ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

ザビエルカラーというスラング

2018年02月22日 09時33分00秒 | コース



P1のときに撮った一枚。
グリーンの後方です。
上のほうには、
チョロッと使っていたパターが
写り込んでいます。

雲海みたいなシーンを
撮りたくてカメラを
向けたのです。
帰宅して画像を見て、
「ザビエルカラーだ」
と思ったのです。

そんな用語はありません。
勝手に使っているスラングです。
昔、歴史の教科書で
キリスト教を日本に布教した
フランシスコ・ザビエルは、
首回りにぐるっと
ひだがついた布を付けていて
異彩を放っていました。

シャンプーハットを
首まで降ろして、
「ザビエル!」という一発芸は
クラスで1人はやる定番でした。

いつもお世話になっている
コースのグリーンの周辺は
メジャー仕様な感じで
広く刈り込まれています。
グリーンを擬人化して
周囲をカラーと呼びます。
それが広いので、
ザビエルという連想です。

グリーンを出たボールは
コロコロと転がって
下まで落ちていきます。
寄せる際に、
グリーンの際までラフだと
空中戦しかなくて単調ですが、
刈り込まれていれば
傾斜を使うこともできますし、
運不運ではなく実力を
発揮する選択肢は増えます。

グリーンの周辺を
刈り込まないのが一般的なのは
進行をスムーズにする目的と、
グリーン周辺を刈り込む作業は
けっこう面倒臭いので
管理上の理由で敬遠するのです。

面白さという意味では、
ザビエルカラーのほうが
絶対に楽しめます。

画像はグリーン後方で
奥は打つことが不可能な谷です。
オーバーしたボールは
キックによっては
谷底に一直線です。
それを知っていると
グリーンが小さくしか使えず、
ショットバリューが上がります。
(より高い精度を求められます)

プレーした後に、
こういう話をしても、
全く気が付かなかった、
と返答されて苦笑いすることが
多々あります。
苦労して仕上げている意味がない、
とコース管理に同情しますけど、
わかる人にはわかるので
絶賛する人も少しですがいます。

ちなみに、ザビエルの首回りの
大きな襟のことを
ラッフルと呼ぶそうです。
英語の『ruff』が語源です。
えっ? ラフ?
まさか、これがラフの語源?
と音だけで考えそうですが、
ゴルフのラフは『rough』なので
残念ながら違います。

秘かにスラングを使って
わかり合えるゴルファーとだけ
盛り上がるのも……
ゴルフの意地悪な楽しみなのです。


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