シンセパッドの打ち込み方(ボイシング)」 | 作曲方法やDTMの豆知識-わくわく作曲先生♪【課外講座】

シンセパッドの打ち込み方(ボイシング)」

難易度3星星星

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今回は「シンセパッドの打ち込み方(ボイシング)」を紹介します。




こちらの図を見ながら説明します。


http://www.4th-signal.com/compose/magazine/fig/128th/figure128.html




パッドとは、全体を包み込むようなフワ~ッとした


持続音系の音色です。


絵でたとえると「背景」のような使い方をしますね。




パッドを弾くときには、コードチェンジなどで音が切れないように、


できるだけペダルを使いましょう。




パッドを弾く時にポイントとなるのは「ボイシング(ヴォイシング)」でしょう。


ボイシングとは、コードの押さえ方です。


ボイシングには大きく分けて2つあります。




■クローズ・ボイシング


4和音が1オクターブ以内に密集しているものです。


片手で弾く時は、クローズボイシングで弾きます。




■オープン・ボイシング


4和音が1オクターブ以上に広がったものです。


今回はこの「オープン・ボイシング」についてお話ししましょう。




クローズ・ボイシングがスピード感があるのに対して、


オープン・ボイシングはサウンドに広がりが出ます。


比較的テンポの遅い曲に向いていますね。




(1)ドロップ2(図1)


これはクローズ・ボイシングの第2声(上から2つ目の音)を


1オクターブ下げたものです。


新たな第2声(元の第3声)をテンションに変えてもいいでしょう。


図では左にクローズ・ボイシング、真ん中にオープン・ボイシング、


右にテンションを使ったオープン・ボイシングを載せています。




(2)ドロップ3(図2)


クローズ・ボイシングの第3声を1オクターブ下げたものです。


新たな第3声(元の第4声)をテンションに変えてもいいでしょう。


上2音が3度音程になるところがポイントです。




(3)ドロップ2&4(図3)


クローズ・ボイシングの第2声、第4声を1オクターブ下げたものです。


新たな第2声(元の第3声)をテンションに変えてもいいでしょう。




以上の押さえ方をすれば、広がりのあるサウンドが出来上がります。


試してみてください。


ではまた次回、おたのしみに(^◇^)ノ




■情報提供:

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