ATF交換-ワゴンR(MH21S)トルコン太郎での圧送交換+ストレーナー交換他 | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

 ご両親から譲り受けたワゴンR、これからも大切に乗って行きたいとの事で、

ATFストレーナー交換も含め、ATFの圧送交換をご依頼頂きました。

 

 

 

 

 

ワゴンRをリフトに設置。

ATFの油量チェックと合わせて、各油脂類の点検も行っておきます。

 

 

 

 

 

まずは、現在入っているATFの排出から。

ATFドレンプラグを抜いて排出。

 

 

 

 

 

真っ黒いATFが出て来ました。

 

 

 

 

 

続いてATオイルパンを取り外します。

 

 

 

 

 

ストレーナーも取り外し。

 

 

 

 

 

取り外したATFストレーナーです。

細かなゴミが沢山付いていました。

 

 

 

 

ちなみに、濃いグレー 色をしていますが、

これはATF内の鉄粉が付着して汚れているのです。

下に出て来る新品と比較すると分かりますが、

 

 

 

 

本来はこんな綺麗なシルバーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

取り外したATオイルパンの底に設けられている、鉄粉吸着用の磁石。

鉄粉が大量に付着し、まるでドーナッツの様に丸くなっています。

 

 

 

 

指で触るとかなりの厚みがある事が分かります。

 

 

 

 

 

これはもう、飽和状態ではないでしょうか。

ここに吸着しきれなかった鉄粉は、ATFと共にAT内部をめぐり、

上にあった様なストレーナー表面など、各所に付着しているのです。

 

 

 

 

磁石を取り外して鉄粉を綺麗に掃除しますが、

これがなかなか・・・

こってりと付いているものですから(^^;

 

 

 

 

ATオイルパンの底も綺麗に掃除をし、

綺麗になった磁石を元の位置に貼り付け。

 

オイルパン側、そしてAT本体側に残っている液状ガスケットの残骸を綺麗に除去。

新しい液状ガスケットを塗布して組み付けます。

 

 

 

 

 

いよいよATFの圧送交換を始めます。

その前に準備を。

 

多くのスズキ車はATFクーラーホースが存在しませんので

通常ATFの圧送交換が出来ません。

 

フリークでは、このタイプのATでもATF圧送交換が出来る様に、

専用のアタッチメントを使って作業を行っております。

 

 

 

 

 

トルコン太郎を接続。

 

 

 

 

ATFの圧送交換作業と同時に、

WAKO'SのRECSも施工しております。

(RECSは、ほぼほぼ終わった状態の写真しかありませんでした(^^; )

 

 

 

 

エンジン始動。

古いATFがトルコン太郎内に流れて来ました。

当然ですが、真っ黒に汚れています。

 

ワゴンRから圧送されて来たATFがトルコン太郎内に入り、

内部に設置された3つのフィルターでATFをろ過して再び戻って行くという、

言わば人工透析モード(笑)

この動きは真ん中のモニターにて確認出来ます。

 

ちなみに、一番左のモニターは、これから充填されていく新品のATF、

そして一番右のモニターでは、車から抜き取られて来たATFを確認する事が出来ます。

 

 

 

 

 

古いATFを回収しながら、

 

 

 

 

 

 

新しいATFを充填していきます。

 

ちなみにこの時点で、

最初に抜き取った分のATF約3リットル。

オイルパン脱着に伴って抜き取ったATF約1リットル。

そして圧送交換ですでに5リットルのATF交換が完了。

少しだけ、回収されるATF(写真一番右)に赤みが出て来たのが分かります。

 

 

 

 

間に約10分の人工透析モードを行いながら、

再び圧送交換を開始。

 

どんどん抜き取って、どんどん新しいATFを充填していきます。

 

 

 

 

 

透明度と色合いも、新品ATFにかなり近づいてきました!!

 

 

 

 

 

お預かりしたATFはまだ残っているので、

最後今一度、ATFを圧送交換。

 

 

 

 

最終ここまで綺麗になりました!

 

 

 

 

最後に油量調整を行います。

エンジンを掛けたままですので、この段階でも人工透析モードで動いていますが、

当初流れていたATFとは、透明度も色合いも全く違うのが分かって頂けると思います。

右の新品ATFと比較しても、全く遜色ないレベルまで綺麗になりました。

 

ATF圧送交換完了後、WAKO'Sクーラントブースターを添加。

RECSも施工している事、そしてエンジンオイルも結構黒く汚れていた事から、

エンジンオイル交換も行っております。 

 

 

今回のATF交換作業では、上記内容も含め以下の作業を行っております。


・ATFストレーナー交換

・ATオイルパンガスケット(液状ガスケット)交換

・ATFストレーナー交換

・ATF(AISIN AFW+)持ち込み交換

・WAKO'S RECS施工

・WAKO'S クーラントブースター添加

・エンジンオイル交換


今回の修理ご請求額は、 ¥ 35,800- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>



<参考データ:車両走行距離 141,200km>

 

 

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