トラブル修理-ポルシェ ボクスター(986)エンジン不調と酷いオイル漏れ | フリークのブログ

フリークのブログ

自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

四国中央市から、ポルシェ ボクスターの修理をお預かりしました。

 

エンジンの回転がスムーズではありませんし、

トルクもありません。

6気筒の内、1気筒が打っていない感じ。

 

 

 

 

色々な部品をお持ち込み頂いてのご来店です。

 

 

 

 

 

冷却水が漏れているかもとのお話しもありましたので、

加圧をして状態を確認。 

 

 

 

 

エンジンオイルは何処から漏れているのだろう・・・??

エンジンフードを開けてエンジン始動。

かなりの勢いでポタポタと垂れて来ているのは、

オイルプレッシャースイッチからでした!

 

 

 

 

 

 

オイルプレッシャースイッチを交換。

 

 

 

 

 

新品に交換。

オイル漏れが止まっている事を確認。

 

 

 

 

6番シリンダーが常時ミスファイア。

6番シリンダーのダイレクトコイルを5番シリンダーと入れ替えると、

診断機で5番シリンダーに「常時ミスファイア」が移動。

 

結果、ダイレクトコイル不良で間違いない。

 

お客様もコイル不良を疑っていたそうで、

1台分、合計6個のダイレクトコイルをご持参されていました。

 

 

 

 

 

原因となっているダイレクトコイルは分かりましたが、

持参したコイルは全て交換しておいてほしいとの事。

今後安心して乗る為には必要ですね!

 

 

 

 

 

両バンクとも、交換完了です。

 

 

 

 

 

エンジンフードを外してまず目に入ったドライブベルト。

 

 

 

 

 

 

ヒビがすごいですし・・・

 

 

 

 

山が破断もしています!!

 

 

 

 

 

1本のベルトが、一体何ヵ所のプーリーに掛かっているのか・・・(^^;)

 

 

 

 

 

一度取り外すと分からなくなるので、イラストにしておいてから取り外し。

 

 

 

 

 

 

新品のベルトに交換。

 

 

 

 

  

エンジンのドレンプラグを外して、ガスケットも交換。

 

 

 

 

 

オイルフィルターハウジングも取り外して、

 

 

 

 

新品のフィルターに交換。

 

 

 

 

 

エンジンオイル始動時に白煙が出ているので、

お客様とお話しして、WAKO'Sのエンジンパワーシールドを添加。

 

 

 

 

 

充填するエンジンオイルはMOTULの100%化学合成オイルです。

ポルシェのアプルーバルも取得しています。

 

 

冷却水が水しか入っていないかのように薄かったので、

抜いてからポルシェ用アンチフリーズクーラント を充填しておきました。 

 

 

 

 

今回のトラブル修理では、上記内容も含め以下の作業を行っております。

 

・ダイレクトコイル交換(部品持込)

・スパークプラグを規定トルクで増し締め

・オイルプレッシャースイッチ交換

・オイルプレッシャースイッチガスケット交換

・ドライブベルト交換
・エンジンオイル(MOTUL 5W-40)交換

・オイルフィルター交換

・ポルシェ用アンチフリーズクーラント充填


今回の修理ご請求額は、 ¥64,300 - となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>



<参考データ:車両走行距離 122,230km>

 

ブログランキングに登録しています。
クリックして頂けるとランキングが上がりますので、お願い致します(^^)
人気ブログランキングへ

 

 

★愛媛新聞社の「マイベストプロ」に掲載されました

 

 

★愛媛の社長TVに掲載されました



★株式会社フリークのホームページはこちら