還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

ニュータウンの変化

2017-05-16 23:26:16 | 日記
高度成長期にあちこちに誕生したニュータウン。
住宅ローンの苦しみと共にサラリーマンの夢と希望とを飲み込んだ憧れの住宅地でした。

私の住むニュータウンも開発から30年以上が経ち、街の様子も時代と共に大きく変わってきた。
当時入居したのはほとんどが小学生くらいの子供を抱えた人でした。
長女が小6の時に「田舎の学校へ転校するといじめがあるかも知れないので注意しなさい」と担任に言われ、小さな胸にいっぱいの不安を抱えて夏休みに引越したものです。
ところが夏休みが終わって2学期の初めには100人以上も転校生がいたのです。(当時は人口伸び率がずっと日本一だった)

時が経ち、子供が成人する頃には、ほとんどの家が車庫の拡張工事をしていたものです。
そして子供が新世帯を構えるようになると、今度は老人二人だけの家ばかりが増えてしまった。
今では小学校の新入生も30人程度まで減ってしまった所もあり、近い将来には学校統合が問題になりそう。

歴史のある古い街では長い間に人口構成は平準化されていますが、ニュータウンの場合は極端な構成変化になる。

現在シルバー人材センタに登録しているが、最近は家具の搬出廃棄の仕事が多くなっている。
新築時に夫婦の夢と共に購入した家具、思い出の詰まった家具も、年老いて独り身になると捨てるにも他人の手を借りなければならなくなる。
搬出廃棄の仕事をしていても近い将来のわが身を見るようで何となく切なくなってきます。

時は移り、人も替わる、
あのアランドロンも「もうこの年だ。人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ」と引退する。
ああ無情!!



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