ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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内親王としての基礎の学び

2017-11-17 07:00:00 | 皇室報道

違う意見にも寛容にとか、様々な意見があってのブログとか・・おっしゃる事はよくわかるのですが、だからこそ、私はどんなコメントも一応は承認して来たつもりです。

しかし、当ブログのスタンスは変わりませんし、そこそこここまで・・・と思っている記事に対しての執拗な反対コメントは、当ブログのスタンスと逆方向へ読者を誘導しているように見えて仕方ありません。

申し訳ないですが、例の事件以来「擁護」を装った「反対意見への誘導」には慎重になっております。

ラピスラズリ様、私はひどく不愉快です。ずっとずっと我慢して来ましたが、どうして「ああいえばこういう」なのか。「そうか。ふぶきはそうなんだ」で済ませて貰えないのはなぜですか?そういう反対意見があるのであればご自分のブログでおやりになって欲しいと思うのは私のわがままですか?

「こんな書き方は許せない」とかコメントされるよりもさらりと読まない方が賢いのではありませんか?どうして執拗に自分の意見を押し付けるんでしょう?

「親切に忠告してやったのに」と思われた方、すみません。ありがとう。

でも自分のブログの中でくらい、好きに語らせて下さいな。

なぜそういう言葉を使ったのかと考えていただくのは構いません。不適切であると思われたらすみません。でも、そういう気持ちの時もある。それが私の「個性」です。

本当に我慢してきましたけど、今回ばかりは危険性を感じますので言わせて頂きます。

私の眞子様への考え方は変わりません。

どんな立派な生まれの女性であっても、まだ26歳であると考えます。未熟な部分を認めてあげたいです。言葉尻を捕らえてがっかりしただの、こうであるべきだのと言ってほしくないです。

眞子様の事よりも大事なのはもうすぐ天皇と皇后になる東宮夫妻ではありませんか?

そして「退位」を言いつつ、「満身創痍」を装いつつ、マスコミ操作して「慈愛」を演出しつつ、フルムーン旅行に勤しむ今上と皇后ではありませんか?

両陛下こそ、平成の皇室をここまで貶めた張本人であるというのに。

眞子様の数日前の公務についてあれやこれや言うより、今、そこにある「両陛下のお遊び旅行」の方が問題ではありませんか?

静かに、視えない様に、それでも「当代・次世代の両陛下には賛同できない」態度を明確にする事が大事です。

また、興味がない、ふーん程度の人達にも身近な問題を提起しつつ、皇室問題に関心を抱かせる事が肝要です。みなさん、政治家が無駄遣いをしたら怒るでしょう?どうして皇族がそれをやっても怒らないのか?

私達にとって皇室とは何か。それを考えるには根っこが問題なんです。

 さて、「内親王の皇族教育はどんなだったか」という質問に出来るだけ誠実にお答えしたいと思います。

 幕末までの女性皇族

基本的に天皇家は貧乏でしたので、たとえ天皇の子供に生まれてもすぐに親王になったり内親王になったりする事はありませんでした。

嫡子以外の多くの親王や内親王は生まれてすぐに仏門に入れられます。

一生、知っているのはお寺の庭ばかりで読経三昧の生活だったのです。

 佐宮隆子女王のスキャンダル

1841年。天保年間・・もうちょっとで幕末っていう時代。

伏見宮貞敬親王の11番目の女王、隆子女王が伏見宮邸を抜け出すという事件を起こします。23歳の時でした。

女王が行方不明になったので大騒ぎ。

でも、彼女が向かった先は年上の甥にあたる山階宮晃親王の元でした。

二人はお寺で出会って恋に落ち、二人で駆け落ちを考えていたんですね。

これは時の天皇、仁孝天皇(明治天皇の祖父)の怒りを買い、二人とも閉門・蟄居。

晃親王は後に身分を回復し宮家を立てるのですが、隆子女王は出家させられて一生お寺に預けられたまま亡くなり、名誉回復は亡くなった4年後の事でした。

隆子女王は沢山の姉妹がいましたが、早世した女王を除けばほとんどが有名寺の門跡になったり結婚したり。でもこの隆子女王はそのどちらでもなく宙ぶらりんの立場で相当鬱屈していたとみられます。

また晃親王も当時は法親王で、このまま一生隣村にも行けない身と嘆いたそうですから、それこそ束の間の「自由」を求めておn遁走劇だったという話です。

当時の内親王も女王も公家や徳川家に嫁ぐ事が出来たら一番の幸せ。

門跡として名声を得られれば二番目の幸せ。あとはひっそりしたものですね。

 桂宮淑子内親王

淑子内親王は仁孝天皇の娘、孝明帝の姉です。

今の眞子様とほぼ同じ立場で、内親王宣下を受けて閑院宮愛仁親王とご婚約。

幸せな人生が待っていた筈が・・・まさかの愛仁親王の死で・・桂宮家を継ぐ事に。非常に人見知りをするタイプと言われ、でも身分は孝明帝の后、夙子女御より上の准后宮と称されました。

