車庫にATFのシミが付いているという事で、
漏れ修理でご入庫頂きました。
かなり珍しい車(^^)
クライスラーのクロスファイアです。
ヒップがこれまたセクシィです(^^)
実は、中身はメルセデスです。
定番のEGSカプラーからのオイル漏れです。
ATコネクタースリーブと言ったりもします。
一通り掃除をしてエンジンをかけて放置。
EGSカプラーからの漏れが酷いですが、
ATオイルパンガスケットも、じっとりと湿ってきています。
触媒のすぐ横にあるので、エンジンが冷えてからでないと危険ですね(^^;
オイルパンガスケットも交換しますので、
ATFを抜き取ります。
容器に溜めて、抜けた量を計測。
オイルパン取り外しに伴い、
周辺に付いているブラケット類を取り外し、
ソケットを抜いて、EGSカプラーを取り外します。
漏れの原因となったEGSカプラーです。
組み込まれているOリングはペッチャンコになっています。
新しい物と比べると分かり易いですね。
交換する部品たち。
新品を装着し、ソケットを刺し込み。
取り外したオイルパンは、
綺麗に掃除をしてガスケットも交換。
バルブボディも掃除をして、
オイルパン装着。
ATFの充填はこのキャップ部からです。
ロックピンを取り外すとスポッと抜けます。
ドレンプラグと、取り外したオイルパン内に残っていたATF、
合計3.3リットル抜けたので、ATFを3.3リットル充填。
722.6系電子制御式AT専用のレベルゲージがないと、
ATF量の確認や調整が出来ません(^^;
抜けた量と同量を入れたけど・・・
ゲージには全く付いてこない・・・(^^;
なんで??
一先ず追加で 0.5リットル充填しては計測を繰り返し・・・
合計1.5リットル追加充填して、ようやくレベルゲージに付きだしました。
この時点でATF油温はすでに60℃近いので、
レベルゲージの80℃ラインで調整します。
更に少しずつ充填、そして計測を繰り返しまして、
結局、合計で 5.3リットル入りました。
ATF油温80℃(写真撮った時点では2℃ほど上がっちゃいましたが)で、
レベルゲージで 80℃ラインに調整です。
この後試運転をし、再びリフトアップ。
ATF漏れが無い事を確認してからATF油温が下がるまで放置。
再び25℃ライン、40℃ライン、そして80℃ラインでの
ATF油量をチェックして、問題無い事を確認して終了です!
今回のトラブル修理では、上記内容も含め以下の作業を行っております。
・トランスミッションオイルパン(ATFオイルパン)脱着
・トランスミッションオイルパンガスケット交換
・EGSカプラー交換
・ATF充填(メルセデスベンツ 001 989 21 03 10 適合ATF)5.3リットル
今回の修理ご請求額は、 ¥ 28,320- となっております。
ご用命、ありがとうございました<(_ _)>
<参考データ:車両走行距離 52,040km>
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