なす術がないんです

公開日: 

先日、アゴラさんに掲載して頂いた、
パチンコマネーと版権ビジネスの関係を書いたブログ、
ヤフーニュースにして下さったようです。
まだお読みになっていない方は是非ご一読下さい。
パチンコマネーと版権、営業ビジネス

指原さんの発言について書いたブログが、
アゴラさんの人気ブログにずっと残っているので、
このブログもあわせて読んで頂ければ、
よく意味も分かって頂けるのでは?と思っております。
どうぞ宜しくお願い致します。

さて、何故私が、ここ最近ずっとパチンコのことを、
書き続けているのか?

それは、社会が軽視し過ぎているけれども、
パチンコの負の側面は、とても重大な問題で、
その負の側面に対し、何ら対策をしてこなかった功罪は大きいと思っていること、
さらには、まさかの不正改造が行われていると知ったこと。
それなのにその不正に対し、みな見て見ぬふりをし、
パチンコマネーに群がっていること、
で、ありながらギャンブル依存症者が道徳的な問題や、
不正行為を働いた場合には、
徹底的に再起不能まで叩きのめすといった、
メディアや芸能人の不平等な扱い、身びいきが行われていること。

そして、そういった不正行為に対し、パチンコ業界に質問をしたにも関わらず、
無視された上に、今もなお不正改造台がはびこり、
即刻撤去とならないこと、
などに心の底から腹が立ったからです。

今日はこんなことがありました。
実は、仲間の息子さんが2度目の自殺未遂をしたのです。

話を聞くと今回は、本当に危ない所だったのですが、
奇跡的に一命を取り留め、しかも特に後遺症もなかったんですね。

すると、救急搬送された病院は、
治療すべく身体の問題はもうないので、
即刻退院しろと言うのです。

そんなバカなと思いませんか。
どう考えたって、この短期間に2度も自殺未遂を起こしているんですから、
ギャンブル依存症から重度の鬱になっていると思いますよね。
しかも今回はたまたま発見されたけれども、狂言の類ではなったくなかったんです。

でも、病院は退院しろの一点張り。
だったらせめて精神科のある病院に転院させて欲しいと頼むと、
近所の総合病院に紹介状を書いてくれましたが、
なんの連携もなく、その精神科も診療日が木曜のみとかで、
来週の木曜まで待てというんです。

仕方なく、ご両親は家に彼を連れた帰って来たのですが、
その後、彼は、どこかに入院しようとか、精神科医に行ってみよう
などという提案を一切受け付けず、家にひきこもってしまいました。

そこで私は、今度は地元の警察や保健所に連絡をし、
医療保護入院させてもらえないか?と頼んでみて、
とご両親に伝えましたが、結果はNG。
警察も保健所も
「本人が暴れているわけではないし、保護入院はできない」
とのことなのです。

親御さんも私も、こうなるとなす術がありません。
ただただ不安な時間を過ごすのみです。
インタベンションも不可能です。

信じられないことに、これほど自殺リスクが高い人がいて、
その家族が助けを求めているのに、
力を貸してくれる人が医療にも行政にもいないのです。
そして、彼は一切の支援や言葉を受つけようとしません。

私も、不安でならないです。
最初の救急病院から、精神科へ上手く繋がれなかったことが、
大きな痛手です。

何か、彼を安全な場所で生活して貰えるような、
良い手立てはないでしょうか?
どなたか、良い案があれば教えて下さい。

ギャンブル依存症は、人の生死に関わる、
まさに現代の難病とも言える、重篤な病気です。
それなのにお金さえ儲かれば、不正でもなんでもやるのか?
そしてそれを見て見ぬふりをして、自分たちも恩恵にあやかろうとするのか?
こうして眠れぬ夜をすごす家族や関係者が、
この日本に沢山いる事実を、業界側の人はどう受け止めているのでしょうか。

業界と社会の変革を心から望むと共に、
彼がギャンブル依存症から回復することを祈ります。

神様、どうか助けて下さい。
お願いします。

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現在国内の推定罹患者536万人(2014年厚労省)のギャンブル依存問題。
日本でもギャンブル依存症対策の導入を!
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[田中紀子の著書]
三代目ギャン妻の物語(高文研) ギャンブル依存症(角川新書)

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