 明治以降の内親王教育

幕末までの姫はいわゆるたおやかで和歌を読み写経をして・・・という生活。

当然、明治になってからもそういうものと思っていたら、ここに「皇室外交」が登場

勉強好きな昭憲皇太后は積極的に外国文化を学び、それをサポートしたのは下田歌子。彼女はヨーロッパを巡り、キリスト教を土台とした女子教育に目覚めます。

すなわち、ボランティア精神、知識、教養、ダンスや英語等々、外国人と対等に渡り合えるような教育を施したわけです。

しかし、彼女が設立した華族女学校が学習院に併合されると下田歌子はクビになってしまいます。

今思えば、女学生の袴も下田が考案したもので、多分に当時は「はしたない」と考える向きもあったでしょう。

何度も書きますが、親王と王と華族男子には「軍務につく」義務があったので、100%士官学校に入ります。

しかし、女子に関してはとりたてて義務はなく、華族女学校を出たらほとんどが誰かと結婚して子供を儲ける・・・のが義務。

重要視されたのは容姿・教養・礼儀作法、そんな所ではないでしょうか。

 昭和天皇の皇女たち

明治天皇には4人の内親王がいましたが、全て側室腹で宮家男子と結婚する事によって宮家を立てる役割をしました。

大正天皇には内親王がいませんでした。

昭和天皇には5人の皇女がいましたが、そのうち4人は「呉竹寮」と呼ばれる宿舎で暮らしました。

軍の方針もあったでしょうが、要は「良妻賢母」になる事のみを重視されたわけですね。

大体20歳くらいで宮内庁が用意した人と結婚。多分、拒否権はなかったものと思います。

東久邇家に嫁いだ成子さんは苦労してがん闘病で早世。

鷹司家に嫁いだ和子さんは皇族で初の「民間人」とご結婚。子はなく、夫は浮気して死亡。残された家に強盗が押し入るなどして赤坂御用地で暮らす事に。

池田家に嫁いだ厚子さんは皇居から遠い岡山へ。

島津家に嫁いだ貴子さんの嫁はカナダ人。

今上には紀宮清子内親王が。

歴史的に見ても晩婚中の晩婚。井上内親王以来かしら?

サーヤは日本舞踊を習っていましたよね。文章力もあり、非常にご優秀。

時代と共に内親王の在り方も変わりました。

戦前は「呉竹寮」に隔離されていた内親王。

生まれも育ちも皇族そのもののご両親と、それを支える宮内省という組織の中で「特別な身分」である事が当たり前でした。

でも戦後は皇室の藩屏となり、唯一、境遇を共感しあえる華族制度がなくなり、皇族方は孤独になっていきます。

その「孤独」を推し進めたのが当時の皇太子と正田美智子さんだったわけです。

サーヤは「いずれ降嫁する身だから」とわざわざ一般の幼稚園に通わせたり、母と娘だけの旅行をしたり、成年式ですらほとんどないのと同じ扱い?

降嫁した後に困らないような教育を施されたわけでしょう?

結局は35歳まで独身だったわけですが。

サーヤが22歳くらいであっさり結婚していたら秋篠宮家の内親王教育も違っていたかもしれませんよね。

 

 


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41 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブログ管理者はふぶき様です。 (匿名ですみません)
2017-11-17 07:24:08
このブログの管理者は、ふぶきさまです。
ふぶき様の考えを示す場所です。
ふぶきさんのblog。 (kayoko)
2017-11-17 08:38:36
お疲れ様です。
ふぶきさんの意見はまっとうです。反対者も
いるでしょうが、反対意見も載せてくれてます。
私はふぶきさんにblogを続けて欲しいです。
応援します。
反論、攻撃される方、意見が掛け離れあまりにも
不快なら読まなければ良いですよねぇ。
私ならそうしますけど。
お礼 (さくら)
2017-11-17 10:00:37
ふぶきさま 
さすがです。いろいろ教えて頂き本当にありがとうございます。
勉強になりました。

ここはふぶきさまのブログです
ふぶきさまの考えに対していろいろおっしゃる人がいらっしゃるかと思いますが
ふぶきさまの意見が嫌なら 読まなければ良いだけの事と
思います。 
私はここでふぶき様の考え、皆様の考えを知り
本当に学ばせて頂いています。
また、私こそいろいろ書かせて頂き申し訳なく思っています。
今後共、よろしくお願い致します。



Unknown (ガーネット)
2017-11-17 10:26:15
長年、読ませていただいています。
いつも納得することばかりです。

私の眞子様への考えはラピスラズリさんに似ています。
でも、ふぶきさんの考えを変えようとか反論をしよう、とは思いません。
それぞれが思うこと。

筆頭宮家の内親王でも道を間違うことはあります。
愚かな判断をしてしまうこともあります。
ふぶきさんの言われる「生い立ちの中で見てきた一族のごたごた」で眞子さまが
「多感な時期に感じたこと」があったことも理解できます。

