けたので、ATFを3.3リットル充填。 






 
722.6系電子制御式AT専用のレベルゲージがないと、
ATF量の確認や調整が出来ません(^^;



 

 
抜けた量と同量を入れたけど・・・
ゲージには全く付いてこない・・・(^^;

なんで??





 
一先ず追加で 0.5リットル充填しては計測を繰り返し・・・





 
合計1.5リットル追加充填して、ようやくレベルゲージに付きだしました。
この時点でATF油温はすでに60℃近いので、
レベルゲージの80℃ラインで調整します。

更に少しずつ充填、そして計測を繰り返しまして、
結局、合計で 5.3リットル入りました。






 
ATF油温80℃(写真撮った時点では2℃ほど上がっちゃいましたが)で、






 
レベルゲージで 80℃ラインに調整です。

この後試運転をし、再びリフトアップ。
ATF漏れが無い事を確認してからATF油温が下がるまで放置。

再び25℃ライン、40℃ライン、そして80℃ラインでの
ATF油量をチェックして、問題無い事を確認して終了です!



今回のトラブル修理では、上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・トランスミッションオイルパン(ATFオイルパン)脱着
 ・トランスミッションオイルパンガスケット交換
 ・EGSカプラー交換
 ・ATF充填(メルセデスベンツ 001 989 21 03 10 適合ATF)5.3リットル


今回の修理ご請求額は、 ¥ 28,320- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  52,040km>


 

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