村上春樹の新作、騎士団長殺し、まだ読み始めたばかりだけど、読んでいるうち「なぜ、こう、いつもいつも(村上春樹の世界に)ハマってしまうのか」と思う。
作品を読み、その世界に入りこみながら、少し引いたところでそんなことを考えるのだ。
今朝、職場まで歩きながら気がついたことが一つあった。ハマってしまう魅力の一つが登場人物の誰もが目ヂカラを持っているからだということ。みんな意思があって、考えていることは分からなくても、何かを考えているということはわかる。だから、こんな人たちの中で生きていけたら楽しいだろうなと思う。
そして、村上春樹の作品には、そんな世界に入らせてくれるという楽しみがある。
まだ全体の2割ぐらいまでしか読んでいないけど、今作は焦らずゆっくりと読むつもりだ。もっともっとゆっくりしてもいい気がする。1Q84の時は結構読み急いで損をしたような気がしていた。結末を知りたいと先を急ぐよりは、少しでもこの世界にとどまっていたい。
聖地にでも行ってみるか