ただ、一国民として理解はできても納得ができないところがあり、
気持ちとしてはやるせないものですね。
ただのお金持ちのお嬢さんならそれでよかったのですが…
と、思ってしまう人も多いのでしょう。
がっかり感が大きいことは否めませんでした。

ふぶきさんはふぶきさんのスタンスでこれからも発信してください。
考え方が違っていてもそれは自分が考える時のヒントになることもあります。

東宮の酷さ、そして今まで気づかなかった両陛下の
欺瞞。そちらが最重要ですが、おそらくこのまま
両陛下は憲法やぶりの退位から好き放題できる身になるでしょう。
そして、あの不具合がいっぱいの東宮コンビの珍道中が
始まることかと。


例の件、ずっと見守っていました。
これからも応援します。
Unknown (ミロ)
2017-11-17 11:06:09
ブログの運営って大変なのですね。

自分も、特にKKさんに関して嫌だなと思うことを書き殴り、すみません。

自分はふぶき様の書かれることと、全部意見は一緒ではないですが、違う考え方や、新しい事を知りありがたいと思ってます。

内親王の教育、とても興味深かったです。

トランプ大統領の来日の際、メラニア夫人と昭恵夫人が中央区の公立小学校を訪問されてましたが、お二人で書道されてましたよね。
自分は学校の習字の授業でしか経験ないのですが、
昭恵夫人、書道らしい?字だったと思います。
日本らしさをアピールできて、メラニア夫人もはじめての毛筆だったと思うのですが、よい機会だったと思います。

KKさんも最初の「内定報道」の時の趣味が「バイオリン、スキー」とかでなくて、「書道、茶道、華道」みたいなものがあったらよかったのにと思ってしまいます。
今時では、ないですかね。
KKさん、バイオリン、大人のサイズまでレッスン続けたんでしょうか。小学校卒業後は独学?
記者会見の時「ピアノでジャズ」になったのはなにか理由があったのかと思います。
ミカドの淑女(おんな) (ゆうこ)
2017-11-17 11:10:59
そう言えば林真理子の小説ミカドの 淑女は面白かった…
下田歌子(字が違ったらご免なさい)が乃木希典に学校を追われる形で去っていく話ですけど…へ~と思いました

清子様の縁談はもっとせめて後3年早かったらと…悔やみますね
それより何より黒田さまに話が行く前に誰かいいお相手居なかったのかな?
ふぶきさま (いっちょかみ)
2017-11-17 12:56:04
いつもお勉強をさせていただいております、ふぶきさまの記事からも、皆さまのコメントからも。
わたしは率直な感想しか書けません、皆さま、真摯で博識でいらして、ほんとうに頭が下がります。
ふぶきさまのご意見には、同感だ!と感じることのほうが多いです。
たまに、コメントであきらかに妙なことをおっしゃる方がいらしてね、
たとえば、まるで愛子さんが天皇になる前提のようなミスリードとかですね。
事実に反することをあっさり書かれてあると、見逃せないなと躍起になり、
指摘させていただいたりして、HNさながら、いっちょかみですね(笑)
ふぶきさま、これからも、ブログ楽しみに拝読させていただきます。
Unknown (ゆきんこ)
2017-11-17 13:49:40
ふぶきさまの知識にはいつもながら驚嘆します。
これも私の主観ですが、
最近の眞子さまは、いい意味で肩から力が抜けた感じがします。

kk氏との結婚は、今からでも間に合うから白紙に戻してほしいと思いますが、
決して「天皇の姉」として生きるとかお考えにならないでいただきたいと思います。
ふぶき樣へ (キャベツ)
2017-11-17 14:00:01
楽しみに読ませて貰っています。大変でしょうが、続けて下さいね。『あの事件』って? 私は知りませんでした。何があったのですか?
Unknown (小花丸)
2017-11-17 14:46:13
ふぶきさま、記事の更新ありがとうございます。内親王としての基礎の学び、興味深く拝見しました。
明治以前の姫宮たちは、摂家以外に嫁ぐのは嫌だ・恥だと考えていた、公武合体の折、和宮が渋ったことでそう思い込んでいたのだと思います。
でも当時の宮中や公家の逼迫振りから、嫁げればそれなりに幸せだと思う姫宮もいたかもしれませんね。


個人ブログというものは、基本的に管理人の趣旨に賛同する人が集まるものだと思います。もちろん、多少の主張の違いの議論は楽しいですし、新知識の披露もあるでしょう。
しかし記事の内容とかけ離れた主張や、しつこいほどの反論は、御自分のブログや議論メインのところでなさるべきではないでしょうか。
ふぶきさまは、今まで反論のコメントもきちんと反映されてきました。しかしながら今回は激しい論戦は望まないと明言されましたので、その希望に沿うのが良識ある読者だと思います。
ふぶきさま、本当にお疲れ様です。いつもの落ち着いた状態に戻ることを祈っています。

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