職場の売り場でレジをやっていた時の事。
オッサンが商品を持って来た。
合計で55ポンドであったが、オッサンはカードで支払おうとした。
が、2度試しても使えない。
オッサンは「何でや!」と言った。
私は「理由は私達に知らされる事はありませんので理由は分りませんが、銀行に確認される方が良いかもしれません。理由は分りませんが、このカードは使えないようです」と説明した。

オッサンは自分の全てのカードの暗証番号を携帯に入れているようで、それを見ながら今度は別のカードで支払おうとした。
オッサンは「今度は間違いない!!」と言った。
がしかし、今度に至っては「暗証番号違い」とレジの画面に表示された。

私は「暗証番号が違うと表示されています」と説明。
オッサンは苛立ち「お前に俺の暗証番号の何が分かるんや!!」と怒鳴った。
私は「レジの画面にそう出ておりますので、ご確認下さればと思いお伝えしました」と言った。
オッサンは「ほな、何で1枚目の時は理由が分からんと、この2枚目の時だけ暗証暗号が違うて言うねん!!」と怒る。

私は「1枚目の時は恐らく暗証番号間違いではない理由であると考えられます。2枚目のは明らかなる暗証番号違いであるため、そのようにレジで表示されているものと思います」と説明。
オッサンは「俺はこのカードを4年も使とる。お前にごちゃごちゃ言われたくない」と怒った。

結局、オッサンは「現金を降ろしてくるから、ATMの場所を言え」と言ってきた。
現金を降ろして来たオッサンはレジに戻ってくるなり「俺のカードで現金が引き出せたぞ!!何で同じカードでこの店のレジで使えず、ATMで使えんねん!オカシイやろ!!お前らのレジか機械が悪いんじゃ!!俺に恥をかかせた詫びをしてもらわな納得行かん!!マネージャーを呼んで謝罪を求める!」と言い出した。

私はATMとカード機では通るシステムが違うと説明、しかしオッサンは「よくも俺に暗証番号が違うなど言うたな!」激怒。
私は店長を呼ぶしかなかった。

店長は電話会議中であったが、「めんどいオッサンが呼んでます」とメモに書き、理由を簡単に伝えて店長はオッサンの前に出た。

オッサンはふんぞり返り、私がオッサンに恥をかかせた事にまず謝罪を求めた。
店長は「ATMとレジではシステムが違うため、全く別ものと考えて欲しい。残高があれば現金は引き出せるが、カード使用の場合はカード会社の審査に沿っての判断であるから、その上で、使えなかったカードに関しては念のため銀行に確認される事をお勧め致します。うちのレジで使えなかった事に関しては詫びますが、彼女(私の事)がアナタに暗証番号が間違っていると伝えたのは、それが事実であり、レジの画面に表示されたからです。沢山のカードを持っている方などは、特に暗証暗号をごっちゃにして覚えておられたりするため、お気づき頂くためにお伝えしなければならないのです」と説明。

しかし、オッサンは「せやからATMで使えたんやから、使えるんや!お前の店のレジが悪いんや」と尚も怒鳴る。
奥さん、成人した息子と娘も理解できないのか、ポカンとそれを聞いている。

何と説明しようか・・途方にくれた店長。
とにかく「機械をチェックしろと言うのならしますが、今朝から何の問題も無い。あなたの前に200人近いお客様がカードを使用されているが、問題は無かった」と説明。
この説明にオッサンは更に激怒した。
オッサンは「嘘を言うなー!!」とテーブルを叩いた。

店長はカード機を開け、正常に動いているか否かの確認をオッサンの前でした。
店長は「正常です。うちのレジとカード機に問題はありません。だからと言って、あなたのカードに問題があるとは言っていない。ただ、使えなかったのは事実であるから、その理由を知りたいのならば、銀行にお尋ね頂くしか方法がないんです」と言った。

オッサンは「ハ!カード機を開けて問題ないと言うが、嘘かも知らんやろ!」と言い出した。
オッサンは「俺がカード機を見る」と言い出した。
オッサンに何が分かんねんな・・ATMの違いも分からんのに・・
オッサンはカード機をパカっと開けて閉じた。
何も分からんねやん!

店長は「私はこれ以上お伝えする事が出来ない。それ以上の答えを求めるならば、本社に言うなり何なりお任せする」と言った。
オッサンは「ただ俺に恥をかかせた、この女を許せない事に対する謝罪を求めるだけや。俺が言いたいのは、ちゃんとカード機の点検せーよと言うことや!」と言った。
せやからカード機の点検、今やったがな!!
アホかオッサン、二度と来んな・・
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