パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

何故か好きな演奏(エドウィン・フィッシャー&フルトヴェングラー)

2018年05月27日 08時59分35秒 | 音楽

何故かよくわからないが好きな演奏がある
どうして好きかを突き詰めて考えることは生産的かもしれないが
ただ楽しむだけの立場なので、そこまでは考えない
(でもどうしても気になるが)

その演奏というのが、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番
「皇帝」の名がある名曲とされるもので
演奏家はピアノがエドウィン・フィッシャー 指揮がフルトヴェングラー
オーケストラはフィルハーモニア管弦楽団

この曲「皇帝」は高校時代の一時期は、特に落ち込んだときなどは勇気づけられて
結構聴いていたが、ある時期から「運命」に通じるような「押しつけがましさ」が
鼻について聴くのが嫌になった
実演で聴いたときも、日本人のピアニスト、ドイツのオーケストラだったが
息が(感性が)合っていないようで、イライラしながら聴いていた記憶が残っている

ところが、フルトヴェングラーのセット物のレコード(中古)を数年前購入して
聴かなくちゃもったいない、、ということで聴いたのだが、
これが何故か全然押し付けがましいイメージがない
それどころかむしろとても新鮮な、自然な流れ、そしてピアノの音も中間部のフレーズでは
32番のピアノ・ソナタの第2楽章を彷彿とさせるところがあって、時々棚から引っ張り出して聴きたくなる

よくイメージされるフルトヴェングラーの演奏の頻繁なスピードの変化は
この演奏を聴いているとそんなに気にならない
というより、それが有ったとしてもそれはとても必然に感じてしまう
そしてオーケストラのズシンと重いがしかし柔らかな音色は、オーケストラが手兵のベルリン・フィルだったら
どんなだったろうか、、と想像が羽ばたく

しかし、なんでいつも新鮮に感じるのだろうか、、が不思議
フルトヴェングラーの魔術なのだろうか
エドウィン・フィッシャーも、先日モーツァルトの幻想曲ハ短調をYoutubeで聴いて
「これ好きかもしれない」と思った
そこでアマゾンでエドウィン・フィッシャーと検索するとモーツアルトとバッハの演奏のCDが出てきた
当然ほしいものリストに入れたが、、今のところ自制心が働いてポチッは無い状態

それにしても最近新譜のCDは購入していないし、おまけに情報に疎いから昔の人ばっかりのを聴いている
そういえば、自分も昔の人か、、、

フルトヴェングラーとエドウィン・フィッシャーの「皇帝」の動画があったBeethoven Piano Concerto No.5 'Emperor' - Furtwangler, Fischer 1951 (I. Allegro)


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