働かされる人、働く人
こんにちは
会計士の海津(かいづ)です。
零細とはいえ、一応、経営者という立場で、採用をする側になれば
どうしても、社員さんやパート・アルバイトさんが退職しちゃうって事態は、避けられませんよね?
もちろん、うちでもそうです。
以前よりは、ずっと定着率は上がったとはいえ、やっぱりね
ちょいちょい「お話があります・・・・」ってのは、ありましたし
これからも、これは避けられないですよね。
特に、今は世の中全体がそういう風潮になってきていますしねえ・・。
簡単に仕事を辞める人、以前より増えているんじゃないでしょうか?
まあ、自分も新卒後、最初に入社した会社、1年半でやめてますけどね(苦笑)。
ですから、一方的に批判する気もないです。状況しだいじゃないですかね?
それとね、社会全体のマクロな話を、一零細経営者の私が嘆いてみたり、変えようなんて思っても、何も変わらないでしょうから、このトレンドの中で今後どう立ち回っていくか? その辺が、今後の採用活動のポイントなのかな? とか思っています。
開業して7年目、気付いたら 開業以来、それなりの人数の方を採用させていただいて、それなりの人数の方とのお別れがありました。
当時、採用させていただくという経験が無かった私も、少しずつですが自分なりに、色々分かって来たような気がします。
で、そもそもね 仕事をするという事の捉え方ってのが
人それぞれであるという、今思えば、しごく当たり前の事も、最近になってようやく理解できてきたような気がするんですよね。
私は、現在、公認会計士・税理士として自身の個事務所経営を営むとともに、監査法人の代表社員も兼務していますが、こういう仕事していますと、基本的にお付き合いある人が、同業の独立している人とか、会社の経営者さんメインになりますよね?
で、こういう人達とばかりとお会いして、お話をしていると、その方達が世の中の当たり前のこと、いわゆる「普通」って思いがちなのですが
ここがね、違うんですよ、恐らく。
はっきりいうと、この人たちは仕事をやらされている人ではなく
自ら選択して、仕事をしている人達です。
まあ、自分で事業興すくらいですからねえ。。
ですから、たまには、愚痴を聞かされたり、愚痴をきいてもらったりしますけど、基本的には好きで仕事してるの、この人達は(笑)。
ところが
これは、私も独立してから分かった事なのですが、世の中の多くの方は、仕事をやらされるものとして、捉えているようです。
※海津くんの2ちゃんとか、他の掲示板での調査結果(笑)。
仕事の捉え方
自ら、選択して仕事をしているのか
諸事情により、仕方なく仕事をさせられているのか
同じ、働くといってもね、もう根っこの部分でベクトルが180度違うわけ。
前者と後者を比較すると
見ていると、大きな違いがあって
とにかく、成長スピードが全然違う ぶっちゃけ、異次元。
で、その差はいつかうまるものではなく、時間とともにどんどん開く一方なんですよね・・・。残酷なくらいね。
で、後者は、何人いても前者の変わりは務まりません。
絶望的に無理でしょう。
零細事業経営者として、私はここ数年の間、人材問題で悩んできました。
で、ぼこんぼこにやられて、悩み続けてきたわけですが(涙)、最大の敗因は
「仕事は、誰かにやらされるもの」、「仕方なくやっいるもの」という考えをお持ちの方が世の中には多いという事実に気付かず、自分の仕事に対するスタンス、捉え方が世の中の「普通」と思い込み接してしまった。
ここなのかな? と分析しています。
うん、これは話、全く、噛み合わないですよね?(苦笑)。
で、私なりに、悩みぬいて出した結論は
「仕事に対する捉え方が、あまりにも自分と乖離している人とは、お付き合いしない。」って これです。
もちろんね、これは事業のステージにもよるわけで、より規模が大きくなり、組織的な分業が可能となれば、「やらされている人」でも戦力化は可能だとは思います。
ただ、零細のステージでは、やっぱね、難しいんですよ。
個々の業務に完全分業できるほどのボリュームがありませんから(涙)。
それとね、うちみたいなちっこい事務所は、そんなにたくさんの人数が必要ってわけじゃないですから、あえて、そっちを攻める理由もないように思うんですよね。
一緒に仕事してても、お互いストレス溜まるでしょうからね。
それだったら、最初から交わらない方がいいと思うわけ。
それで、事務所に誰も居なくなって、私1人になったとしても
それはそれで、構わないしね。
結果、ここ最近は、採用方針が従来と全く変わり
「やらされている人」は、ターゲットから除外させていただいています。
これやっちゃうと、確かに採用の間口は非常に狭くなるわけで、採用面からすると不利な気もしてきますが、それ位でいいのかな? と。
今のところ、あまり困ってないですね。
明らかに、ここ最近、アルバイトさん含め、人材レベルが上がってきているのは間違いないと思います。
更にいうとね、こういう人達と仕事するのは
なかなか、楽しいものですよ? 創造的であり、革新的であり。
うん、こっから先は、仕事も結構面白いよね〜。
やらされている仕事なんて、もうさ、地獄でしょ?
