西京極 紫の館

【出演】
　木村 拓哉
　杉咲 花
　福士 蒼汰
　市原 隼人

【ストーリー】
100人斬りの異名を持つ万次は、わなによって妹を失い、謎の老人に永遠の命を与えられる。死ぬことのできない無限の体となった今、斬られた傷は自然に治るが、剣術の腕は落ちていた。ある日、孤独な万次の前にあだ討ちを頼みたいという少女・浅野凛が現れる。彼女の願いを聞き入れた万次は、凛と共に剣客集団・逸刀流の首領である天津影久の命を狙う。

【西京極の評価】
昨年末のＳＭＡＰ解散騒動以降、株を下げまくっているキムタクですが、本作ではキムタクっぽさが役に上手くハマっていて悪くない。僕自身に原作コミックに思い入れがないのも影響してるのかもしれません。ただエピソードを詰め込み過ぎてかなりダイジェストで展開が平板。海老蔵との話に絞り込んで深掘りすれば三池監督らしいネチっこさが出たのに…勿体ない。ラスボスは福士クンなのですが、こちらもちょっと力不足。存在感といい、殺陣のキレといい、どう考えてもラスボスは田中泯でしょ。

【総合評価】　☆☆☆★★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆☆★★★
　演出/演技　☆☆☆★★
　映像　　　　☆☆☆★★
　音楽/音響　☆☆☆★★

※おまけ：
　個人的にはキムタクは損な役回りを中居に押し付けられてると思う。
　友達になるなら中居より絶対キムタク。世渡り巧過ぎて中居は信用できない。