人は「自分が幸せになりたい」

という利己的な思いと

「誰かを幸せにしたい」

という利他的な感情を併せ持っています。

親が子どもへ愛情をかけたり、、

上司が部下を見守ったり、

先輩が後輩にアドバイスしたり、

先生が生徒に教えたり…

これらの根底には“相手の幸せを思う気持ち”

があるからではないでしょうか？

思いの強さは人によって違いますが、

このように多かれ少なかれ誰もが“自分だけ”でなく

「相手を幸せにしたい」という思いを持っているものです。

ここで大切になってくるのが利己と利他のバランスです。

自分が幸せになりたいという気持ちが強すぎて

「他人はどうなってもいい」

という考えではあまりバランスが良いとは言えませんね。

逆に自分の幸せそっちのけで

“相手の幸せばかり”考えるのもどうでしょう？

「自分を犠牲にしてでも誰かのために！」

と一生懸命に尽くしてきた結果、

自分の思いが報われなかったら…

相手を責めたり

「自分の人生はなんだったんだろう…」

と空しい気持ちになってしまうかもしれません。

そうならないためにも、やはりバランスが大切です。

これは何も「利他的な思いを捨てろ」

と言っているのではありませんよ。

無意識のうちに利他的な愛情に縛られたり、

逃げたりしていないかを考えてみてほしいのです。

知らず知らずバランスを崩して依存してしまうと

今の幸せを見失ってしまうかもしれません。

だからそうならないためにも、

利己的な幸せと利他的な幸せのバランスを取って、

自分の幸せも相手の幸せも大切にしていきましょうね。

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