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ニュース記事からの引用です
うまくリンクできなかったので、URLと本文を添付します
http://jp.wsj.com/news/articles/SB12377912224764574491004580257980246745988?id=fb&reflink=fb
乳児のアトピー性皮膚炎の原因をめぐる新たな所見を受け
一部の科学者は調査に乗り出している。
親による乳児の皮膚の手入れ方法がこの皮膚炎の引き金となる可能性が示唆されたためだ。
最新の複数の調査結果によると
アトピー性皮膚炎を引き起こす可能性があるのは
乳児の入浴頻度、せっけんやシャンプーの含有成分
入浴後に適切に皮膚を保湿しているかなどの要因だ。
研究者は乳児の入浴は週に2~3回で十分で、
多くの場合は洗いすぎかもしれないと指摘する。
アトピー性皮膚炎になると、皮膚が乾燥し、かゆみを伴う炎症を引き起こす。
科学者が確信を強めているのは
入浴や汚染物質、室内暖房などの環境要因が
皮膚内の水分を保持しアレルギー誘発物質や細菌を排除するといった
皮膚本来の能力を妨害する可能性がある点だ。
これにより皮膚の最外層のバリアが弱まり、
外部からの刺激物質が皮膚に浸透することで免疫系反応を引き起こす。
一部のアトピー性皮膚炎患者については
遺伝子変異が皮膚のバリア機能を損なう可能性があることも判明した。
アトピー性皮膚炎は長い間、アレルギー反応で起こると考えられていた。
おそらく子供が食べたものや接触したものが、
皮膚の炎症につながったという考えだ。
ただ専門家は何十年もの間
アレルギーをアトピー性皮膚炎の主犯と据えていた研究からは、
ほとんど効果的な予防戦略を打ち出せなかった。
オレゴン健康科学大学の皮膚科教授、エリック・シンプソン氏は
「アトピー性皮膚炎の原因について理解が深まるにつれ、
乳児の皮膚のケアの仕方にカギがあるとの見方が強くなっている」と語る。
「私たちが良かれと思って赤ちゃんにしていることが
アトピー性皮膚炎を引き起こしているのではないだろうか」と問う。
このアトピー性皮膚炎は通常、乳児の顔や頭部に、
小児の場合は肘の内側やひざの裏にも現れる。
処方薬の軟こうはかゆみや赤みを緩和するが、治癒はしない。
アトピー性皮膚炎は通常、
乳児の肌がまだ発達段階にある1歳半を迎える前に発症する。
数カ月、あるいは数年にわたり症状が出たり治まったりを繰り返し、
たいてい青年期頃には消失するが、成人になっても続くケースもある。