ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

目指すはスクラップ・ブックか、はたまたビジョン・ボードか。
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Yes, I Thank You

2017年09月17日 | 日記

失敗だった。でも後悔はしていない。
そこを受け容れると楽になれるような気がします。

当時会社は違いましたが、20年程前 電子マネーやICカードの実証実験が始まった頃からの同い年が早期退職で会社を辞めていきました。
はっきりとした物言いをする、頭が良くて個性的な御仁。
机を並べて仕事をしていた時期もあって、仕事柄 時々廻り道せずに専門用語を臆面もなく使う論客でもあったので、
周りから後になって、もう少し分かるように「通訳」してくれ、と頼まれるようなことも何度か。
私が難儀なプロジェクトを担当していた時には、あなただから出来るんだって、何気ない励ましをくれたり。
どうして、あんな風な、得難くて筋のある人間がいなくなってしまうのか。
理解者を失っていくようで、素直に淋しいです。

内々の送別会も終えて、最終出勤日だという金曜日の晩は、気晴らしにレイトショーの映画を観に行くことに。

初めての新文芸坐。

この日の昼には大場久美子さんがトークショーに来ていたようです。

気にはなりながら、観たことのなかった、初めてのハウス。

音楽を担当しているのはゴダイゴ。
主題歌でもある「君は恋のチェリー」の日本的でないポップ感覚が、斬新な映像に似つかわしい。
ゴダイゴのメンバーもちょこっと出演していました。
(今の東京駅からは信じられないくらいに鄙びたチープなセットで撮られたようなシーン。)

House (Hausu) Trailer - Subtitled (Nobuhiko Obayashi, 1977)

「君は恋のチェリー」のB面曲だったので、考えてみればなるほど、なのですが、
エンディングでこの曲が流れてびっくり。

ブログ始めた頃に、YouTubeのアノテーション機能を使って歌詞もアップしたやつを再掲。
(スマホやタブレットではアノテーションは見れないと思います。)
うつ向いた気分を救ってくれるような、気持ちを軽やかに清々しくしてくれるような歌。
失敗し傷つこうが、美しさを称え、感謝することはやめない。

はい、私は、ありがとう。


なんだか上手く巡り合わせたかのような、プレゼントをもらったような夜になった。

Yes, I Thank You

( ↓ ) このチープなGIF画像、ハウスっぽい。

( ↓ ) 後楽園のTENQ(宇宙ミュージアム)で撮って、FBのプロフィールにもあげてみた。

”なんだかアイドル風やな”、 みたいなコメントをもらったのだが、図星です。

 (しかし、横たわっているのはポールでなくてリンダでした。)

この日は、茗荷谷に用事があったので、帰りは小石川後楽園の横を通って後楽園へと戻りました。

( ↓ ) パストラミ・ビーフのサンドイッチ、1600円。 (ただの燻煙した塩漬け肉だというのに。)

     近ごろよく口にするようになったのは、フルーツサンド。存外にサンドイッチに合う、元気になる甘さがいい。

 

筑波大の茗荷谷キャンパスでの開催だから申し込んでみた、とつまが言っていた” 肺がん患者の会”、

今回は患者家族の集まりでした。

家族向けのプログラムも結構あるのです。

がんは、患者本人ですら、日々の生活のなかでは省みられることはあまりありません。
しかし、この日のプログラムのなかで、患者の「家族」のほうは、辛くても患者と違って主治医すらいない、という話がありました。
お互いの状況を話していく場面で、つまが珍しく声をつまらせているのを見て、
表立ってこないが為にケアされることの無い、忘れられた気持ちが在ることに、せめて自覚的でなくてはいけないと思った。

患者会の難しいのは、状態が人それぞれだということ。
同じがんだといっても、病気の状態、年齢や性別、社会的・経済的な環境が各々に違う。
しかし、患者の立場でいると、自分の辛さが自分にとっては一番の辛さになりがちだ。
”がん患者であることに一生懸命にならない”(与謝野 馨)、
がんから逃げることもせず、程よい距離感で暮らしていくのに、このマギーズセンターみたいな場所はいいのかもしれない。
いつか行ってみよう。

 

” おまえ、患者のくせに、おなか出てきたんぢゃないのか。”

” あのアメリカ人が好きそうな塩漬けビーフのせいですよ。”

 

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