陰部の石鹸洗浄
本日の業務もお疲れ様でした 渕辺です(*^▽^*)
紫陽花がきれいに咲いてます。
色がたくさんあって花々に個性を感じます。
大和市にも多くの訪問介護の事業所があります。
花にそれぞれ個性があるように
それぞれの事業所や
その事業所で働くスタッフにも個性があります。
ヘルパーも身体介護を得意とするヘルパー
整理整頓、お掃除丁寧・・・と
家事を得意とするヘルパーなど様々です。
ハピネスは、今後どのようなヘルパーステーションを目指すのか?
展望が少しずつ見えているような気がします。
ブログを開設したころ(約7年前)
「陰部の石鹸洗浄」の記事をあげました。
ハピネスを開設した
約12年前と現在のケア内容は、基本的な内容は変わりません。
<手順書>
①準備
シート・ペットボトル500cc(蓋に穴をあける)、石鹸・手袋
洗面器かバケツ・タオル・オムツやパット
②ペットボトル⇒微温湯
洗面器かバケツ⇒60度のお湯
③お声がけして、オムツを替える事を説明し、
オムツを広げ、自分の前腕内側でペットボトルのお湯の確認。
④排便の有無の確認を行い、排便があった場合は、
先にお体を横にしてお尻側を使い捨てシート等を使い綺麗にする。
⑤陰部前面より、お湯をかける。
●掌で石鹸を泡立てる
●前面部に石鹸をつける
●タオルを60度のお湯で濡らしてしっかり絞る。
⇒タオルを広げない(タオルが冷める)
●石鹸を拭き取る(2回位繰り返す)
●ペットボトルのお湯で介助者の指を使って広げ流す。
●タオルで拭きとる。
⑥お尻側も同様。
⑦女性の場合、尿道口、膣、肛門、。陰唇等で皮膚が重なるので
皮膚の重なった部分に汚れが残らないよう丁寧に行う。
鼠蹊部も赤くなりやすいので注意!
●排便があった際は、便が膣等に入りやすいので丁寧に行うこと。
⑧テープ型オムツを交換する場合は、オムツを抜く
反対側のテープ部分を腰の内側に入れ込む。
注意)ここでありがちなのが、テープ部分を織り込まず
ザラザラしたままにして反対側から引き抜くと傷が出来ます。
⑨大量の便が出てしまっている場合は・・・
●側臥位にする前に長方形フラットオムツを
敷きこんでおくとシーツ等の汚れを防ぐことが出来ます。
●前庭部部分まで出ている時には、仰臥位の時に上から
トイレットペーパーやティシュなどで押し込みます。
●便で汚れたままで、陰部洗浄すると汚れが広がるので
注意しましょう。
●長方形フラットオムツをペット用シートで代用するお宅も
ありますが、水分が外側に広がってしまうので、個人的には
お勧めしません。(長方形フラットは半分に切って使えます)
⑩皮膚の観察
●オムツかぶれがないかどうか?
●褥瘡が出来ていないかどうか?
●オムツ漏れがないかどうか?
⇒オムツの当て方の工夫が出来ます。
オムツ交換は、ご利用者様にいかに負担をかけず行うかが重要。
ADLの状況に合わせて後は、基本的なことを実施します。
私自身は、通常訪問してケアを行うときには
ご利用者様の状態に合わせてやり方を考えながら行います。
当然に状況は変化するのか常・・・。
必要があれば、訪問しているヘルパーに
メールか書面で申し送りをします。
毎日、行う訪問介護のケアもマンネリではなく
常に頭を使い工夫をしながら仕事をすることで
毎日楽しく仕事が出来ます。
以上・・・
ハピネスの陰部の石鹸洗浄の手順書になります。
事業所によってやりかたは違うと思いますが
やむを得ずオムツを自分が装着することになったなら・・・
家族で介護が必要になったら・・・
気持ちよく一日を過ごしたいですよね?
手順書に記載している内容は介護指導にも用います。
ただし、介護力に応じて内容は変えます。
出来る事を出来る範囲で行っていただき
あとは・・・ヘルパーを緊急で呼んで頂くこと。
在宅介護で一番大切なのは?!
「無理をしないこと」ですから(≡^∇^≡)