西予市宇和町から、BMW E46 のATF圧送交換でご来店頂きました。
BMW E46 には、オイルレベルゲージがありません。
ATクーラーホースはありますが、接続部が特殊形状の為、
基本的に圧送交換が難しいタイプ。
そこでフリークでは、
トルコン太郎と接続出来る様に専用の接続ホースを作成しています(^^)
(たいした物ではありませんが)
E46です。
綺麗にカスタムが施されています。
まずはオイルパン内のATFを排出。
続いてオイルパンを取り外します。
鉄粉を吸着する磁石には、大量の鉄粉が付着!!
磁石を綺麗に、そしてオイルパンも綺麗に掃除。
ガスケット取付面は汚れや古いガスケットの残骸を綺麗に取り除いて、
再び装着の準備。
AT本体側。
ガスケットはこちらに残っています。
ATFストレーナーのフィルター部は結構汚れています。
LED照明を当てて撮影していますので綺麗に見えますが・・・
普通の状態で撮影すると、その汚れ具合がよく分かります。
フィルター部にはキラキラ光る鉄粉も吸着されています。
お客様からお持ち込み頂いた部品です。
オイルパンガスケット、ATFストレーナー、
ドレンプラグ、オーバーフロープラグ、の以上4点をお持ち込み。
febi の物ですので、クオリティも確かですね!!
新品のATFストレーナーのフィルター部はこんな感じ。
ATFストレーナーを取り外したAT本体です。
バルブボディも黒く汚れていましたので、
WAKO'Sのパーツクリーナーを使って綺麗に掃除!!
新品のATFストレーナーを装着。
ドレンプラグを新品に交換。
一緒に冷却水の交換もご依頼頂きましたので、
ATFの圧送交換をしながら冷却水のエア抜きをする為、
このタイミングでラジエータドレンプラグを取り外して、冷却水を排出します。
写真で分かる通り、殆ど水!?みたいです。
色は全く付いておらず、透明でした(^^;)
圧送交換が出来る様に作った配管を接続。
ちなみにこのE46に搭載されているATはZF製です。
使用するのは WAKO'S の ATF SAFETY-S(セーフティスペック)。
E46のZF製ATで、パーツナンバー「83229407807」のATFで適合確認を取っています。
トルコン太郎とE46を接続。
冷却水には、SWAGのBMW用アンチフリーズを充填。
本来は1:1で割って使うタイプですが、今回は抜けた分を原液で充填します。
同時に診断機を接続して、ATF油温を管理しながらATF交換を進めて行きます。
写真左から順に、
・新品のATF(WAKO'S SAFETY-S)
・ATオイルパンから排出された汚れたATF
・E46から流れて来て、ろ過して戻っているATF
・E46から流れて来て、廃油タンクに回収されるATF
です。
オイルパンから排出されたATFは真っ黒です。
すでに排出されているATFが約5リットル程ありますので、
エンジン始動前に新品ATFを5リットル充填。
その為、現時点でE46内に流れているATFは、
少しだけ赤みが付いて来ているのが分かります。
それでは、圧送交換開始です!!
最終的に、ここまで綺麗になりました!!
元々入っていたATFと比較すると、もう、全く違う液体です(笑)
オーバーフロープラグも新品をお持ち込み頂きました。
E46は、ドレンプラグもオーバーフロープラグも、
ガスケットはゴム製のOリングですので、新品交換は正解です!
オーバーフロープラグを取り外します。
現時点でATF油温は40℃。
(多くのBMWは、油温30~50℃の間で調整です。
もう、ディーラーさんに聞きまくってますから確かです(笑) )
ATFが流れ出て来ることを確認して、オーバーフロープラグを規定トルクで取り付け。
交換前と交換後のATF比較です。
冷却水のエア抜きも殆ど完了しましたので、
最終冷却水量を調整し、作業完了です。
今回のATF圧送交換では、上記内容も含め以下の作業を行っております。
・ATFオイルパン脱着清掃
・ATFオイルパンガスケット交換(部品持込)
・ATFストレーナー交換(部品持込)
・ATFドレンプラグ交換(部品持込)
・ATFオーバーフロープラグ交換(部品持込)
・ATF(WAKO'S SAFETY-S)交換
・BMW用ロングライフクーラント充填
今回の修理ご請求額は、 ¥ 74,300- となっております。
ご用命、ありがとうございました<(_ _)>
<参考データ:車両走行距離 88,370km>
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