| 甲斐直心館の平成26年納会となる朝稽古を12月20日朝6時15分集合、鷹野道場で行いました。午前5時半に開錠した時の道場の気温は2度ちょうど。やや寒いけれど、体の芯まで堪(こた)える寒さではありません。館生が準備をする位置の雑巾がけを早めに済ませ、館生の到着を待ちます。一番乗りは5時55分、小5望月多君とお父さん、小6向山君、中2中村君、小3中村さんでした。早い人はいつも同じ顔ぶれです。
約30人が参加。中2中村君の号令で正座、11種類の素振りを10本ずつの計110本行いました。いつもより本数を少なくしたのは、一本一本により集中させるためです。振りかぶりと振り下ろしが2拍子になってしまう素振りを反省し、一拍子での振りかぶり振り下ろしを意識するよう求めました。少なくとも最初の上下素振りの一拍子の素振りに改善が見られました。
久々に全員で木刀による剣道基本技稽古法を行いました。基本1から基本3までを行い、間合い、機会に注意を払うように求めました。掛かり手神宮寺先生、元立ち鷹野で示範しました。木刀を使うことで胴打ちの際に刃筋が違った打ち方をしている館生は一目瞭然です。すり足で腰を入れた打ち方をするための構えの足の重要性などを強調しました。
面着け後は二回往復の切り返しを行った後、3〜4人一組になって一回往復の切り返し−面打ち−小手打ち−胴打ち−小手面打ち−面打ち−面打ちの連続打ちを行いました。徐々に雑巾がけした床が乾いて滑りやすくなります。体の均衡を保つのが難しい場合もありますが、体幹を鍛える意味でもいい稽古になります。
小6・中学生、小4〜5年生、小3以下に分かれて短時間の地稽古を5〜9回行いました。
中学生、一般・指導者の計8人で1分〜1分半の回り稽古を4回行いました。
稽古後、5人の館生が感想を発表しました。今年一年おつかれさまでした。
朝稽古を年間を通じて行っている少年剣士は山梨県内でもそう多くはありません。「朝稽古は言い訳できない」とよく言われます。朝早くの通いはそれだけで大変だと思いますが、努力次第で時間はつくれるはずだからです。
朝稽古に休まず、時間通りに通い続けた経験は、大人になっても必ず生かされると確信しています。私自身、三十数年前の中学生時代に、北村先生のご指導を仰ぐため、竜王中学校に週1回の早朝稽古に通いました。冬も夏も関係なく、朝4時台に友人と自転車で早朝稽古に通った経験は、今でも多少の早起き、寒さにも負けない克己心を養ってくれたと感謝しています。あのころの寒さは半端ではなく、半凍傷で足の爪が何枚もはがれてしまったことさえあります。でも今となってはそれもいい経験です。
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