こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

あのとき以来の広島行

2014年04月23日 | 日々思うこと、考えること
~第1章 出発前の意地悪な会話~
夕焼けに向かって走る新幹線のぞみに乗った。
前回、某学会で広島に行ったのは一昨年の秋だった。その時以来新幹線が嫌いになってしまったが、今回は途中で立ち往生なんてことはあってほしくない。



私の新幹線嫌い、というか飛行機嫌いを話すと、「私も好きではありません」などと言いながら、みんなでいろいろ話し出す。
「広島、遠くていやですよね」と、私と同様今回の広島の病理学会に参加する病理医は異口同音に言う。広島空港から市街地まで1時間近くかかると聞くと新幹線で行くのも同じぐらいなもので、結局新幹線にした。

事前の話で困るパターンがいくつかある。
その一つが、時間を告げられること。
「広島まで東京からだと4時間ですよね」と言われると、『横須賀線で鎌倉東京2往復か』とすぐに換算してしまう。
「先生、この間、神戸往復して、それよりずっとありますから大変ですよね」
などと、余計なことを思い出させてくるのもいた。この間も新大阪に着くまでに尻が痛くなって、まだその感触が消えないでいる。
「寝るしか無いけど、2時間寝てから目が覚めてもあと2時間」などという奴もいた。よくも、そんなことを考えるものだ。これはけっこうキツイ言い方だ。下手に寝てもうまくいかない、というか寝覚めが悪い。

いろいろ考えているうちに、『4時間近く新幹線に缶詰め。途中下車不可』という結論に達した。
最悪である。今朝など、新大阪でいったん新幹線を乗り換えるようにしておけば良かったと後悔した。それか、京都で一泊とかもよかった。
こんな文章をまだ、富士山を横目に見ながら書いているのだから無謀な話である。例の掛川駅あたりでフラッシュバックが起こったりしなければいいのだが。

ちなみに、この時点で出発してからたったの30分しか経っていない。あと、3時間半残っている。



~第2章 途中下車はしなくても大丈夫だった~

快調である。そろそろ新大阪。広島まであと1時間半だ。
ここまで、書き溜めていた記事を整理していたらあっという間に京都を過ぎていた。毎日、記事1本を書いているが、それぞれにけっこうな時間を費やしているということがわかる。果たして、私のこんなブログにそのような時間をかける価値があるのかと、妙な疑問が浮かんでくる。だが、古来、日記などというもの、自分のために書いているもの、その時々に感じたあれこれを残しておくこと自体は意味がある。

そんなことはさておき、新幹線は怖くなかった。
以前、掛川駅で閉じ込められたときにはこの世の終わりかとさえ思ったが、これなら博多までだって行けそうだ。実際以前は平気だった。
あの、掛川駅での立ち往生さえ無ければこんな症状がおこるようにはならなかったのに、と思うと、あの日の大雨が恨めしい。

~第3章 あと一息、というところで~

岡山までたどり着いた。これで、広島まであと一駅、30分である。

ところがここで、特急因幡号が遅れたとの車内アナウンス。
待ち合わせのため発車が遅れるという。

ついに来た。と一瞬思ったのだが、それよりも「このことを記事にしなくては!」という意識が先に立った。今のこの焦燥感を記事にしなくてはならない。
などと思って、最後の章を書きはじめたら、2分の遅れで出発してしまった。

もう、広島までそんなに時間は残っていない。というか、こんなもので4時間半、悩んでいる暇もなく過ぎてしまったかと思うと、少しホッとした。
あとは、ホテルに無線LANが完備されてさえいれば、問題ない。



~第4章 広島着~

広島には、無事着いた。日曜日にWOWOWで観た仁義無き戦いを思い出す。

東京では、銀座がすごいことになっていると、妻がラインに入れてきた。安倍総理とオバマ大統領の寿司屋行のせいだろう。私は、東京を既に遠く離れてしまっている。オバマ大統領、忙しいようで、今回は鎌倉に来る暇はとてもなさそうだ。

結局、新幹線の中ではこんきものことばかりやっていた。今日の記事を投稿したら、プログラムを開いて明日の予定を立てよう。
おっと、その前にシャワーを浴びて、ビールを飲んで、と。


 今夜から3泊
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2 コメント

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お疲れ様です。奥様と仲良しですね。 (Unknown)
2014-04-24 00:14:16
分かります。私も元々、高所恐怖症なのに…「皆で観覧車乗ろう」って言われて渋々乗ったら停止しました(大汗)時計と睨めっこ(涙)変な汗を感じ(大汗)30分位経過して動いた時は地上にはやく足を着けたくて扉が開くと同時に出ました。停止中、子供と主人は「綺麗。眺めは良いしラッキー」って言ってました(苦笑)
それは、お気の毒に (コロ健)
2014-04-24 00:57:53
30分ですか、それはつらかったでしょうね。
平気な人(ご主人とお子様)って、いるんですよね。口では『大変』なんて言ってても、全然平気。
今回の広島行はそう言う意味で、自信になりました。でも、事故では・・・。

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