私のクラスのIくんは、自閉症の子供の中でもズバ抜けた天才肌。  



ご両親の国籍は存じませんが、お母さんはヨーロッパ系で、お父さんはインド系。お父さんはアメリカ人かカナダ人みたいなアクセントの大変流暢な英語を話されます。



しかし、就労ビザでアメリカにいらっしゃるので、アメリカ人ではない…



なぜ私がそんな事知ってるかっていうと、去年の秋の個人父兄懇談で、「只今別居中で離婚に向けて動いている」と言われ、その時にビザの話になったのです。(私は聞いてはないですが、お母さんが勝手にペラペラしゃべった)



私としては細かいことはどうでもいいんですが、Iくんがどちらに引き取られるかによって色々状況が変わってくるので、そこだけ質問させていただきました。(私も移民なので、そこんとこ少しは詳しい)




要は、お母さんと子供達は、就労ビザでアメリカに入ったお父さんの家族としてアメリカにいるわけで、離婚になるとお母さんは確実にアメリカにはいれなくなる。ってこと。





まぁ現政権に代わってからは、益々この辺複雑になりそうです、また大統領令出しやがったしムカムカ




そしたら、まだその辺考えてなかったようで、お母さんがお父さんに

「やっぱ私…よねぇ?」

って…


その時点で、まだ離婚するしないで話し合ってるだけで、詳細は決まっていない、つまり離婚しないこともありえるし、障がいを持つ子供のためにも是非離婚は回避していただきたいと願わずにはいられませんでした。




で、これは以前の記事にも書きましたが、お母さんが私のクラスを見学して支援の仕方を学びたいと言い出し…




見学は30分のみですし、ボランティアなら私の一存では決めれないので、校長に聞いてみるとは伝えました。



なんせ他の子のプライバシーの問題とかあるので(その辺私的にも疑問)、見学は校長同伴でなければいけないのです。(なのになぜボランティアはOK?)




が、お母さんも何もそれ以上聞いてこられないし、私も進路指導で忙しく、尚且つ夫婦仲が戻ってればいいなと淡い期待を抱きつつ時は流れ…




春休み前にお母さんからメールがアセアセ




「やはり来年度は、親戚のいるカナダに子供と移住しようと思うのですが、カナダの特別支援はアメリカとは違うみたいで…

だから移住までに特別支援の勉強がしたいので、先生がどのようなクラスを取ってどのような資格を取得したのか教えて下さい」



とのこと。



そして最後が問題。



「このことは、子供達の父親にはまだ話していませんので、くれぐれも内密に…」




って!




ちょっとお母さん、勝手すぎません?



子供達の父親に内緒で子供達の未来を左右する問題を1人で決めようとしてること。



なんせ子煩悩なお父さんなんで、今別居中といっても近所に住んでるぐらいです。だからこそ親子が離れ離れにならざるを得ない、国境を挟んだ離婚だけは回避してほしかった。



そして。



まだ決まってもないことを、長年の友達でもない私に漏らさないでほしいかった!




ちゃんとお父さんと話し合われるとは思いますが、お母さんはハーグ条約をご存知なのだろうか?



以下外務省ホームページより下矢印



ハーグ条約は,国境を越えた子どもの不法な連れ去り(例:一方の親の同意なく子どもを元の居住国から出国させること)や留置(例:一方の親の同意を得て一時帰国後,約束の期限を過ぎても子どもを元の居住国に戻さないこと)をめぐる紛争に対応するための国際的な枠組みとして,子どもを元の居住国に返還するための手続や国境を越えた親子の面会交流の実現のための締約国間の協力等について定めた条約です(2017年3月現在,日本を含めた96か国が締約国)。




これに引っかかるような問題に発展しないことを願います…




っていうか、あのお母さんいい人そうだけど、なんか軽いわ〜、色んな意味で…滝汗



正直、お父さんの方が落ち着いてるし、躾や指導に関してもお母さんの方が感情的過ぎて一貫性もないみたいなので、お父さんの近くにいてほしいなぁっていうのが本音真顔




ただでさえ変化が苦手な自閉症の子供。




大好きなお父さんと離れ離れになることで、ストレスから二次障がいという事態もありえますから…






よろしかったらクリックしていってくださいウシシ

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村 


人気ブログランキングへ

 ありがとうございますニコ