「きつねのるーと」と「じーん・だいばー」のお部屋

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『RAIL WARS!』 最終回 観ました

2014-09-21 01:40:25 | アニメ
なんか原作通りにシナリオを描いていたら描かなくても良かったおまけストーリーだったけれども、これはこれでなかなか熱い展開で割りと好みだったかなぁ~?

それにしてもガスタービンエンジン搭載で振り子機能搭載ななかなかのハイスペック車輌の割に車内が古いままなのが、凄い國鉄仕様っすなぁ~。昭和40年台の特急用の椅子ってのはただの回転シートだからアレで在来線の青森~上野間を乗り通すのって2010年代基準からするとかなりの苦行なんだけれども、それを引っ張りだして走らすってのもある種の鉄道ファンサービスだったのかも?とか思ってしまうっすね。この世界でも新幹線は新青森まで開業しているはずと考えると多客で車輌が足りなくなって引っ張りだしたというのはかなり無理が有る設定なような…ね。
とは言うものの、無理して引っ張りだして来ただけあって走行中に故障続発ってのが、妙にリアルかも…
それを整備に関してはド素人の高山くんと飯田さんが指摘して修理に付き合うってのは流石にね…。
しかも、一緒に乗っている車掌長が、久慈ありすさんってのもね。
彼女なら内燃機関車輌の運転免許持ちだから、そんな彼女が乗務車輌のメカに詳しくないわけが無いからある程度のことならそこそここなす設定にしてくれないとねぇ~。と、愚痴ッてみるです。あと、列車運転士の定年間近でキハ381系のことならなんでも…という設定にするなら、機関の異音に気がつかないはずが無いし、もしそういう状態で運転しているなら機付き整備士が同乗していてもおかしくないよね?
う~ん、そうすると今回もなんかシナリオの残念感が…。おまけに走行中の整備を手伝って飯田さんのシャツが汗透け状態とか、冷却ファンベルトの代用品にストッキングを使うからって、何処の湾岸ミッドナイトのフェラーリだよ?とかね。お色気に頼るのは、楽しいけれども、それだけじゃ飽きられるっていい加減分かれよとか言いたくもなるかも。

あと、自宅が北上尾って設定の高山くんが大宮で下車しないで東京まで乗ってきたのは単に東京駅のケイヨンの部屋で待っているかも知れない他のみんなと合流しようと思ったのだということをもっとはっきりと見せて欲しかったかもですね~。

それにしても高山くんの留守宅にみんなが居るのは…
高山くんの保護者的役割を果たしているみたいな札沼さんのおかげなんでしょうね。
彼女なら高山くんの家の鍵を持っていても不思議は無いし…出番こそ無いけれども高山家の親御さんともツーカーで話が通る設定になっていると夢想すると…ね。もう楽しい感じしかし無いわけで。

そんなこんなで今回で最終回だったわけですが、この作品。期待が大きすぎたので失望感が物凄かった訳で感想がただの愚痴にしかなって居ない見苦しいものになってしまったのが最大の難点でした~。
総括的に言ってしまうと、作り込みの方向性が間違ってしまったのが最大の難点だったってことでしょうね。基本的に言うと、タイアップに乗ってくれたトミーテックさんやアニメに乗った企画者とアニメ制作班との話し合いが不足のままお色気路線に安易に走った挙句、無理やり路線を原作よりに戻そうとしたけれども、微妙にそれにも失敗したというところでしょうか?そりゃね、キハ381系が鹿島乃亜の出てくる話で出るだろうと先行して関連商品を作って居るのに、鹿島乃亜の話が改変されていてキハ381が出てこないと判ったら…大人の事情的にどうなるかは素人目にも明らかなんですよね。そりゃ大騒ぎにならないわけが無いわけで…。視聴者が原作レイプだとか騒ぐ以上の大事になっている訳で、スポンサーの商品展開をぶち壊しちゃったようなものですから、原作者がどうのこうのと言うよりも大事なわけで。それで面白く無い制作スタッフが居てあることないことを言った居たような気がしますね~。大人の事情的には、制作費を出しているとこに逆らうとはいい度胸しているじゃないか~みたいな感じだったんじゃないですかね。
ちなみにこれは商品展開からみた憶測ですのでただしかどうかは当事者のみ知るです。
なお、事の顛末に関してはググって観てくださいね。
この件に関しては原作者の偽物まで登場したようでかなりグダグダだったようです。
また、この件にコメントしている方の記事をみるとスポンサーの商品展開まで観て書いている方がいないのであえてそこ居らへんは封殺しているような雰囲気も有りますね。

