西京極 紫の館

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GODZILLA 怪獣黙示録  大樹連司/著  角川書店

2017年11月15日 21時15分26秒 | 西京極の本棚
【紹介文】
ゴジラ  かつて万物の霊長を僭称していた我々は、あの恐るべき怪獣と出会い、戦い、敗れて地球を追われた。当時最前線の兵士だった者、彼らを指揮する将官あるいは政治家、科学者だった者、あるいは一般市民、幼い子供だった者。これはそんな一人一人が語った、抗戦と敗北の記録である。果てしない絶望の日々を、人々はいかに生き抜いたのか?―謎に満ちたアニメ映画版GODZILLAの前史を読み解く唯一無二の小説版!

【総合評価】 ☆☆★★★(満点は☆5つ)
 ドラマ性 ☆★★★★
  独創性 ☆☆★★★
 読み易さ ☆☆☆☆★

【西京極の読後感想】
公開が間近に迫ったアニメ版ゴジラ。前知識として読んどこうと思った本。ヘドラが中国が開発した細菌兵器だったとか、海底軍艦が異星人からの技術提供を受けて造ったとか東宝特撮ファンならニヤリとする面白い解釈は散見出来ました。しかし…ゴジラに対して早々に熱核兵器を使用するというシチュエーションはいただけません。ゴジラはあくまで人類に核兵器使用を迫る究極の選択肢であって、その結論は読み手(映画であれば観客)に委ねられてナンボだと思うからです。書き手、作り手が選択してはダメなのです。もしこの設定の延長線上に劇場版アニメがあるのだとしたら…ちょっとその出来に不安を感じ始めました。う~む。

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