元クリミナルマインドのホッチナー役トーマス・ギブソンが、当時と今の心境を語った

2016-09-25 06:00:00 | ニュース

 www.latimes.com(出典)

 これは米Peopleとのインタビューで語ったことを、『海外ドラマnavi』で伝えられたことに私の思うことを交えて書いています。引用部分は『海外ドラマnavi』から引用していることをご承知ください。


 電撃解雇と言われ、一方的にトーマス・ギブソン側の話を聞かないのも、『喧嘩両成敗』という考え方からも反する。

 実際、彼には家庭があり、子どもが3人いる。このまま干されたという状態が続くと困ると思う。

 彼は

 「良い評判を得るには何年もかかるけど、その評判を落とすには1分もかからないって痛感したよ」

 と語った(海外ドラマnaviより引用=以下、引用のみ)


 要は製作者(特に脚本家)と出演者の考え方の違いなのかなと思います。


 
 その日は、シーズン12の2話の撮影をしていたが、その際に脚本家でもあり製作者でもあるヴァージル・ウィリアムズと言い合いになった。それが激しい論争へ発展した。

 トーマスはその時の様子をこう語っている。


 「その日は夜遅くまで撮影していた。あるセリフについて、以前に言ったセリフと矛盾して内容が合わないと思い、ヴァージルと話したが、"悪いけど、そのセリフは必要だから絶対に変えられない"と言われた。ガッカリした私は撮影場所に戻り、共演者にヴァージルの言葉を伝えていた時、彼もその部屋に入ってきて、私に向かって歩いてきた。彼が私の横をすれ違いざまに通り過ぎた時、私の足が彼の足に当たってしまった。もしその時に私が動かなかったら、彼が私にぶつかっていただろう。その後、私たちは少し言い争ったが、翌日、私は彼に謝罪した。それだけだよ。それがすべてだ(以下略 引用)

 つまり、あのとき自分が動かなければ、彼を足で蹴ったと言われることもなく、むしろ、脚本家に体当たりされたことになると、言いたかったの?

 夜遅くまでの撮影で、おまけに論争になるくらいだから、精神的は両者ともかなり疲労していたはずだ。

 付き合っている他のスタッフ、出演者も疲労があったかもしれない(出演者はその日ずっと一緒だったのか、途中からのシーンで参加したのかは不明)


 この時点で、彼は2回のエピソードにのみ出演が停止になったそうだ。

 なのに、蓋を開けたら、解雇ということになっていたという。

 彼にしたたら、突然歩いていたら、石が頭上に落ちて来たという感覚かもしれない。


 トーマスは、やりきれない気持ちでいるという。それはこの作品から製作者側が自分の存在が最初からなかったことにしようとしているように取れることが理由のようだ。

 今は3人の子どもとの時間を大事にしているとも語っている。

 しかしショックは大きいらしい。


 脚本家側に書いていて、一見矛盾しているように思える台詞であっても本人の中では癒合しているということはある。

 演者はそれとは違う気持ちで自分の役をとらえ、演じていた。

 それをなんか、今までとは違うぞという台詞に出会い、演者としての誠実さで、それはできないと言った
ら、製作者全般から否定される結果になり、大袈裟に伝えられ、自分だけが全てを失くす結果になっている。


 

 そういうことが言いたいのかもしれない。


 正直他の海外ドラマでも、再放送をしている過去のシーンを見ていると今のその人の役からは考えらえない台詞が出ていたりする。

 でも悪い方からいい方へ変わっているから、人間的成長と考えることができるかな?と思えることはある。

 けれど、シリーズで続いていくことは、こういう問題をはらんでいることに変わりはない。

 彼が、もし、脚本家も手がける俳優なら、そこは折り合いをつける方法を知っていたのかもしれない。

 あちらにはそういう俳優は多くいる。

 トーマス・ギブソンは、今の肩書にプロディーサーというものもついている。

 「クリミナルマインド」シーズン8で実際、監督をした作品もあるそうだ。

 これからは、俳優にこだわらず、製作も監督もすると思うという。

 トーマス・ギブソンは、2017年には声の出演をする作品へ出演することは決まっている。これがドラマかアニメかは判らない。


 しかし「クリミナルマインド」側としては、ホッチナー役の去らせ方については一切公表していない。

 変わるチームリーダーを誰が、どういう形で演じるのかも伝えていない。



 …物作りは、大変ですね、としかここで知りえる情報を持ちえない私には言えない。


 ただ、お互い、いい形で収まってほしいと思う。

 

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