こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生はあっという間だな、あと少しの間どうやって生きよう

STAP細胞論文と朝日新聞の従軍慰安婦報道の共通点(結)

2014年09月15日 | 日々思うこと、考えること

先週一週間、パリであった学会出張のため、記事はその前から書き溜めておいたものをのせた。この、『STAP細胞論文と朝日新聞の従軍慰安婦報道の共通点』は一連の流れが同じ点だということでテーマにしてみたのだが、どうだっただろう。

そして、学会出張で日本にいない間についに、朝日新聞が謝罪記事を掲載した。

従軍慰安婦に関する問題だけだと思っていたら、福島第二原発でも、テキトーな記事を載せていたという。

開いた口が塞がらない。レベルの低い記者が書いた記事を、レベルの低い編集者が記事を掲載する。そんな新聞に成り下がっていたのだろう。そんな新聞を取っていて、いまだ解約できないでいる自分が、情けなくなる。

 

謝ればいいという問題ではない。だが、朝日新聞は最低限のことだけはと、最後の最後に謝罪することにしたのだろう。

この先、この新聞がどのような方向を向いて、どう進んでいくのかわからない。だが、それは会社としての朝日新聞の話しだ。

失われた日本の誇りは一体どうしてくれるのだろう。

STAP細胞論文については、この先ドンドンうやむやになっていくだろう。テキトーなデータを出したユニットリーダー氏に責任をとる力は無いし、責任を取ったところで、世界的権威者のうち一人が自殺し、一人がその職を辞したとなれば、もう彼女は何をしても始まらない。取り返しのつかないことをしてしまったのだ。

人間誰しも、誤りはある。

この二つの出来事は、そのことを認め、謝るタイミングを逸したということであまりにも共通していた。

 

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
面白いブログです (行列のできる翻訳家より)
2014-09-17 23:54:31
さすがドクターのブログはレベルが高く面白いです。時々拝見させてください。僕も朝日新聞ですが、朝日のような新聞がないといけないような気がします。
悩ましいところです。 (コロ健 to 行列のできる翻訳家さん)
2014-09-18 21:27:37
朝日新聞をこのまま購読するのか、やめるか。悩ましいところです。本当のところは別にもう一紙読むのがいいのでしょうけど。
お久しぶりでございます (KEIKO)
2014-09-20 09:14:35
コロ健先生、おはようございます。
大学時代、N先生は授業中に「近所の人に『朝日新聞もわるくはないが、もっといい新聞がありますよ』と婉曲に、他紙を勧めなさい」と私見を言っていました。(産経新聞社から著書をたくさん出している先生でしたから、朝日新聞とは正反対の立ち位置だったのでしょう。)N先生の授業中での発言の是非はともかく、今回のことで朝日新聞は大きく値打ちを下げて、残念ですね。

追伸・・コロ健先生は「もう年だから」「年のせいで」という言葉をブログの中で書かれておられますが、
そのたびに「還暦過ぎた私はどうしましょう」と、思案してしまいます。
まだまだ (コロ健 to KEIKOさん)
2014-09-20 19:23:05
KEIKOさん、お久しぶりです。
体力の衰えは仕方ありませんが、気力まで衰えさせてはいけませんね。はげましていただきました、ありがとうございます。コロ健もまだまだ頑張っていきます。
朝日のことは、そのうち書きます。

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