プラネタリウムと天文台が休館中である冬期間の業務として、宿泊研修施設「ふじはし星の家」の営業活動に出かけています。
民間企業ならわかるけど、公務員がどうして営業?と思われるかもしれませんが、公費で建設し運営している施設を、できるだけ多くの方に利用していただくのは、やはり重要なことだと思うのです。

20170226星の家全体

というわけで、岐阜県西濃地方及び岐阜地区の市町を何度かに分けて訪問してきました。
まずは教育委員会を訪ねて趣旨を説明し、その後に学校を回ります。
営業担当(?)は、私と、星の家宿泊者向けに各種の体験学習を行っている「生命の水と森の活動センター」のセンター長、そして星の家の支配人です。

教育委員会を訪問する際は、できるだけ教育長さんと面談するようにしています。
もちろん、学校教育、社会教育の担当者さんも同席していただきます。
どの市町も快く対応していただけて、学校にその場で連絡を取っていただけた教育委員会さんもありました。

学校を訪問する際にも、もちろんアポを取って行きます。
大抵の場合は校長先生と面談できますが、教頭先生の場合もあります。

20170226星の家南側

ふじはし星の家について説明をし、今はどこへ宿泊研修へ行っているのかを訊ねます。
独自で研修施設を持っている市町の場合は、自分の市町の施設を利用していますので、私たちが参入する余地はないのですが、回ってみてわかったのは、想像以上に宿泊研修の行き先に苦労している学校が多いということでした。
小学校では、5年生で宿泊研修を行うのですが、他の学校行事との関係で、時期的には5~6月と10月に限られてしまうことがほとんどです。
宿泊研修施設の数自体はそれほど多くないため、各学校で取り合いになってしまい、なかなか希望の日時に施設を確保できない学校が多いのです。
ふじはし星の家でも、5~6月、10月はかなりタイトな予約状況ですが、中には土曜にかかってもいいから利用したいという学校もあって、逼迫した状況が窺えました。
ふじはし星の家を知らなかったという学校もけっこうあって、営業に回った甲斐はありました。

20170226星の家02

かなり多くの学校を回った結果、数校が平成29年度、あるいは30年度から、ふじはし星の家を使ってくれることになりました。
営業活動の成果が出たことになります。

今後は、子ども会やスポーツ少年団、天文同好会などにも周知に努め、できるだけ多くの団体さんに、ふじはし星の家を利用していただきたいと思っています。

営業活動は嫌いではないので、まあまあ楽しい仕事でした。
でも、営業活動が苦手という人は多いようです。
そうした人にとっては、辛い仕事かもしれません。

写真は、最近のふじはし星の家です。
まだ雪がたくさん残っていますね。