本日、黒ちゃんがうちの子になってからちょうど1年になりました。
「きちんとした猫になったニャ」
猫同士のケンカで負け続け、反撃すらできなかった子
出会ってから4ヶ月、毎日私に挨拶してくれて仲良くなり
これ以上この子に生傷が増えるのも寒さに凍えるのも傍観していられない、という気持ちが突っ走りました。
子供や他の野良猫に虐められて悲鳴をあげたら、なぜかこの子の声だとすぐにわかって助けに行った
寒い夜には心配で様子を見に行ったり
他に保護してくれそうな人も現れない
我が家は保護するには条件が良くないけれど
(ペット不可マンション、私の猫アレルギー)
この子のために何かしないと冬が来て心配で仕方がない
そういう状況で、獣医さんや周りの猫飼いの皆さんのご協力で無事に我が家に連れてくることができたのです。
正直、無事にキャリーケースを運び込み
この子がソファに鎮座し傍らに座り込んだ私が最初に思ったのは
「ついにやってしまった、これからどうしよう」
これから周りにご迷惑がかかるようなら引っ越しも考えるべきだし
もう仔猫ではないから外を恋しがったらどうしよう
アレルギーが悪化して蕁麻疹だらけになったら里親探し?
無謀すぎやしないか?
でも、獣医さんによれば猫風邪の痕跡もあり傷だらけで
この冬は越せなかっただろうと。
これは、この子の命をかけた賭けでした。
「大好きニャ・・・♡」
いざ生活を始めてみれば、諸々の重たい心配は全く杞憂となり
騒音も立てず風呂好きでトイレもお知らせにくる清潔な良い子
私に傷をつけることもなくアレルギーも発症しませんでした。
今や眠る時も布団越しに互いの暖かさと重みを感じ
常に傍らにいて優しい視線を交わし、安らかな気持ちをくれる存在になりました。
未だ他の人には心を開いてくれませんが、初日から私にはこのとおりの甘ったれぶり。
もう、互いになくてはならない家族になっています。
神様も、粋な出会いを計らってくれたものですね。
人生の転換期には、なぜかいつも「こっちだ!」という強い勘が働き、どんなに無謀に思えてもそれに従って間違ったことはありません。
それでも、私の人生で過去にこれほど無謀な直感はなかった
準備も重い覚悟も要りましたが、今回ほどこうして良かった、と思ったことはありません。
猫飼い初心者ながら健康で一年を過ごすことができました。
(この子の癒し効果で私も高血圧が平常に戻り睡眠の質が向上)
疎遠だった実家とも、この子のおかげで関係修復。
私にとってはまさに、福猫です。
これからも、健康に留意して一日も長く共に過ごせますように
感無量の1年目の気持ちを、ここに記しておくことにします。
「これからも、ずっと一緒ニャ」
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