少なくとも、自分には耐えられません。
変なストレスも激減しましたし、この方向でいいのかな? と。
丁寧に丁寧に、一人ずつ
自ら仕事をする仲間を増やしていく。
私には、こっちの方が会ってるみたいです。
これだとね、ばーんって、事務所拡大ってわけには、すぐにはかなわないんでしょうけど
やはり、会計事務所で一番大切なのは「人」じゃない?
日々、戦場で戦っている経営者さん達が、仕事やらされてる人と、何かの話をしていても、そりゃね、話、全く噛み合わないでしょ?(苦笑)。
じみーに改善、改良を続けて来た、弊所の業務処理の仕組
それと、ハートが熱くて優秀な人材
この二つが融合して、安定稼働に乗った時
どんな感じになるのかな??
これは、ちょっとわくわくしますぜ?(笑)。
・・・・・・
やっぱさ、仕事ってやりようによっては
凄く、やりがいがあって、面白くないですか??
ここまで、わくわくうきうきできる経験って、45歳とかにもなると、そうそうないけどなあ・・・・(苦笑)
まあ、私が変態のドМなだけかも知れませんが、本人が良ければそれで良いでしょ。
あとね、勘違いして欲しくないのは、別に今回は、「仕事やらされてる人」を批判するとかって、趣旨はないってことです。
どっちが偉いとかでもないですしね。
結局、それぞれの方が、ご自身の幸せ基準に照らして選択した結果です。
ご本人がお幸せなら、もう、それで良いんでない?
誰かに文句言われる筋合い、ないよね?
それぞれでいいと思います。
ただ、個人的には、「やらされている人」と、仕事したくないって、それだけなんだよね。
ぶっちゃけ、時間と労力とお金の無駄だし、ストレス溜まるから。
そういう方って、一緒に、働いていて楽しくないんだもん(涙)。
だからね、もう人手不足になろうがなんだろうが、いーのよ。
そしたら、仕事減らせばいいだけですし。
仕事減らすってのは、機会ロスなわけですが、それを受け入れたとしても、「やらされている人」と仕事するよりは全然ましだな。
もうね、完全に懲りちゃいました。人って、簡単には、変わらないもん。
ですから、この人と仕事してみたいなーって人以外は、今後は採用するつもりはありません。
うーん、間口狭っ(苦笑)。
でもね、不思議なもんで、こっちがこういう覚悟をするとさ
「自ら仕事をする」って人達が集まり始めるものなんだよね・・・。
捨てる神あれば、拾う神ありとは、よくいったもの。
こっちの方が、やっぱり全然いいっすね(笑)。
まだまだ、課題は山積み。
なかなか光が見えてこず、迷走してきたこの数年
本当に苦しい時期でした。
でもね、誰も褒めてくれないから(笑)、自分で褒めてあげるわけですが
あーたね、よくそれでも、完全に逃げ出すことなく、なんとか踏みとどまって
続けて来たよね?
まあ、ぶっちゃけ、何回かは逃げ出したんだけど(苦笑)
とりあえず、ぎりぎりのところで戻って来た。
褒められるのは、その1点位かなあ・・・(汗)
でも、この苦しんだ時期があったからこそ、今の業務の仕組が産声をあげ、進化してきたわけだからね、かなり長かったし、まだしばらくかかりそうですけど
無駄じゃなかったと思います。
確かに、負け続けてきましたけど、それでもね
心が完全に折れることはなかったですし、もちろん、現在も余裕でファイティングボーズ継続中っすよ(笑)。
さてさて、そろそろ反撃に出ても
よろしいですか?
まあ、そうはいっても、ちっこい事務所ですから、ほぼマーケットに影響は出ないと思われまする(笑)。
うん、ひっそりやっときます。はい(苦笑)。
とりあえず、年間100件位ペースの新規の継続案件と、年間60件程度のスポット新規案件を、お客様にご満足いただきつつ、無理なくこなせる体制。
ここよね〜。
うーん、やっぱ、まだまだ、今の状態ではきついですね。
でもさ、チャレンジングで難しいからこそ
仕事って、面白いんだよね。
まだまだ、やるき満々です!
てことで、皆様、長文駄文、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。良い週末を!
じゃね!!
海津元則