きょうです。
人間、生きていれば嬉しいことも悲しいことも、そして悩みもいろいろ出てきます。
なぜ生きているのか、そういう根源的な問いを突き詰めても絶対に答えは出ませんし、ならば考えないのが一番です。

僕は中学一年生の時に、なぜ生きているのかものすごく考えて、考え続けたら自分の気がおかしくなってしまうと直感的に気づいて、そこからカーズのように考えるのをやめました。何度かこのブログでも書いているかもしれません。
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精神科の外来で、いろんな悩みと接します。
多くの方は、「こんな悩みで受診していいのでしょうか」と言われます。

なぜ、「こんな悩みで」と思うのか、思ってしまうのか。

それは、「悩みを人と比較する」からです。

自分よりもっとひどい状況の人はいる、悲惨な人はいる、自分の悩みなんて些細なことに違いない、そんなちっぽけな悩みで悩んでいる自分はダメなんじゃないか・・・

悩みは人と比べるものではありません。
どんなことでも、どんな悩みでも、悩んでいる自分が存在している、そのことは揺るぎない事実なのですから、自分を否定する必要はないのです。

・悩みは人と比べるものではないこと
・こんなことで悩んでいいのかと否定せず、悩んでいる自分は正しいのですよ

と伝えてあげると、大体の方はホッとされます。

付け加えると、ほとんどの悩みは、治療者がそのシチュエーションに陥ったら、やっぱり悩んでしまうだろうなあ、って思えるようなものばかりです。

さて、では僕自身、自分自身の悩みとどう付き合っているのか。
僕の場合は少々特殊で、やっぱり一回心肺停止になって死にかけているのを経験しているので、どうせ人はいつか死ぬしな〜とか考えると、大体の悩みはどうでもよくなってしまう感じなのです。。

あとは、47年間生きてきて、様々な悩みと対応してきたので、経験則からどのようにすればいいか、わかってきているところもあります。

時間が解決してくれる悩みもあれば、具体的方策を取らないといけない悩みもありますし、それは一概には言えないです。

悩んだまま見えないふりをして放置をして、悩みがもっとひどくなるパターンもあるのですから。

とにかく悩んでいるときは、一歩離れたところから俯瞰してみる、それができない場合は一人で悩まずに、他人に相談することです。

繰り返しますが、大したことがない悩みなどないのですから。

本日はこの辺で、ではまた!