こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生はあっという間だな、あと少しの間どうやって生きよう

一手間かける人生

2016年10月07日 | 生き方について考える

ドアを開けっ放しにして部屋を出てくる、ゴミ箱に放り入れたつもりの紙くずがヘリに当たって落ちたのをそのままにする、本棚に本を戻すのが面倒で出しっ放しにする、そういう場面はとても多い。
そのとき、「あ、いけない」と思っても、すぐに
「まあ、いいか」とほったらかしにしてその場を離れてしまう。
そんなことをするたび小さなストレスが蓄積されている。なぜなら、そのままにしていたら、埃は入るし、ゴミは散らかり、机はあっというに埋まる。そんな当たり前のことがわかっているからだ。
もしかしたら誰かが、ドアを閉めて、ゴミを拾って捨てて、部屋の整理をしてくれるのかもしれない。けれどその誰かに対して、劣等感を持つこととなる。




ただでさえストレスの多い世の中なのに、さらに余計なストレスを自分で作って、抱え込んでいく。蓄積されたストレスは心の中に澱のように溜まっていって、ヌメヌメと心の窓にへばりついて、汚していく。
だから、一つ一つのことを丁寧に片付けていく、人生のちいさな局面の一つ一つに一手間かけて、そうならないようにしたい。
ドアを閉めて回ったり、ゴミを拾い歩いたり、誰かの机の上まで整理することはできないが、せめて自分のことだけはきちんと始末をつけたい。数秒の決心でその都度無用なストレスから解放される。そう心がけて日々を送っていきたい。

 面倒くさがらない

 

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