パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

テレビ番組について

2017年10月21日 09時15分28秒 | 徒然なるままに

新聞を一面から読むか、それとも最終面のラテ欄から見るか
最近のテレビには番組表を見られるようになっていると言えども
相当数は新聞の最終面から見る人が多いのではないか
(今では新聞を購読している人も少なくなりつつあるというが)

でも、それを見ると一気に見る気が失せる
ゴールデンタイムと言われる時間の各局の番組を見ると
昔あった1時間の番組ではなく、ダラダラと続くお正月によくあるスペシャル番組風の長い長い番組が並ぶ
自分の年齢に合う番組ではないのもあるが、この長時間の番組というだけでパスしたくなる
おまけに番組紹介欄に書かれていることは、およそ関心を惹くものではない

この夜にテレビを見ない生活習慣は硬派のニュース番組にも続いて
NHKやテレビ朝日、TBSの知られた番組も結局は見ないことになる
それで困ることがあるかと言えば、全然ない
むしろ一歩引いたところからたまに見る番組を批判的に見ることができる

政治的にはどちらの陣営からも文句を言われるテレビ局の報道というのは
本当にイマイチで、なんだかんだ言いながら結局は横並びの様相を見せる
最近の政局を解説する番組も興味はない

テレビ局は本当にこんなんで大丈夫か
(そして知らないうちにそのテレビに影響されるこの国は大丈夫か)
分別くさくなったおっさんは不安を感じる
テレビ局が横並びでどの局もダラダラと長い時間の番組をつくって
ライバル局と同じことをすることで安心する姿は、どこか神戸製鋼の事件つながるような気がする
内々に感じている「こうすべきだ」という意見が、結局は言えないままでいるのではないか(?)

神戸製鋼のデータ改ざん事件は特別な悪い人たちが行った事件ではなく
実は誰でもしそうな、する可能性のある事件だ(フォルクスワーゲンもベンツも日産も)
上司は末端の人物には組織全体の利益を考えるよりも、その職場のその瞬間の利益を
考える事を要求する(部分最適が全体最適より優先する)
地元の流通業の例で言えば、市場性のない場所に市民も疑問を覚えたDIYの店が
オープンし、存在感を示す間もなく閉店の運命を辿ったが、その店舗開発を担った人は
全体最適よりも自らの仕事の部分最適を優先する
そしてそれが導いた結果というのは、、、 

自分の意見でNOというのはなかなか難しい
それをすると「空気を読まない」との冷たい視線を浴びることになりそう
無言の同調圧力  忖度を要求する空気  
みんなと同じことをすれば、責任は自分だけのせいではないと
少し気分的に楽になれそうな気がすることの誘惑

「個の確立」それは無闇矢鱈と対立する意見を述べることではなくて
個々に判断力を磨くことになるのだけれど、これが今の世の中でできているかと言えば、さて、、

森友・加計学園に対する説明に満足できない人が70%で、内閣支持率は不支持率を上回っても、
今回の衆議院の選挙では現政権のやり方を是認してしまう結果を選んでしまいそうな予想
本当にこれは理解を超えている、、
このどこか無意識の気味悪い空気が、悪い時代に導かなければ良いのだけれど、、

一人ひとりが生活を支える経済的社会人であり組織の中の人間という現実
同調圧力は思いの外、当人にとってはキツイんだろうな、、と思うけれど
へそ曲がりの偏屈なおっさんは、それでも期待してしまう
ダメなものはダメと言い切ることを
(会津若松駅には「ならぬものはなりません」の標語がある)







 

 



 

 

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