| 甲斐直心館の1月31日の通常朝稽古には指導者・一般5人、館生13人の計18人が参加しました。また、今朝の山梨日日新聞にも載っていた、現在山梨に滞在中のインドネシアの大学生(48人)のうち、甲府一高に通う館生の金子君の家にホームステイしているイワンさん(20)が朝6時半からの早朝稽古を見学に訪れました。イワンさんは英語はもちろん、日本語も流ちょうで、剣道の稽古を見学した感想を「面白かった」と話していました。
30日に大雪が降った場合は31日の朝稽古をお休みにする可能性もあるとしてきましたが、甲府盆地の積雪はそれほどでもなかったため、予定通り行いました。午前5時半に鷹野道場を開錠した時の道場内は気温2度、湿度は60%とまずまずの状態でした。乾燥が続いていたので、このお湿りがインフルエンザなどの猛威を抑えてくれるといいと思いながら、雑巾掛けをして館生の到着を待ちます。
一番乗りの小4室伏君は6時少し前の到着でした。やる気に満ちた表情で、道場に着くなり、雑巾掛けを始め、その後は鏡に向かって構えや素振りの確認を始めました。先日の小5望月君に続いてこういう前向きな姿勢の館生が増えてくれることはうれしいものです。
号令は中2中村君。素振りの号令も水曜稽古より良くなってきました。11種類の素振りを20本ずつ、跳躍素振りのみ50本の計250本行いました。館生には手元よりも剣先を速く走らせること、また、振りかぶりと振り下ろしの切り替えの瞬間によどみがないよう工夫することを求めました。
中学生以上は日本剣道形、小学生以下は全員で基本技稽古法をたっぷり30分間、稽古しました。いくつかの間合いの違いにより敏感になってくれるといいと思います。
面着け後は二回往復の切り返しを各自行った後、3人ずつのグループに分かれ、一回往復の切り返し−面打ち−小手打ち−胴打ち−小手面打ち−面打ち−面打ちの連続基本打ちを行いました。ただ面打ちだけ、ただ小手打ちだけというように同じ技を続けて打つことも大切ですが、上も下も交互に打つ稽古をしていくと実戦でより幅のある技が出るはずです。
5人の元立ちに対して、館生が打ち込み稽古を行いました。まだまだ打った後に手元を上げる習慣が抜けない館生がいます。剣先の冴えを意識してしっかり打突して竹刀のしなりで自然に面から竹刀が離れるような感覚で打ってほしいところです。
指導者・一般、中学生の6人で50秒間の回り稽古を5回行いました。六段審査も実質ほぼこのくらいの時間です。
見取り稽古をした後の小中学生は30秒間の地稽古を5回行いました。基本通りの打ちができたかどうか自分で振り返ってほしいと思います。初心者組3人が面打ちを10本行いました。最後に一回往復の切り返し、面一本で締めました。
先生方からは面紐の長さを各自しっかり確認するようお話がありました。長くても何も得することはありません。規定の長さよりも短めにすることが大切です。これは指導者・一般も注意したいことです。
館生からは、「直そうと注意してきたことがきょうはできた」「胴打ちの時に背中を向けて逆に回ってしまったので、これからは直したい」という感想発表がありました。
インドネシアと日本の関係はより緊密になってきています。昨季までヴァンフォーレ甲府にインドネシア人選手が在籍したことは記憶に新しいところです。イワンさんは昨日の雪に感激した様子でしたが、やはり寒さは苦手なようで、裸足になって床の上に立つことを促しましたが、靴下は脱げませんでした。気温が違い過ぎて、無理もありません。
すっと中段の構えをとり、すり足の面打ちも体験しました。構えはなかなかのものでした。
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