今週は息子の誕生日会を含み、実に4回の誕生日パーティが連続している。こういう機会は子供観察に絶好のチャンスである。
我が子がどんな風に誰と遊ぶのか、またどの親が子供をちゃんと見ているか否か、これがすぐに分かる。


イギリスで子育てしてから知ったのであるが、この「ソフトプレイ」という遊技場は子供に取って最高の場所ではないかと思う。
がしかし、ひとたび目を離すとどこの誰とも分からない子供から殴られたりする事もあり、私はパパラッチの如く、我が子から絶対に目を話す事はない。

ここ4回ほど見ていると、息子の幼稚園のクラスの1人の男の子がかなり集中的に頬を叩かれたり、押されたりしており、それをする子も1人、私の中で限定された。その押し倒された子のお腹を何度も何度もヤクザ映画さながらに蹴る男の子が別にいて、驚く事にこれをされている側としている側の3人の母親は全くこれに気付いていない。

頬を殴られ蹴られ、押し倒されている男には言語障害があるため、母親は訴えが分からないのだろうか・・とも考えたが、先日、私に「ウォーター(お水)」と言った言葉を私は理解できたので、そんなハズはなかろうとも思うが・・

先日、うちの息子の誕生会に来てくれた、とある男の子の母親は、うちの息子が通う幼稚園と学校関係者なら知らない人はいないと言う程にモンスター化した母親で、変わり者と攻撃性が入り混じった人で有名な人である。
幼稚園関係者からは「近寄るなかれ」と言われる人なので、私はいつも警戒しながら距離を置いている。

この人から息子にと頂いたプレゼントは、その男の子とお揃いのリュック、パーカー、帽子、本であった。
何と言うか・・・何故にペアルックをくれるのか・・・と思った私。
妙な感じがした。

そんな中、今日のパーティで私は気が付いたのであるが、この男の子には歩行障害があるため、ソフトプレイの2階に上がる事が出来ず、1階でのみ遊ぶしかできない。
そのため、他のお友達はこの子に付き合ってやることは出来ず、1人で床に座りこんで遊ぶか、乳幼児用の足で移動する車に乗って遊ぶ事になる。
それを唯一、時折うちの息子だけがちょっと立ち止まって声をかける様子が見られた。
その母親から「幼稚園の先生から、唯一一緒に遊んでいる友達が、おたくのお子さんであると聞いたんです」と声をかけられた。
恐らく、それが嬉しくてペアルックをくれたのではないかと推測される。

それを踏まえて今後は色んな付き合い方を考えねばならない。
何とも難しい、この母親同士の距離感であるが、私には「英語が分からん振りが出来る」という特技があるので、そんなに巻き込まれることは無いと願う。

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