そんなこんなで微妙に期待外れだったこの作品ですが、出来うることなら鉄道ネタや警察ネタに詳しい方をバックに据えて、鉄道描写に強いアニメーターを続編を造るか無かったことにして新規で作りなおして欲しいかも…です。
それにしても、アニメに鉄道が出てくるとどれもこれもイマイチな鉄道表現しか観られないのはかなり残念かもです。まぁ鉄道ファンは何処にでも普遍的に潜んでいるのでミリタリーよりも見方が厳しいってのは有るのですけれどもね~。

この作品の詳しいことを知りたい方は公式HP公式支援サイト、それにこの記事にTBをくれた方々の記事を参照してくださいませ


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2 コメント

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見所は…緻密にモデリングされた鉄道車両CG…「だけ」!? (67式)
2014-09-21 06:08:37
ガスタービン動力+振り子台車という組み合わせは実はそれほど突飛なモノではなく、実在したガスタービン試作編成がこの仕様であったりします。
で、この編成を使って実験を繰り返した結果、確かにハイパワーや振動の少なさは魅力的だけれども、空や海と異なり常にレールからの衝撃・振動に晒され続ける鉄道用としてはガスタービン動力は不具合が多く、オマケに燃費も悪すぎる…というコトで立ち消えになったそうな…。
(もちろん、現在の技術を以ってすれば十分に実用化できるのでしょうけど、その前に地方幹線の電化&新幹線延伸が進んでしまいましたから…)

というコトで、振り子構造にはあまり驚かなかった私ではありますが…、…最初のトラブルの音、アレは明らかに異常燃焼系の音でしょ!ファンベルト系の異常ならば、もっと金属をゴリゴリするようなメカニカル系の音がするハズです!
…まあ、コレは単にSE担当の選択ミスというコトで片付けるとしても、次のトラブルであるブレーカーの取り扱い、あれはかなりヤバい…!
通常、ブレーカーが落ちるというのは電気回路の異常で過大な負荷がかかっているというコトなので、その原因を取り除きもせず安直にブレーカーを固定してしまうと、そのうち電気配線から出火して車輌火災、んで後日の検証番組で
「…たがこのような電気系トラブルの場合、通常はブレーカーが落ちることによって大事に至ることを防止する。何故ブレーカーは働かなかったのか。…なんと、この列車のブレーカーは、乗員の手によって固定されていたのだ…!」
などと報道されるハメになってもおかしくはないのですよ!?
(視聴者が限られている深夜アニメだからまだ良いものの、ゴールデンタイムのドラマなんかでこんなシーンが出てきたらたちまち苦情・指摘が殺到すること必至)

ちなみに、「ストッキングがファンベルトの代わりになる」というのも、けっこう都市伝説の類いのようです。
ま~、確かに引っ張り強度はあるかもしれませんが、あのテの薄手ナイロンは熱と摩擦にはからきし弱しですし、あとファンベルト状に輪っかにした際の結び目が耐え切れるとは思えませんからね~。

先のアプト君の時の「ブレーキのフェード現象」話といい、どうやらこのシナリオライターさんは「イニD」や「湾岸」系のセンスはあるようなのですが、鉄道とクルマは似ているようで異なるモノなので、そのあたりをちゃんと詰めておかないと、せっかく期待して観ていた鉄道系視聴者に「…しょせんはラノベクオリティかぁ…」と見放されてしまう結果となってしまうかと。
アニメスタッフにこだわりがあれば、例え原作者が少々トンデモ話を書いていてもそこはうまく辻褄を合わせてくれるのですが、…でも、だからと言って「ヤマト」に対する「ヤマト2199」並みに改変してしまうと、今度は原作ファンが黙っていない…かナ…?
レス (きつねのるーと)
2014-09-23 02:36:03
いやぁ~確かにブレーカーが落ちちゃうのを、落ちてしまう原因も判らないのに固着して解決!ってのは安全上、かなり問題の有る対処ですよね~。

まぁ鉄道技術に関する知識ってミリタリーと違ってアンマリ知られていない事が多いので…その上、アニメ業界に親しい鉄道技術系のメカニカルアドバイザー的な人物が居ないってのも大きいかもですね。キツネレベルなら居るかも知れないですけれども、それでは原作者が兼ねて行うのでもアンマリ変わらないですしね。いちおう、ガスタービン試作車に振り子機能が搭載されているのはキツネも把握してますけれども、アレ、エンジンの強烈な回転トルクで振り子が常に傾いてしまうという現象を解決出来ずに採用が中止された経緯も有るですよ。ガスタービンエンジンでなくても普通のディーゼルエンジンの回転トルクでも振り子が傾くくらいなので、それよりも回転数が多いガスタービンエンジンじゃもう制御不能レベルだったんじゃないかと。

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