牛ミンチを500g計画性無く買ったので、どないしようか・・と考えていた。
先週はコロッケにしたし、そもそも買っておいて何であるが、コロッケ以外のミンチ料理があまり好きではないため、ハンバーグも作らない・・・
ネットで「牛ミンチ」と検索しているうち、「ドリア」に行きついた。
100年振りに聞いた、ドリア・・
ドリアなど、最後に食べたのは恐らく学生時代のファミレスだったと思う。
あの頃、ファミレスで「ドリア」を食す女は多かった。

しかしながら、家で作るという事もなかった。
忘れてしまいがちな「ドリア」を思い出し、私は久しぶりにドリア食べてみようと思ったのである。

さて全てを仕込み、オーブンに入れ、出来上がり寸前になり義母が突然やって来た。
何で夕飯時に来んねんな・・

義母は「冷蔵庫にバターが3個あるから2個持って来たの。あなたバター好きでしょう?」と言い、よりによって2キロのバターを2個持って来た。
有難いが、絶対に義母の方がバター好きや思うけどな・・

義母のキッチンには2個の冷蔵庫がある。
その2個の冷蔵庫に何が入っているのか把握せずに買い物に行くため、帰宅して冷蔵庫を開けたらめっちゃ買い置きがあった・・という事になるのではないかと、私は考えている。
そのため、自分の冷蔵庫に入らない物、買い過ぎた物はうちに持って来るのである。
時に有難く、時に迷惑であるが、日々感謝・・しといたら上手く行くのさ、嫁姑関係・・

さてオーブンがチンとなり、ドリアを出した。
義母は奇妙な顔で覗きこみ、「ラザニア?」と聞いた。
「いえ、ドリアです」と言った私。
義母は「は?何?」と聞き返し、私は「ドリア」を以降5回言わされる事になる。

ドリアを英語風に言おうとしても、ドリアのドを強調すべきか、リを強調すべきか・・・結局、ドリアなどという食べ物が無いココの人に「ドリアです」と英語風に言うたとて、通じへんもんは通じへん。

義母に「ラザニアのご飯版です」と説明すると、義母は「気持ち悪いわ」と言った。
ラザニアがイタリア料理として、このご飯版を考えたのは日本人なんだろうか・・ドリアの由来など知らんが、和製である事には違いないと推測される。

義母に「食べてみますか?」と答えを承知で聞いたが、「結構よ、胸やけしそうだから帰る」と言い、そのまま帰って行った。
イギリス料理の方が胸焼け料理、多いでっせー!!とは言えず・・・

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