サブブランドの強さが一目瞭然・・・

 

INTERNET Watchの記事に、 時間別やサイト別の速度低下も一目瞭然、格安SIM26枚の通信速度を自動測定するアプリ てのがありました。

 

格安SIM26枚の通信速度を自動的に測定し、公開するウェブアプリが登場したそうです。記事によると・・・

 

これはサイト「格安SIMとスマホ比較」が作成したもので、格安SIM26枚について、ファイルのダウンロード速度や、YouTubeやTwitter、Instagramなど特定サイトの読み込み速度を自動的に測定し、グラフ化して公開している。グラフは日ベースおよび週ベースで切り替えることができ、お昼休みや夕方の速度の低下が一目瞭然であるほか、特定サイトにアクセスした際はあからさまに速度が遅いなどの傾向も見て取れるのが面白い。

 

だそうです。この手の比較サイトは数多ありますけど、このサイトは26社という数の多さが魅力ですね。

 

サイトをご覧いただければ一目瞭然なのですが、MVNO各社が差の大小はあれど通勤時間帯と昼休み及びゴールデンタイムにガクッと速度が落ちる傾向にあるのに対して、サブブランドUQモバイルワイモバイルに関しては、全時間帯において大きな落ち込みがなく安定して通信できていることが分かります。

 

総務省が開催する有識者会合「モバイル市場の公正競争促進に関する検討会」の第2回及び第3回会合において、この件に関してMVNO側、サブブランド側、MNO側から異論反論が出ましたけど、素人目に見る限りやはりサブブランドのあの料金でこの速度はありえないと思いますね。

 

サブブランド側は昼に速いのはそれなりの帯域を用意しているからというような反論があったようですが、ではどのくらいの帯域を用意しているのかの言及はありませんでした。そこは開示すべきだと思いますけどねぇ。

 

ただ、ユーザー側にとって見れば、純粋なMVNOより多少高いとは言え、これだけ安定して通信できることや、通話料金の定額化などMVNOでは到底実現できないであろう施策を用意していることからもサブブランドの優位性は揺るがないものと考えます。

 

中の人が、いわゆる格安SIMに変えたいとご相談を受けた場合に、まずはUQかワイモバイルをお薦めするのも上記のような状況があるからです。

 

では、どういった方にMVNOをお薦めするかと言えば、速度を求めない使い方の方です。動画を見ない、ストリーミングをしない、電話を掛けない、通信はメールとSNSとウェブ閲覧のみでデータオフロードを積極的に活用できる人が該当します。主な利用層としてはビジネスユーザーですかね。

 

なので、上記とは真逆の利用方法の方は、MVNOに移行してしまうとナキを見ますので、少しでも安くしたいということであればサブブランドをお薦めします。

 

MVNOとサブブランドの抗争はまだ続くと思いますけど、公平・公正で透明感のある競争を期待したいですね。