昨日は湖水地方にて、1日研修であった。
電車で行きたかったのであるが、店長から「会社がレンタカーを借りるから、それで行って」と言われた。

往復3時間の運転がしんどいから電車で行きたかったのであるが、不運にも先週からバイトで入って来た女の子エミリーも連れて行かねばならず、その子を拾ってから行くハメになった。
エミリーは運転免許を1か月前に取ったばかり。
しかも学科試験に7回落ちていて、路上テストは4回目で合格するも、駐車場に車が入れられない。
高速道路は1回しか運転したことがないので、安全面から私が運転する事になった。

学生のエミリーは、助手席で終始不機嫌。
「私社員でもないし、たかだか週4時間しかバイトせーへんのに、何で研修とかあるわけ?」と怒っていた。
まあ、そう思えなくもないわな・・

そのうち暇になったエミリーは、携帯で彼氏に連絡。
到着するまで私はただの運転手状態。
若いからだろか・・人に運転してもらって気を使えとは言わないが、何とも理解に苦しいのであった。

私は女子高、女子大であった。
女子高の女は、同級生とは付き合う事は少なく、たいていは大学生や社会人という子達も多かったのである。
その中で、神戸のボンボン大学に行っている彼を持つ、吉田という女子がいた。

吉田さんは「男の車に乗ったら、助手席では絶対に彼に気を使う事。寝るなんて論外。ガムは鞄に入れときや!飲み物もサっと渡す事。特に遠出した時は、話続けてあげるのが、女として必須」と教えてくれた。
あの時、吉田さんは16歳。
しかし今なお、私は吉田さん流を通している。

研修のはじめ、「携帯は電源を切っておいてください」と言われたが、その研修する女がチラチラ携帯をいじる。
研修を受けている女子たちも、机の下で何やら携帯をいじり、トイレに行くときも持参する。
ネット依存なる言葉があるが、これは単なるマナーの無さと思えて仕方ない。

6時間に及ぶ研修を終え、大雨と雹が降る中、車で帰る事になった。
助手席のシートをガーンと倒し、「着いたら起こして」と言い、そのままエミリーは寝てしまった。

この子も、いつしか磨かれたレディーになっていくのだろうか・・
エミリーを家の前で降ろし、社内でエミリーが食べたサンドイッチとポテトチップスのゴミ、コーラのペットボトルを拾う私は、随分と角が取れたな・・と思うのである。
改めて、我が子にだけは、自分のゴミは自分で捨てるという事を教えて行こうと強く思う日であた。

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