昔からあった先生によるいじめです

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またしても先生のいじめによる中学生の自殺という痛ましい事件が起きました。
同じような、若い子たちの自殺があとをたたないというのに、
国はもっとこの件に対し、有効な自殺対策を打ち出すべきだと思います。
福井 男子中学生自殺報告書全文に書かれていたこと

教育現場や教育委員会による報告など、
いつも聞いていて腹立たしいほど、
問題を隠ぺいしようとしていて、
これじゃあ亡くなったお子さんも浮かばれないですし、
現にこうやって全く改善されずに、
同じような事件が続いています。

そしてそれは今に始まったことではなく、
私たちの時代からありました。
私たち世代なら誰でも絶対に覚えていると思いますが、
中野富士見中の生徒が自殺した事件で発覚した「葬式ごっこ」。
自殺した生徒さんの
「このままじゃ生き地獄になっちゃうよ」という遺言は社会に衝撃を与えました。

そしてその葬式ごっこの寄せ書きには、担任らを含む4人の教師が加担していたこと、
さらには自殺が発覚した後に、その事実を生徒に口止めしようとしたことなど、
問題が明るみになるにつれ、学校の先生のモラルの低さに唖然としたものでした。

私は、この事件が地元中野で起きたこと、
更に私も中学時代さんざん教師にいじめというか体罰を繰り返し受けていたことから、
自殺した生徒さんの気持ちが痛いほどよく分かり、
長く記憶にとどめることとなりました。
中野富士見中学いじめ自殺事件

あの事件から30年、私の中学時代からは40年の年月が経ちましたが、
今も教師によるパワハラはなくなっていないと、暗澹たる気持ちです。

学校というのはもっと失敗が許される安全な場でなくてはなりません。
今回の事件などは、忘れ物の多い生徒さんのようですが、
その背景にはもしかしたら発達障害やなんらかのパーソナルな問題があったかもしれませんし、
そもそも私は忘れ物位どうってことないじゃないか!と思っています。

忘れ物や遅刻というのは決して怒られて治るものなどではないですし、
治らない人は全く治らないです。
でもその失敗は自分に降りかかってくるんだから、
別にかまわないじゃないか・・・というのが私の考えです。

忘れ物や遅刻というのは、全くしない人はいないでしょうけど、
あまりしない・・・という人にはわからないと思いますが、
してしまう人間も、当然ですがしたくてしているわけではないのです。
この辺が依存症と同じで、ものすごく誤解されていると思います。
自分をみていても、その部分の能力が欠落しているとしか思えないのです。

学校は沢山の失敗をして、
自分の得手、不得手を知る場ではないでしょうか?
そして将来的に得意分野を生かしていき、
苦手なものはどうリカバリーしていくか、そのスキルを磨くところ、
それが健全な学校生活ではないでしょうか?

中学の時、とにかくガミガミ怒られ、見せしめのように往復ビンタされていました。
卒業の時その先生に「お前は全体の見せしめだった」と、贈る言葉で言われました。
それでも絶対にめげないと思われていたのだと思いますが、
実は私は、中学時代最も頻繁に自殺未遂を繰り返していたのです。

そんなことになるはずがない・・・
それほどのことじゃない・・・
加害者側の言い訳はいつも同じです。

教師によるいじめに対しては、断固たる処分をお願いしたいです。
資質がないのなら、辞めるべきです。

そしてガミガミと怒鳴るしか能がない教師には、
周囲の教師からアンガ―マネージメントのトレーニングを受けるよう勧告したり、
カウンセリングをすすめるなどの制度があっても良いのでは?と思います。

また教師の過重労働が叫ばれていますが、
そのためにストレスがたまるのなら、
政府は教育の無償化だけでなく、質の向上や増員にも配慮すべきと思います。
いずれにせよこの国の自殺対策として、
もっと早急かつ有効な手立てを望みます。

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